そんな訳で大河ドラマには腰が引けている私ですが(参照:1月15日「NHK大河ドラマ「平清盛」のあれやこれや」)、第2回の放送も後もう少しで始まっちゃうのでごく簡単に。

[あらすじ]
「1118年京都。300年の平安を誇った貴族の世も乱れ、武家・平氏の嫡男である平忠盛(中井貴一)も、朝廷の命令のまま盗賊の捕縛を行う汚れ仕事を行っていた。そんなある日、忠盛は物乞い姿のひとりの女と出会う。その女・舞子(吹石一恵)は、時の最高権力者・白河法皇(伊東四朗)の子を腹に宿していた。不吉な子として殺されることを恐れ、逃げてきた舞子を、忠盛は納屋にかくまう。その腹の子こそが、後の平清盛であった」(NHK番組表)

平清盛 第1回」(1月8日20時、NHK)。オープニングは1185年、「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」まであとちょっと。なーんか弱っちい源頼朝(岡田将生)のところに平氏滅亡を知らせにくる北条政子役の杏さん。うわっ、眉なし。もー、「妖怪人間ベム」(2011年、日テレ)でもすっかりベラになりきっていたのにここでもこんなビジュアル、こえーよ。しかしね、ここで一番の心配は源頼朝の「平清盛なくして武士の世は来なかった」「海に生き、海に栄え、海に沈んだ平家と言う巨大な一門。その平家一門を築き上げた男、平清盛こそが誰よりも逞しく乱世を生き抜いた真の武士であった事を」という台詞とナレーションですよ。「龍馬伝」の悪夢再び。弥太郎(香川照之)がさんざん「龍馬はすごい男じゃった」と台詞やナレーションで言ってたし、他のキャラの皆さんも「龍馬マンセー」だったけど、だったらそれをちゃんと言葉だけでなく、場面で、エピソードで見せてくれよと言ってたもんですよ。そこら辺心配ですが、まあ第1回目なんでね、まだ多少は仕方がないか(←エラソー?)。

しかしまあ、物語世界の描写がすごかったです。最初、豪華版「タイムスクープハンター」?とか思いましたが、「羅生門」や「陰陽師」の世界、人と物の怪がいっしょくたになった世界、色んな意味で魑魅魍魎が蠢く世界の描写、そして陰の主役・コーンスターチさんの大活躍に(笑)にわくわくしました。1年間歴史上の人物(もしくは過去の世界で生きた人物)をガッツリ見せてくれる大河ドラマの一番最初の物語って、やっぱり期待してしまってわくわくするんですよね。大河ドラマスキーの哀しい性でしょうか(笑)。おまけに1年間のめり込んで見た(そして1年間文句を書き続けた(笑))あの「龍馬伝」の世界を彷彿とさせられるのもなんとも懐かしくうれしい。

第1回なのでどかんと濃いキャラ、ジジィキャラが勢揃いで楽しい。白河法王の伊東四朗(今回のMVP)、平忠盛(清盛の父)の中井貴一(中井貴一にはまったく興味がないけど、この忠盛はよかった)、平正盛(忠盛の父)の中村敦夫、源為義(源頼朝の祖父)の小日向文世(孫に小物呼ばわりされているけどちゃんと底が浅い感じも出てて、なおかつ説明台詞と会話でも初回の導入部分なせいか不自然にみえない)、鳥羽天皇(白河院の孫)の三上博史(ちゃんと哀れでナイス)、藤原忠実(関白)の國村隼、朧月(盗賊)の隆大介(パイレーツオブカリビアンみたいだった)の男性陣だけでなく、祇園女御(白河法王の愛人)の松田聖子(最初キャスティングを聞いた時ははぁあ?と思ったけど、妖怪・白河法王の長年の愛人というポジションはやはり聖子ちゃんならではでわ)、舞子(清盛の母)の吹石一恵(汚れていても凛として美しい)他、よかったです。そしてきちんとキャラクタを描いているのが、去年一昨年の大河を見たものにとってはもう快感ですよ。

物語自体はまだまだこれからどうなるかわからないけど、もしかすると日曜の夜は楽しみになるかも。もちろんまだ腰は引けてますけどね(笑)。おっと、もうすぐ2回目が始まるから今回はここまで(でも毎週感想を書く気力はナッシング)。
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テーマ:NHK
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
寒中お見舞い申し上げます・

