2012年09月17日 (月)

先々週の水曜日、「プロメテウス」の前にこの「最強のふたり」を見ました。どこかの番組の一言作品紹介で非常に対照的な二人のナイスなコンビっぷりみたいな感じの事を言っていて(←もちろんもっとちゃんとした紹介だったが)気になっていた所に、会社の派遣のSさん(宮城県出身、北海道在住歴5年、30代後半のクールビューティな人妻)の「思い切り泣こうと思ってハンカチ握りしめて行ったんですよ。そしたら号泣するような話じゃなかったです。なんか、ほろりとするタイプの映画でした」とのタレコミがちょっと気になったからですが。
しかしまあ、9月1日公開で9月5日の朝イチに見に行ったのに超満員で立ち見でした。座席指定の映画館なら次の上映回になるんだろうけど、新宿武蔵野館で見たので座席指定なし、3年ぶりに映画の立ち見をしました。ま、前に立ち見で見たのは映画「ハゲタカ」でしたけどね(2009年11月26日「映画「ハゲタカ」25回目鑑賞(聖地・池袋を目指せ)」)。
[解説]
「パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく。2011年・第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞した」(映画.comより)
それで木曜日、Sさんに見て来たよ、と報告。
Sさん「どうでした?」
私「面白かったよ。だけど号泣する映画じゃないよね」
Sさん「そうなんですよ、私は完璧に泣く準備をしてたんですけどね」
私「ユーモアのセンスもさすがおフランスって感じで」
Sさん「そうですよね。笑う場面も大笑いというよりはクスクスとかついニヤッとしてしまうような場面が多くて」
私「でもあれ、ハリウッドでリメイクしたら号泣もので爆笑ものになっていたかもよ」
Sさん「そうかもしれませんねえ。でも主人公の人、よかったですよね」
私「うん、よかったよね」
Sさん「ドリス(オマール・シー)が」
私「フィリップ(フランソワ・クリュゼ)が」
Sさん・私「……」
Sさん「ここは意見が合いませんでしたね……」
ちなみに上の写真の車いすに乗っているオヤジがフィリップ、フィリップが乗っている車いすを押してる黒人青年がドリス。
もうね、映画「プロメテウス」を見終わった時につくづく、見る順番を逆にしておけばよかった!と思ったです(9月8日「映画「プロメテウス」」)。相変わらず大した事は書いていませんが念のため、折り畳みます。
一つ一つの描写が丁寧なので、ささやかなエピソードのそれぞれが自然に受け入れる事ができて、ドリスが色々過去がある超おふざけ野郎であっても根っこにあるものは健全であり、だからこそフィリップが生きる喜びを再発見できていく事にもすごく納得ができる。「生きる事」=「生活する事」ではない。生きると言うのは生きる事の喜びや哀しみや苦しみ、その他諸々があってこそ「生きる」という。ドリスによって、ささやかな日常のふとした事の中にも面白みを感じて笑みがこぼれる生活を過ごせるようになっていくフィリップの姿に、よかったとしみじみ思える映画でした。やっぱりおフランスのユーモアのセンスはいいよね。
連休中日に行ってきました。
公開からちょっと日が経ってたけど、やはり連休、満席でございました。
音楽が綺麗で、楽しい映画でしたね。結構笑いましたよ。
「最高の人生の見つけ方」(この作品も好き)にちょっと感じが似ていて、元気が出ました♪
実話というのもびっくりだけど、お二人とも御健在というのも驚き!
公開からちょっと日が経ってたけど、やはり連休、満席でございました。
音楽が綺麗で、楽しい映画でしたね。結構笑いましたよ。
「最高の人生の見つけ方」(この作品も好き)にちょっと感じが似ていて、元気が出ました♪
実話というのもびっくりだけど、お二人とも御健在というのも驚き!
2012/09/20(Thu) 00:22 | URL | BOOKO | 【編集】
Tsumireさんの「プロメテウス」の記事を読んで、私も見てきました。ヒットしてるのを知らなかったので、混んでるのにまずびっくり!
