龍馬伝 第2回 龍馬伝 第7回
ハゲ専、老け専だと若い人よりも年配の、渋い俳優さんやタレントさんが好きだと訃報に接する機会が圧倒的に多くなるのが悲しいところだ。しかしついこの間まで「アタック25」(4月10日放映分)の司会されていたというのだから、あまりにも突然過ぎる。

 児玉清さん死去、77歳 「アタック25」など司会(朝日新聞)

「67年にフリーとなってからはテレビを中心に活躍、「ありがとう」などのホームドラマに多く出演した。「白い巨塔」(78年)では正義感に満ちた弁護士役を好演。近年も「HERO」の次席検事役、「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の救命センター部長役、大河ドラマ「龍馬伝」の龍馬の父親役などで存在感を示した」(朝日新聞より)

「HERO」(2001年、フジテレビ)で型破りな検事・久利生(木村拓哉)を常に温かく見守る鍋島利光役や、「鹿男あをによし」(2008年、フジテレビ)のリチャードもよかったけど、「龍馬伝」のとーちゃん役は本当によかった。「龍馬伝」は配役がどの役もどの役者さんも本当によかったけれど、特に龍馬(福山雅治)の父親・坂本八平役の児玉さんがしみじみよかった。弊ブログでは去年の「龍馬伝 第7回」の感想でこんな風に書いている(2010年02月15日「龍馬伝 第7回「遥かなるヌーヨーカ」」)。

「今回は土佐に戻った龍馬(福山雅治)ののびのびとした様子とほのぼのな坂本一家の「龍馬伝」中最高齢である坂本父(児玉清)がじっくりと描かれた訳ですが、カメラがまたいいですね。説明的に人や物の動きを撮っていくのではなく登場人物の心の動きや状況の移り変わりをきちんと押さえています。だから最後の海辺の坂本一家の場面でも、自分の夢を語る龍馬を映すのではなく、龍馬を見守る坂本父をじーーっと映すんですね。映画「ハゲタカ」のラスト近くの古谷社長(遠藤憲一)最後通告場面を思い出しちゃったよ。龍馬の根底には、争うことなく人を動かす事ができるという事を命をかけて教えてくれた母(草刈民代)と、この父の暖かい眼差しがある。貧乏のどん底で這い上がろうと足掻く弥太郎や、幼い頃に父母を亡くして多分婆さま(菅井きん)に厳しく育てられ常に自分を抑え律しながら生きてきた半平太(←あくまでも推定)とは違って、愛されてきた者が持つ素直さや柔軟さがきちんと描かれているもんね」

懐かしい……。しかし今Wikipediaを見たら「水前寺清子主演の『ありがとう』で一躍人気を得て、以後ホームドラマなどで大活躍する。しかし、テレビドラマも機器の向上と演出方法の変化によりカット割りが多くなり、通しでの演技ができなくなったことから徐々に仕事を減らすようになった」って書いてあるのね。もしかして児玉さんにとってもカット割が少なくて通しでの撮影が多い「龍馬伝」は演じがいがあった作品となったのではないだろうか。

「この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん。使い切って…、生涯を終えるがじゃ」(坂本八平)

寂しいことです。心より、ご冥福をお祈り致します。
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テーマ:ドラマ・映画
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
今日の「天声人語」の『(児玉清さんは)役者の自己陶酔とは無縁だった。』に続く一文は、この人が驕ることなく冷静に自分を分析できる人だったということを証明していて、更に魅力が増すエピソードだったなぁ。
まだまだ活躍していただけるものと思っていたので、とても残念です。

それにしても、ちょっとばかし常連の平均年齢が高めのこのcafeでも、「ありがとう」時代の児玉清を知っているのは、tsumireさんとわたしとoha~さん、それにTARAKOさんとBOOKOさんくらいか?(あ、違ってたらごめんなさい!殴らないでーーっ!)

P.S.

奥様、某映画のエキストラの件、ババアは門前払いだったとのこと。ちえっ!
まぁいいわ。奥様の銀幕デビューは、大友さんの監督作品でいくから。(マネージャーか)
今週末の探検隊、皆様で傷をなめあってきてくださいませ。

そして八方手を尽くして、「世にも奇妙な物語」を見てみて。(わたしんちのDVDは時代遅れのブツなので、ダビングテン対応じゃないんだよー(泣)そうじなきゃ、とっくにお宅に送りつけてたのになぁ………)
2011/05/19(Thu) 21:48 | URL | suika | 【編集
>この人が驕ることなく冷静に自分を分析できる人だったということを証明していて、更に魅力が増すエピソードだったなぁ。

天声人語はまだ読んでないけど、先ほど流れて来たtwitterでは「児玉清さんから聞いたのだが、毎回、アタック25の収録時、児玉さんはスタッフを全員、スタジオのお客様に紹介した。「そんなこと普通しませんよ」「え、だってご紹介しないとおかしいでしょ」ちょっと感動した。画面と同じ方というよりそれ以上の方だった」(@kimikazu5uetake)というのがあって、へぇーーーーーーーっ!と思ったばかりだよ。

>それにしても、ちょっとばかし常連の平均年齢が高めのこのcafeでも、「ありがとう」時代の児玉清を知っているのは

「ありがとう」、再放送するってよ(っつーか、今ずっと再放送中? 番組表みてもみのもんたの朝ズバになっているんだけど)
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0013.html
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0257.html

他にも
5月22日(日)「パネルクイズ アタック25」追悼特集
http://mainichi.jp/select/today/news/20110520k0000m040027000c.html
5月29日(日)10:05~NHK総合「大河ドラマ龍馬伝 第7回「遥かなるヌーヨーカ」」
http://twitter.com/#!/nhk_hensei/status/71168403297148928
5月20日(金)午前10:05~10:55 ラジオ第1「ラジオビタミン 児玉清さんを偲んで」
http://twitter.com/#!/nhk_hensei/status/71183550615007232

>奥様、某映画のエキストラの件、ババアは門前払いだったとのこと。

野郎ばかりのガッツリしたドラマとかそれに類するバラエティを好きな限り、わしらの出番はないっつーことよ。

>今週末の探検隊、皆様で傷をなめあってきてくださいませ。

ほほほ、土曜日は廃病人数名が日比谷公園でクダ蒔いていると思いますが(集合場所は日比谷公会堂の鷲津階段で♪)、でもさー、私土曜日は子どもの中学校の運動会で、PTAの広報担当だから朝早くから集合して写真撮影をしなくちゃならないのよ。だから夕方にはもうすっかり疲れてて、酒なんか飲んだらとたんに寝ちゃうかもなー。

>わたしんちのDVDは時代遅れのブツなので

うちはもっと時代遅れのうえに壊れかけなので、ヨソ様からいただいたDVDを再生出来ない事がしょっちゅうなのだー。ま、「世にも」はDVD化されたらtsutayaで借りて見てみるよ。
2011/05/20(Fri) 02:32 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
ええっと「ありがとう」を再放送するのは
CSのTBSチャンネルでございます。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000003065.html

地上波のTBSとはちがうんですよね。
紛らわしいというか。

「ありがとう」ってチーターと石坂浩二が
出ていたことくらいしかおぼえていないですねー。
あ、でもひとつだけ強烈に覚えているエピソードがありまして、
御祝儀袋にお金を入れそこなってしかもそのお札を本の間に
挟んでしまって忘れてしまい御祝儀を受け取った側が
御祝儀袋が空っぽだった事を言うかどうか困ってしまうと
いうようなもので,今でも祝儀、不祝儀に関わらず
必ずお札をちゃんと入れたか確認し直す時に
必ず思い出します。

それこそ「ホームドラマ」でしたよね。

でも私にとっては読書の世界の水先案内人と
しての児玉さんでございました。
特にトム・クランシーや3月までBSプレミアで放送していた
「大聖堂」の紹介をかなり熱くされていたので
地上波で放送がある時にはまたお会い出来ると
楽しみにしていたんです。翻訳が待てないと英語や
ドイツ語などで現地で出版された物を読破されて
それを本当にサラリとおっしゃるのがとてつもなく
ダンディでございました。

それにしても「龍馬伝」をしかも第7話を追悼で放送するとは
NHKもなかなかやるぜよ!!

本当に心からご冥福をお祈りいたします。


2011/05/20(Fri) 08:15 | URL | むぎこがし | 【編集
追悼番組追加情報
こんばんは

児玉さんの追悼番組の追加情報です。

http://www.nhk.or.jp/book/next/index.html

「週刊ブックレビュー」でも児玉さんの
追悼番組が放送されます。

先日のコメントでも書きましたが
私にとっては本の水先案内人という
立ち位置の方でしたので…

悲しい、淋しい、辛い…
でもお好きなご本について
熱く語る児玉さんを皆さまにも
観て頂きたいです。

2011/05/23(Mon) 19:56 | URL | むぎこがし | 【編集
追悼番組情報をありがとうございます。TBSはBS-TBSまではチェックしたんですが、CSだっとは「ノーチェックでした」。

「週刊ブックレビュー」はたまにしか見ていなかったので、この追悼番組も楽しみにしています(……追悼番組を楽しみ、っつーのもどうかとは思いますが)。ありがとうございました。
2011/05/24(Tue) 07:05 | URL | tsumire→むぎこがしさん | 【編集
チッチッチッ、まあ、奥様
「ノーマークでしたね」ざんす。

昨日は児玉さんがらみではなくて
大友さんとスーちゃんがらみで
csで試しに録画しておいた「ちゅらさん2」
を見て朝ドラにしては濃すぎる(笑)展開と
人間関係にのけ反り、このディープな世界
なら続編が続々と作られたのも、NHKでの
ドラマ公式HPが復活したのも妙に納得
してしまったのでした。

そうなんですよね、もう鬼籍に入られた方の
往年の名作をもう一度観られるという
「うれしさ」はもう二度と新作を観ることは
出来ない「かなしさ」と二枚あわせの鏡の
ようなものでございますからね。

それを考えると大友さんはまだ
ましっていうか消息が聞こえて来るだけで
大満足というか、でも、確実に鷲津への道は
果てしなく遠くなっちゃったよなとか
相変わらす心は乱れまくっているのでした。
2011/05/24(Tue) 09:33 | URL | むぎこがし | 【編集
>チッチッチッ、まあ、奥様
>「ノーマークでしたね」ざんす。

私、もう今の段階で疲れているのかなー。こんな基本中の基本の台詞を間違うなんてーー。今さっき6月にやらなきゃならないことをリストアップしてたら気が遠くなっただよ。

・同人誌の原稿
・自宅の引越し(20年ぶり)
・子どもの中学校のPTA部の仕事
・映画「ハゲタカ」公開2周年記念で何か
・とにかく全然片付いてない魔窟の資料の整理

引越しだけでもとんでもないことになっているのに、もう、1日が100時間あっても足りません(泣)。

ここんとこ色々衝撃のニュースが続いていますが、でもまー、むぎこがしさんはー、向井理がいるからいいじゃーん。……あれ? ちょっと嫌味だったかしら(笑)。
2011/05/24(Tue) 10:16 | URL | tsumire→むぎこがしさん | 【編集
こんにちは。tsumireさんも相変わらずお元気かつお忙しそうですね。そんでもってお引っ越しされるんですか?いやぁ~魔窟がさらに魔窟に??(←余計なお世話ですみません)
児玉清さんといえば、私は「アタック25」のイメージがメチャ強いです。もう「アタックチャンス!」が聞けないのはさみしいですね。「龍馬伝」も再放送するんですね。なかなかやるなNHK(超エラそー)
ワイドショーなんかで「昭和の顔がまた一人消えた」なんて言ってるのを聞くと、その人たちをテレビで見て大きくなった自分も、だいぶ老けたなーと思いますよ(遠い目…by tsumireさん)

ところで話変わりますが、この前、中国のお札についてコメントしたんですが、あれからDVDを見直してみたら、新たな発見(自分だけか?)がありました。ついでに紙銭についても調べてみたら、けっこうおもしろかったです。
前から「あんなにお札バンバン燃やすものなのか?」と疑問に思ってたけど、その儀式用の模造紙幣なんですね。しかもネットで普通に売っててビックリ!
で、その紙幣もすんごくたくさんの種類があって、ホントにピンキリでした。肖像画の部分が閻魔大王の図柄になってる、超ハデなお札から、すごいのはトイレットペーパーみたいに見えるペラペラの紙までいろいろありました。でも映画に出てくる紙幣は見当たらなかったので、あれは映画用に作った小道具の可能性が高いですね。もしそうなら、あのお札ほしいなぁ(笑)
いや、実は家にあった紙幣と比べてみたら、なんか微妙に違うので、あれ?と思ってちょっと調べてみたんですよ。
もう2年近くたつのに、まだこんな発見があるなんて(やっぱり私だけ?)やっぱ、奥が深いわ「ハゲタカ」

あ、そうそう、あの行事は「清明節」といって日本のお彼岸とかにあたる、先祖を供養する行事で、毎年4月5日に行うそうです。
劉一華が亡くなったのが、3月末(だよね?)→後日→劉の故郷に行く鷲津→4月5日→紙銭の行事を見る鷲津→資本主義の焼け野原
うっわぁ~~(笑)時間の流れが超スムーズじゃん、と一人で喜んでおりました(←ホントに超大バカ)
2011/05/25(Wed) 15:36 | URL | ぶるー | 【編集
>tsumireさんも相変わらずお元気かつお忙しそうですね。

そうなんですよ、もうどうしたらいいんだか(遠い目)。とりあえずきちんとスケジュール管理だけはせんとなーという感じ。

>いやぁ~魔窟がさらに魔窟に??(←余計なお世話ですみません)

新居では今度こそ整理整頓して収納しなくちゃならないので(てへっ)4分の1くらいは帯広の実家に、そして4分の1くらいは捨てなきゃならないかもなーーー。しかもこの半月で!(泣)。データだけ必要ならスキャンして原本を捨てりゃあいいんだろうけど、私の場合はそうじゃねえからなあ(はぁ……)。

>もう「アタックチャンス!」が聞けないのはさみしいですね。

そうですね、直前まで現役でいらしたので亡くなられたのが本当に信じられないですね。私にとってはやっぱり司会者や本のレビュアーよりも役者さんだなー。「龍馬伝」のとーちゃんはもちろんよかったけど、最終回にいきなりラブストーリーを入れて台無しにされたけどそれ以外は面白かった「鹿男あおによし」のリチャードもよかったし、何よりも「HERO」のキムタクを見守る鍋島検事がよかったですよ。

>ワイドショーなんかで「昭和の顔がまた一人消えた」なんて言ってるのを聞くと、その人たちをテレビで見て大きくなった自分も、だいぶ老けたなーと思いますよ

奥様、今昭和が終わって23年目ですぜ(笑)。今現在も活躍している方に「昭和の顔がまた一人消えた」っつー言い方は失礼なような気もするがなあ。>ワイドショー

>ところで話変わりますが、この前、中国のお札についてコメントしたんですが、あれからDVDを見直してみたら、新たな発見(自分だけか?)がありました。

私は香港が好きなので7、8回行って紙銭はよく見ましたが、映画のあの場面を見たときは「本物のお札は燃やさないだろ?」と思いましたね。あれ、中国で普通に流通している真券ですよね?多分。でも物語的にあそこで燃やすのは普通に使われている紙銭(「偽物」)じゃダメなんですよ。あそこで燃えている本物の中国のお札=劉一華だからね。

>でも映画に出てくる紙幣は見当たらなかったので、あれは映画用に作った小道具の可能性が高いですね。もしそうなら、あのお札ほしいなぁ(笑)

じゃ、なんとかアレを手に入れて次の遠足の時に皆で燃やして劉一華の追悼をするかあ?(←どこまでバカなんだ)。

>劉一華が亡くなったのが、3月末(だよね?)→後日→劉の故郷に行く鷲津→4月5日→紙銭の行事を見る鷲津→資本主義の焼け野原
うっわぁ~~(笑)時間の流れが超スムーズじゃん、と一人で喜んでおりました(←ホントに超大バカ)

おおお、この間のホルン=鷲津呼び戻し説といい今回といい説得力アリですよ。2008年の清明節は4月4日、映画のリーマンショックの次の日が3月24日で劉はそのすぐ後に中国の幹部から呼び出し食らって常盤橋公園であんなことになって、アカマ自動車の臨時取締役会が2、3日後として(日本政府から公式声明で劉一華が残留帰国孤児じゃなかったってアナウンスされているしね、いくらなんでも死んだ翌日あたりに日本政府が急にアナウンスするとも思えない)3月26日(水)くらい、鷲津の手元に劉からの書類が届いたのも同じくらいとして、鷲津が中身を見てその週末(3月28日(金)くらいか?)に芝野に会ったんだとすると、4月4日に中国の山奥って、鷲津、行動はえーなー(笑)。年度末なのに仕事大丈夫なのか!?(←余計なお世話)。

じゃ、とりあえず来年の清明節にはお札を持ち寄って劉一華追悼祭りをやりましょう!(←底なしのバカ)。
2011/05/25(Wed) 18:03 | URL | tsumire→ぶるーさん | 【編集
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