『平清盛』初回の視聴率悪く、画像が汚かったと300件以上のクレームあったらしいですが、『龍馬伝』より綺麗だったのではと思っているのですが・・・・。

『篤姫』と比べるものなんですが、『篤姫』は最初確か視聴率が悪くて散々叩かれておりました。でも最後は確か視聴率良かったはず。『清盛』期待しましょう♪
2012/01/15(Sun) 21:02 | URL | エイト | 【編集
いよいよ始まったね、「平清盛」。とりあえずシエの時のような大きな落胆は無く、楽しく見れました。
わたしも冒頭の頼朝の清盛アゲにはいやな予感(トラウマ)を感じたし、大河だから仕様が無いのかもしれないけど、いくつかの台詞は地に足が着いていないと感じたというか、ドリーム感漂う青臭い台詞が引っかかったりしたけど、それをカバーするに余りある役者達や画像だったよ。(ああ、そんなところもまた「龍馬伝」を彷彿とさせる)
それにしても、大河ってこんなに贅沢に俳優を使えるドラマだったんだねぇ。
もう、わたしの好きな曲者役者がテンコ盛り!
中でも第一回は、やっぱり伊藤四郎がピカイチだったね。あの迫力はすごい。怪物感が半端なかった。それに加え、小日向さんの源為義は小物感がきちんと出てたし、ちょっとしか出番が無いのに國村隼の貴族も完全にあの場面を食っていたし、三上博史演ずる鳥羽上皇の、やわさを出しながらも苦悩する演技も良かった。
中井貴一は、わたしはコメディっぽい演技が好きなんだけど、忠盛は良かったです。(良かったとしか言えない自分のボキャブラリーの貧困さが情けない)ずっと忠盛が主役でもいいかと思ったくらい。
今回は後見人の中村梅雀と守役の沼田さん(ちげー)の活躍の場があまりなかったけど、今後は出番も増えるだろうから、そこも期待できそう。
とにかく画面が「龍馬伝」の時のように血の通った物で(去年のアレはスカスカの作り物みたいだったからな)、すごく見ごたえがあるので、久しぶりに大河を楽しめそうですよ。(でもtsumireさんと同じく、まだのめり込めないというか、完全に信用していない自分がいる)
まだ二話分を見ただけだけど、画面は「龍馬伝」と同じく映画的で、見入ってしまいました。
それにしても柘植さんの「平清盛」における北条政子のイメージってあんななのか………まぁ確かに強い女性だっただろうけど。なんかあの頼朝じゃ取って食われそうなんだけど。
2012/01/16(Mon) 16:48 | URL | suika | 【編集
結局、チラ見しかしてないんですが…
前回の「のっぺり」画面と違って、奥行きがあってよいですね。
白河法王がナイスキャラですゎ。

ところで、小耳にはさんだのですが、「画面が汚い、イメージが悪くなる」って某県知事(←もちろん、舞台になってる場所のですよ)がクレーム入れたそうですよ。
確か「龍馬伝」の時も、同じようなクレームが…(遠い目 by tsumireさん)
私は今回の方が綺麗かと思うんですが。
そんなイメージ悪くなるかなぁ?
別にいいと思うんだけどね。
2012/01/20(Fri) 13:23 | URL | ぶるー | 【編集
>『平清盛』初回の視聴率悪く、画像が汚かったと300件以上のクレームあったらしいですが、『龍馬伝』より綺麗だったのではと思っているのですが・・・・。

ふーむ、私はどっちもどっちかなあとか思ったけど、「龍馬伝」は場面場面でブルーとか黄色のフィルタがかかっていたから「平清盛」よりも画面にメリハリがあったように思ったけど、「平清盛」は全体に白っぽいっつーかほこりっぽそうなんで余計に汚れてみえるのかもね。

>『篤姫』は最初確か視聴率が悪くて散々叩かれておりました。でも最後は確か視聴率良かったはず。『清盛』期待しましょう♪

あの兵庫県のバカ知事発言とか、汚さと低視聴率で話題になったから第1回よりは上がっているかと思ったけど、0.5%しか上がってないのね。第2回は多少不安要素があったけど(第3回は色々あってまだみとらん)、頑張ってほしいですよね。
2012/01/22(Sun) 22:56 | URL | tsumire→エイトさん | 【編集
>とりあえずシエの時のような大きな落胆は無く、楽しく見れました。

シエは第1回から、浮ついた画面で説得力がなくすでにキャラがアレだったもんね。アレに比べたら全然OK。

>わたしも冒頭の頼朝の清盛アゲにはいやな予感(トラウマ)を感じたし

私さー、今日の第3回はオープニングだけ見たんだけど、3回続けてこの場面からはじまるのかよっ!と叫んじゃったよ。

>ドリーム感漂う青臭い台詞が引っかかったりしたけど、それをカバーするに余りある役者達や画像だったよ。(ああ、そんなところもまた「龍馬伝」を彷彿とさせる)

第1回はどんな大河でも多少は仕方がないところはあるけどさ。でも盛り沢山なジジィ達(そして物の怪達(笑))はよかったわ~。

>中でも第一回は、やっぱり伊藤四郎がピカイチだったね。

今回のMVPだよね。2回だけで引っ込んじゃったのがもったいないくらい。のちのち清盛が自分の呪われた血を意識せざるを得なくなるのに十分なだけの物の怪感、バッチリ。小日向さんはあの声の軽さからも小物感がにじみ出ていたね。他のみなさんも少ない場面でも存在感があってよかったし、第2回は佐藤二朗のおじゃるとか阿部サダヲとかもよかったし、脇は本当にいいところを押さえているよね。まー、その分主役はちとつらいけど。

>中井貴一は、わたしはコメディっぽい演技が好きなんだけど、忠盛は良かったです。

私、中井貴一にはこれっぽちも心が動かないんだけど、でもこの忠盛はよかったし、忠盛の気持ちを理解して開放してくれる舞子に対して心動いて行く様子なんかもちゃんとわかって、舞子を嫁にくれという場面だって物語的にはすっげー唐突なのにちゃんとみせてくれてたしね。そういや第2回しか見てないんだけど、「最後から2番目の恋」の貴一もなかなかですよ。

>とにかく画面が「龍馬伝」の時のように血の通った物で、すごく見ごたえがあるので、久しぶりに大河を楽しめそうですよ。

しかしところどころで、んんん? と思う場面もあるのでまだ油断できん(泣)。第2回の清盛が舞を舞う場面なんかさー、「いやいやいや、そんなことしたらたちまち矢刺しになっちゃうんじゃねーの?」「今をときめく法王の愛人宅なのに不審者入り放題ってどういうことよ」「法王臨席の一大イベントなのに平氏も源氏もいくらリアルっつーてもこれはこれで汚過ぎじゃねーのか?こういう場面はきちんときれいにしておくことで汚い部分も引き立つんじゃねーの?」とか突っ込んじゃったよ……。あと「おれは誰なんだ」でハゲタカ入れてみたり(笑)。

>まぁ確かに強い女性だっただろうけど。なんかあの頼朝じゃ取って食われそうなんだけど。

政子も物の怪っつーことなのかもよ(違)。
2012/01/22(Sun) 23:23 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
>前回の「のっぺり」画面と違って、奥行きがあってよいですね。

前の大河は横にも広がらず、奥行きもなく、物語もキャラも設定も平面的で展開がアレだったもんね。どのドラマ見ても、あれよりはマシと思えるのも前の大河のおかげですよ。

>ところで、小耳にはさんだのですが、「画面が汚い、イメージが悪くなる」って某県知事(←もちろん、舞台になってる場所のですよ)がクレーム入れたそうですよ。

あの某県の知事の発言にはさすがに各所から反論の声があがったみたいね。そりゃそうだよ、いくら大河がご当地の一大イベントとはいっても大河は兵庫県のために、っつーかお前のために作っているわけじゃねぇええ! じゃとてもおきれいだった去年の大河でご当地の観光客は増えたのかよ(もしかして、増えてた?)。観光のためにきれいなドラマが見たいなら自分でPRビデオでもなんでも作ればいいじゃんかよーー。

>確か「龍馬伝」の時も、同じようなクレームが…私は今回の方が綺麗かと思うんですが。
>そんなイメージ悪くなるかなぁ?

なんか色々勘違いなさってらっしゃるようだから、放置しとけばいいし、NHKも「制作現場の磯智明チーフプロデューサーも「画面が汚いと思われるかもしれないが、平安時代をよりリアルに映像体験できるように務めています」と、画像の明るさやレベルを変更するつもりはないと言う。」ということだし、J-CAST NEWSでは「観光客誘致焦った一人相撲」って書かれちゃってるよん(笑)。
2012/01/22(Sun) 23:39 | URL | tsumire→ぶるーさん | 【編集
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