Tsumireさんはやっぱりオヤジスキーだね。
ダスティン・ホフマンを彷彿とさせるフィリップの笑顔はなかなかキュートだったけどね。
ドリス役の役者もよかったし、あのおばさんの秘書もよかったね(笑)
確かにこの心温まる「最強のふたり」を見て、次に「プロメテウス」ってのは…
「人間ってやっぱりいいなぁ〜」→「で、その人間とはどこからやって来たのか?」
まあ…バランスが取れてるっちゃ取れてるけど(笑)
Tsumireさんはやっぱりオヤジスキーだね。
ダスティン・ホフマンを彷彿とさせるフィリップの笑顔はなかなかキュートだったけどね。
ドリス役の役者もよかったし、あのおばさんの秘書もよかったね(笑)
確かにこの心温まる「最強のふたり」を見て、次に「プロメテウス」ってのは…
「人間ってやっぱりいいなぁ〜」→「で、その人間とはどこからやって来たのか?」
まあ…バランスが取れてるっちゃ取れてるけど(笑)
2012/09/21(Fri) 00:02 | URL | oha〜 | 【編集】
>公開からちょっと日が経ってたけど、やはり連休、満席でございました。
最初はランキングは下の方だったし、上映館も少なかったのにあっと言う間に公開館も増えてランキングも上昇してきましたね。テレビでの宣伝もかなり少ない方だったのに。
ネタがネタだけに泣かせようと思えばいくらでも泣かせる事ができる話だけど、押し付けがましくなく説教臭くなく、幸せな気分になれる映画でした。
>実話というのもびっくりだけど、お二人とも御健在というのも驚き!
現実と映画とは違う、、、とは思いつつも、やはり現実の二人の結びつきが実に魅力的だったからこそ映画にもなったんだろうしね。
最初はランキングは下の方だったし、上映館も少なかったのにあっと言う間に公開館も増えてランキングも上昇してきましたね。テレビでの宣伝もかなり少ない方だったのに。
ネタがネタだけに泣かせようと思えばいくらでも泣かせる事ができる話だけど、押し付けがましくなく説教臭くなく、幸せな気分になれる映画でした。
>実話というのもびっくりだけど、お二人とも御健在というのも驚き!
現実と映画とは違う、、、とは思いつつも、やはり現実の二人の結びつきが実に魅力的だったからこそ映画にもなったんだろうしね。
2012/09/21(Fri) 22:07 | URL | tsumire→BOOKOさん | 【編集】
>ヒットしてるのを知らなかったので、混んでるのにまずびっくり!
じゃんじゃん伸びているみたいね。最初の頃には公開してなかった映画館でも上映するようになっているし。
>Tsumireさんはやっぱりオヤジスキーだね。
ええ、もちろん。私は子どもの頃からのオヤジスキーですが、昨今自分がオヤジと同年代になってきているのは非常に残念な事でございます(笑)。
>確かにこの心温まる「最強のふたり」を見て、次に「プロメテウス」ってのは…
別にさ、「人間がどこから来たのか」はいいのよ。そこんとこを徹底的に詰めて描写してくれればさー。サスペンスSFとして一本筋が通った物になっていればさ、これはこれ、それはそれで順番はどうでもよかったと思うのよ。でもさー、あの「プロメテウス」は物語的に不消化感?がすごく残ってはあああ?って感じになるし、基本的にグロ映画だし、哀しい感じの突っ込みどころが満載で、色々とほほだったっすよ。「最強のふたり」のほくほく感が台無しでしたわ。
じゃんじゃん伸びているみたいね。最初の頃には公開してなかった映画館でも上映するようになっているし。
>Tsumireさんはやっぱりオヤジスキーだね。
ええ、もちろん。私は子どもの頃からのオヤジスキーですが、昨今自分がオヤジと同年代になってきているのは非常に残念な事でございます(笑)。
>確かにこの心温まる「最強のふたり」を見て、次に「プロメテウス」ってのは…
別にさ、「人間がどこから来たのか」はいいのよ。そこんとこを徹底的に詰めて描写してくれればさー。サスペンスSFとして一本筋が通った物になっていればさ、これはこれ、それはそれで順番はどうでもよかったと思うのよ。でもさー、あの「プロメテウス」は物語的に不消化感?がすごく残ってはあああ?って感じになるし、基本的にグロ映画だし、哀しい感じの突っ込みどころが満載で、色々とほほだったっすよ。「最強のふたり」のほくほく感が台無しでしたわ。
2012/09/22(Sat) 19:34 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集】
この記事へのトラックバック
いや〜おもしろかった。
なんか車椅子のおじさんを介護するファンキーなお兄さんの話だぐらいしか情報持ってなかったんで、見るの躊躇していたんですが、久々に見終わった後 ...
2013/10/07(Mon) 05:57:27 | トリ猫家族
| ホーム |