「桃色トワイライト」(三浦しをん著、太田出版、2005年、253p、1,470円)。三浦しをんの妄想炸裂エッセイである。ボイルドエッグスのweb連載作品「しをんのしおり」を単行本化したものなので、毎週ブラウザで読んでいる私には目新しくはないのだが、今回まとまったものを読み直してみても、やっぱり面白い。

今回は2004年4月12日分の第271回「それぞれのこだわり」から2005年5月2日分の第321回「真の贅沢のみがひとを真に幸福にする」までが収録されている。今チェックして見たら順番が所々変わっているのでもしかしたら見落としがあるかもしれないが、この期間の連載ではざっと見たところ、「273回見えない敵は愛欲(2004.4.26)」「277回終わらない旅(5.24)」「285回根本的原因を探る(7.19)」「288回かぐわしい屯所(8.23)」「289 住んだところが俺には都」「290回愛するところに実りあり(9.06)」「292回バリ島通信 その一(9.20)」「293回バリ島通信 その二(9.27)」「297回誰も頼んでないことについては熱心(10.25)」「298回暗殺剣の道(11.01)」「299回番組の舞台裏(11.08)」「300 大胆旅行(11.15)」「304回打ち鳴らせ除夜の鐘、弔鐘のごとくに!(12.13)」「316回耐久レース(2005.3.21)」が未収録の模様。

三浦しをんのエッセイの何がいいかって、妄想炸裂、オタク心大爆発ながら、それを冷静になおかつちゃんと面白おかしく描き出す作家の目があることだ。とんでもなく暴走する「愛」があるのだが、しかし愛する対象に対して盲目なただのオタクとは違うのである(当たり前か)。しかし妹には「お姉ちゃんが面白いって言っていたから(本屋にあった)文庫本買って読んでみたんだけど、今一つだったわ」と言われてしまった。「あれは、オタク心があると格段に楽しめるんだけどねぇ」と言うと「じゃあだめだわ」と言っていた。まあ40過ぎた妹にいまさら新たにオタク心を持てといっても無駄だし持っていたところで特にいいこともないしな。
関連記事
テーマ:雑記
ジャンル:日記
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック