私は血も涙もない女なので映画やテレビドラマを見ても泣くと言うことがまずないのだが、大昔「合衆国最後の日」という映画を見た時に大泣きしたことがあった。今思い返してみても何故泣いたのかよくわからないのだが(多分ラストの大統領の姿に入れ込んでいたんだと思うが)ふと映画情報を見たらリバイバルで吉祥寺バウスシアターでの上映が! これはもう一度見てみなくてわ、でも平日は無理だから年末休みに入ったら見に行くぜ、とか思ってたらうかうかしてて見逃しちゃったよ……。orz まー、DVDで見ればいいんだろうけど私は映画は映画館で見たいんじゃーー(←非常に無駄なこだわり)。

さてあんまり本数は見られなかったんですが2012年はこんなのを見ました。

1月5日「ミッション・インポッシブル」
1月9日「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
1月25日「ロボジー」
2月1日「宇宙人ポール」
2月1日「麒麟の翼」
2月9日「僕たちは世界を変えることができない」 *2012年2月12日
3月1日「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
3月7日「ドラゴン・タトゥーの女」
5月9日「捜査官X」
5月11日「午前十時の映画祭「M★A★S★H」」
5月15日「外事警察 その男に騙されるな」試写会 *2012年6月25日
5月23日「ドライヴ」
6月1日「テルマエ・ロマエ」
6月1日「MIB3」
6月9日「外事警察 その男に騙されるな」 *2012年6月10日
7月11日「るろうに剣心」試写会
8月9日「ダークナイトライジング」
8月29日「るろうに剣心」
9月5日「最強のふたり」 *2012年9月17日
9月5日「プロメテウス」 *2012年9月8日
9月9日「るろうに剣心 日本語字幕版」 *2012年9月12日
9月19日「夢売るふたり」
9月19日「天地明察」
9月19日「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」
10月3日「アイアン・スカイ」
10月5日「鍵泥棒のメソッド」
10月17日「へルタースケルター」
10月19日「声をかくす人」
11月7日「のぼうの城」
12月19日「007スカイフォール」 *2012年12月23日
12月19日「アルゴ」

*印は感想を書いた映画ですが、特に書きたかった映画だから書いたのではなく、たまたまその時に書ける時間があったので書いただけで、感想自体はどれも書きたい作品ばかりです。「るろうに剣心」は3回も見ているのに結局日本語字幕版の感想しか書いてなかったな。2度目に見た時に感想は書いてはいたものの公開してなかったので、今回こっそり公開設定にしてみました。↓るろ剣参照。

相変わらず大したことは書いてませんが備忘録として超簡単に折りたたみ先に感想を書きます。そしてあんまり気にする人はいないと思いますが「踊る大捜査線ファイナル」は少しネタバレしています。
タイトルだけだとすぐにピンと来ないかもしれないので一言紹介をつけてみたけど……余計にわかんなくなったか(笑)。

1月5日「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」新宿ピカデリー
[スパイのイーサンがドバイの高いビルで色々大変]
面白かった。米ソ冷戦時代の軍事衛星がとか、核弾頭がとか、クレムリン宮殿大爆発とか、昔ながらのアナクロな設定の話を現代の超スペクタクルな展開でガッツリ見せられると本当に楽しいし、昔ながらのシリーズ物ならではのお約束も嬉しい。このドバイの世界最高の高さのビルのアクションシーンなんか、これこそ3Dでもよかったかも(高所恐怖症の人はたまらないかもしれんが)。そしてイーサン・ハントがiPhoneを使ってて、iPhone便利だなとかうっかり思ったり(違)。

1月9日「ALWAYS 三丁目の夕日'64」ニッショーホール(試写会)
[東京オリンピック間近の懐かし物語&銀座の恋の物語]
3Dだったそうですが、2Dで見たので立体感はありませんでした。でも、あー、ここで立体に見せたいのねというのはよーくわかりました。……必要か? この3D。例えば無声映画から音がある映画に、白黒映画からカラー映画に移行した時にこういう本当にそれが必要だったのか?というような過剰が作品があったかもなあとか思いました(3Dで見てないけど)。よりリアルに当時を体感してもらいたいという監督の意図があったらしいけど(←伝聞だけど)、だとしたらなおのこともっとアナログな感じに徹した方がよっぽど当時感が出たんじゃなかろうか。そして展開と言うか見せ方が吉本喜劇みたいだった。なんというか即物的な立体感は出ているのかもしれないけど、物語を立体に見せていない。そして長過ぎ。1964年が青春だった世代の皆さんには色々新鮮な懐かしさだったかもしれないけど、冗長というか、2/3くらいの長さでもよかったのでわ。

1月25日「ロボジー」新宿ピカデリー
[ロボットの着ぐるみジジィとジジィを操りきれない研究者達とロボットヲタクの女子大生と]
ずっと残業続きだったのがぽっかりと時間が空いた、というか久しぶりに急に定時に帰ることができたので携帯で映画作品を検索して「宇宙人ポール」を見に行こうと思ったらそこの映画館ではこの週は18時30分からの上映がなかったなり(泣)。折角なので近くですぐに見られる「ロボジー」を鑑賞。ミッキー・カーチスがいい感じの頑固ジジィで、しかも自分の老いを持て余している感もいいし、着ぐるみなのにロボットがちゃんとキャラとして生きていて面白かった。

2月1日「宇宙人ポール」銀座シネパトス
[宇宙人のポールが地球人のヲタクをヒッチハイクして故郷に帰るまで]
SFパロディ満載のおバカ映画の傑作と聞いていたのでごく普通の(ごく普通??)のB級おバカ映画かと思っていたら、いやはやなんともちゃんと面白かった。オタク万歳(笑)。ちょっとクリンゴン語を勉強しようかと思った。古から現代に至るまでのSF映画オマージュも素晴らしいが、いやもう、このポールのキャラが秀逸。「幸福の王子」か? しかしまあアメリカの男二人旅はカップルじゃなくても色々大変だよな。そしてこの映画館では宇宙人と同伴だと割引になると案内していたので、出るときにスタッフの方に宇宙人割引の人は来たか聞いてみたら、まだ見ていないと言っていました。

2月1日「麒麟の翼~劇場版・新参者~」池袋HUMAXシネマ
[刑事が日本橋界隈の名所巡りがてら殺人事件を解決]
日本橋町おこしムービー。まあ普通に面白かった。そして原作ありの話題になったテレビドラマの映画化作品、しかもドラマキャラやキャスト、ドラマで使用された曲もそのまま登場し、なおかつ新エピソードの続編ドラマという事でやっぱりね、「ハゲタカ」を思うわけですよ。もちろん全然違うけど。でもこの「麒麟の翼」は別に映画にしなくてもドラマのスペシャル版でもよかったのでわ。

2月9日「僕たちは世界を変えることができない」早稲田松竹
[日本の医大生が頑張ってカンボジアに小学校を建てた!]
この映画については「つい、確認してしまう悪い癖」参照。で、先日のハゲタカ忘年会の時に「(メイン4人のうち)向井理の他の3人って誰だっけ?」と聞いたら松坂桃李、柄本佑、窪田正孝ということで、「えっ、向井理以外若手演技派俳優としてこの2、3年でぐいぐい伸びて来ている子達ばかりじゃん!」とつい言ってしまいました。えー、日本全国一千万の向井理ファンの皆様、すまん。

3月1日「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」新宿ピカデリー
[911で父を失った少年が、父が遺した鍵に合う鍵穴を探して様々な人と出会う]
何があっても、世界は美しくて愛に満ちている。主人公の少年の気持ちがすごく響いて来る見せ方をしているのでやはりスクリーンで見た方がいい映画だと思う。面白いジジィと神経症の子どものロードムービーでもあり、キャストを全くチェックしてなかったのでナイスすぎるこのジジィは誰だ?と思ったらマックス・フォン・シドーでした。

3月7日「ドラゴン・タトゥーの女」吉祥寺オデオン
[ジャーナリストが大金持ちに依頼されて40年前の孫娘失踪事件をハッカー娘とともに追う]
面白かった。ダニエル・クレイグは好きじゃないのだが全然気にならなかった。見ている間ずっとこのストーリーでなんでこのタイトルなんだ?と思っていたが、最後の方でやっと納得。これは彼女の物語だった。ルーニー・マーラ、すげぇ。この映画は子どもが見たがっていたので最初は一緒に見に行こうと言っていたのだが、R15指定だったため断念。……さすかにこれは13歳の娘と見る映画じゃなかった(笑)。

5月9日「捜査官X」新宿ピカデリー
[田舎の職人リウが指名手配の凶悪犯を退治、その謎を追う捜査官シュウ]
定時に帰れる事になったので全く予備知識なしにすぐに見られる映画を捜して見たのだが(どこかで金城武の怪演、というフレーズだけ見たが映画が始まってタイトルが出てきた時に初めて中国の映画だったのか、と思ったくらい何も知らなかった)いやはや凄い映画だった。前半の金城武のキャラ(捜査官シュウ)も見ものだが、後半のドニー・イェン(リウ)の格闘シーンの迫力とドラマの緊迫感がハンパない。

5月11日 午前十時の映画祭「M★A★S★H」銀座みゆき座
[朝鮮戦争時代の米軍駐屯地の野戦病院でふざけっぱなし]
元から予備知識がなかったのと、前半少し寝てしまったせいか何がなんだかよくわからなかった(←最初、時代がいつなのかもわからなかった)。ブラックジョーク満載でなおかつなんだか"平和"な感じすらするのだが、それは逆説的なのか?

5月15日「外事警察 その男に騙されるな」東映試写室(試写会)
[警視庁公安部外事課vs核テロ関係者](←単純化しすぎだろ!)
面白かった。映画の感想は「映画「外事警察 その男に騙されるな」」で。しかしついつい、映画「ハゲタカ」の時もこんくらいガンガン宣伝をやってほしかったと思ったけど、でも鷲津政彦役の大森南朋は渡部篤郎みたいにバラエティ番組に出まくらなくていいです。 去年5月末に「いきなり!黄金伝説。1ヶ月1万円節約バトル」にゲストではあるけど「外事警察」告知のために渡部篤郎が出ているのを見た時は「マジか!?」と声に出して言ってしまいました。

5月23日「ドライヴ」ヒューマントラストシネマ渋谷
[昼は映画のスタントマン、夜は強盗犯の逃走請負ドライバー]
「テルマエ・ロマエ」を見ようと思ってたのにふとした気の迷いで「ドライヴ」に。予備知識が全くなかったので最初はカーレース物? 恋愛物とかだったら苦手だとか思ったが、物凄くハードな話だったよう(泣)。平日の夜に見るならもっとぬるい映画にしとけばよかったか!? しかし余計な描写や余計な台詞が一切ない(主人公の名前すらない)すごい尖った映画で、好きな人は好きな映画だろうなあ。

6月1日「テルマエ・ロマエ」新宿ピカデリー
[古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップ]
この映画は阿部寛 、北村一輝、竹内力、宍戸開、市村正親という日本人としては異様に顔が濃い俳優さん達が古代ローマ人として出演するって時点で、もう色々クリアですよ(笑)。そんな訳でまあ、面白かった。ここんとこ「ドラゴン・タトゥーの女」「捜査官X」「外事警察」「ドライヴ」と暗くてハードな作品ばかり見てたせいか、このぬるさには癒される(笑)。特にジジィ達がいい。でも昔から上戸彩が苦手だったせいかはたまた結局物語の説明役でしかなかったせいか後半の違和感は最後までぬぐえなかった。

6月1日「メン・イン・ブラック3」新宿ピカデリー
[MIBのエージェントJ、歴史改変修正のため1969年へタイムトラベル]
面白かった。この日は「裏切りのサーカス」「ポテチ」「MIB3」と迷ったが結局MIBに。軽くて何も考えずに見れる楽しい映画だなと見てたけど、後半が格段に面白い。タイムトラベル物だが歴史的事実や有名人とのからませかたが楽しい。未来を見る男グリフォンのキャラもいい。幸せなpart3作品。

6月9日「外事警察 その男に騙されるな」王子シネマ
感想は「映画「外事警察」秘匿イベント(6月9日、王子シネマ)」で。映画本編上映終了後、第1部ゲストに堀切園監督、脚本の古沢さん、岩倉P、第2部ゲストは住本班キャスト男子四名。面白かった。みんな話がうまい。特に脚本の古沢さんの話はもっと聞きたかった。

7月11日「るろうに剣心」文京シビックホール(試写会)
ごく普通の大ホールでの試写会かと思ったら参加人数がすさまじぐ行列がすごかった。 作品については後述、講演会とか何かの大規模イベントをするのにはいいのかもしれないが音が最低最悪な場所で、台詞かなり聞き取れなかった。

8月9日「ダークナイトライジング」新宿ピカデリー
[新バットマンシリーズ三部作の三作目]
シリーズを全く見た事が無く予備知識ゼロで粗筋もキャストすら知らないので何が何だかわからない事だらけだったが、でも面白かった。マンガなのかアクション活劇なのか心理劇なのかキャラ物なのか "神話"なのか。取り敢えずARATA似の刑事萌え(笑)。この「ダークナイトライジング」か面白かったのでパンフを買って茶しなから読んでみたら、どの場面とっても前作前々作見てたらもっともっと面白そうな感じだった…… (←シリーズ物なんだから当たり前)いや、知らなくても面白かったけどさ。とりあえず映画館で前作「ダークナイト」と前々作「バットマン・ビギンズ」を見たいとチェックしているが、なかなかスケジュールが合わない。やっぱりTSUTAYAか。

8月29日「るろうに剣心」新宿ピカデリー
[幕末の人斬り抜刀斎、10年後の緋村剣心]
このるろ剣、ブログの方に感想は書いていたんですが、どうにもまだ納得できないというかまだまだ書き足りなくて公開してませんでした。でもまあこの際もういっかあと開き直ることにしてさっき公開設定にしました。感想はこちらを参照→「映画「るろうに剣心」」(2012年9月1日)。このあと大友さんのお話を色々聞いて(「生大友Dを見に4 公開講座「映画『るろうに剣心』のすべて(8月7日)」」、「生大友Dを見に5「大友啓史の役者論 映画『るろうに剣心』(9月9日)」」)映画を作るって本当に大変ですごいことだとは思ったんですけど……。

9月5日「最強のふたり」新宿武蔵野館
[頸髄損傷で体が不自由な富豪とその介護人の若者とのナイスバディ物]
感想は「映画「最強のふたり」」で。オープニングの、余計な事は語らずに二人の関係をちゃんと見せているところとかノリノリの音楽がまたいいよね。

9月5日「プロメテウス」新宿ピカデリー
[人類紀元の謎をさぐる宇宙船プロメテウス号の大冒険]
感想は「映画「プロメテウス」」で。すっげー壮大なグロ系宇宙法螺話でした。

9月9日「るろうに剣心 日本語字幕版」新宿ピカデリー
感想は「映画「るろうに剣心 日本語字幕版」」で。字幕版としては足りない、色々足りなさすぎ。でもアクション活劇部分は何度みてもすごいし見応えあり。

9月19日「夢売るふたり」新宿ピカデリー
[料理人とその妻の二人三脚な結婚詐欺の行く末]
面白かったしすごいと思うが(まあ、突っ込みどころも結構あるけど。飲食店やってて消化器とか火災報知器なかったのかよとか、結婚詐欺をやる人間が一カ所に店を構えるっていう設定はどうなの?とか)、……こういう心理劇は超苦手。

9月19日「天地明察」新宿ピカデリー
[江戸時代に太陰暦を作った天文暦学者・渋川春海]
これは映画館で予告編を見てかなり期待してたんですけど、……物語は面白いんだけど、そしてキャストはすごくいいんだけど(特に数学オタクのオヤジ達がナイス)色々きれいすぎるかも。時間が何年も経っているのにそれが全く感じられなくて、「待っている」と言った所であまり待っていた感がないとか、何十年にも渡る物語なのにお話的に平面っぽくなっているというか。あと特に最後のシーン、血まみれのはずの手が次の場面で何もないって絶対変だと思うんだけど。感動場面なんだろうけどまず「えええー、ないわー」とか思っちゃった私です。面白かったけど、でも日曜夜9時のTBS連続ドラマの方がよかったかも。

9月19日「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」新宿ピカデリー
["踊るシリーズ"最終作]
シリーズ最後っぷり炸裂。もっと色々削ぎ落として本筋だけガッツリ描写した方が花道を飾れたのでは?と一瞬思ったけど、でもこれはこれでお約束の世界を思い切り堪能する愛すべき作品としてのラストを迎えられてよかったのかも。少なくともここで終る事でこれ以上ひどくはなる事がないというのがわかったという意味でファンにとっても幸せだったのでは。でもさ、私もドラマシリーズからずっと見続けて来て、最初のドラマシリーズと「交渉人・真下正義」のファンなので言わせていただきますが、物語から展開からそれぞれの場面から突っ込みどころがありすぎるなんてものではなく、もう脱力でした。「踊る3」よりはマシとは思ったけど。

「踊る3」については「映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」」で色々書いて、最後に"シリーズ物って、色々辛い"、"近日中に「トイ・ストーリー3」を見る予定"と書きましたが、この「トイ・ストーリー3」がまたね、「なんて幸せなシリーズ完結作なんだ!」というものでした。もちろんCGアニメだからこそできる部分もあったんだけど、こういう素晴らしいpart3を見ちゃうと余計にあれは何だったんだと思います。

そんで今回の「踊る・完」ですが、とにかく余計な話を省いて本筋をきちんと描いてくれよ、というのと、一般常識レベルの設定はちゃんとしようよというのが一番でした。だってさー、例えば出だしの潜入捜査のくだり、何も「外事警察」レベルで描けとは言わん(笑)、でもその地域に受け入れられている若夫婦が実は潜入捜査員だったなんてわざわざ言う必要ないでしょ。実は僕達警官でした〜、今までのは全部嘘で〜す、なんて言われたらまず皆普通に「え!?」と思うでしょ。犯人捕まってよかったねムードでなあなあになっているけどさ。多分「男はつらいよ」のオープニングの夢落ちエピソード感を狙ってたのかもしれないけど、ここ、いらないから! 早く本筋に入って下さい。すみれさんが警察を辞めるというくだりだってさー、普通の社会人が会社を辞めるならまず一ヶ月以上前に辞意を伝えて辞職願を出しておこうよとか(でも警察を辞める時の手続きは民間とは違うのか?)、仕事の引き継ぎはどうなっているのよとか、いきなり辞める前に配置換えとか休職という選択だってあるだろとか、警察の労災認定とか業務災害に対するケアとかどうなっているのよとか、九州まで帰るのにいい大人が夜行バス??体調悪いのに??とか、色々??だらけなので、すみれさんに最後にあのバスを運転させるために無理矢理適当に作り出した設定なんだろうなあとか思う訳です。そんでビールの発注ミスとか、滝藤賢一(中国人留学生のヒト)にあんなピエロみたいなキャラやらせたりとか(略 いや、もういいですけどね。

元々"踊る4"だけで記事を書こうと思っていたので長くなっちゃったよ(笑)。誘拐の流れとか動機とか犯人の行動も納得できないところばかりだけど、でもさー、ミステリー考証をちゃんとした作家さんにやってもらって、不必要な最終興行お披露目エピソードとキャラを削って、「交渉人・真下正義」みたいにストーリーをちゃんとしぼってゴールに向かうべく描写してくれたらなあ、、、、と思ったですよ(あれ? そしたらもう別の作品??)。とはいえ、嫌いにはなれない作品なんですよね。はぁ……。

10月3日「アイアン・スカイ」新宿武蔵野館
[月の裏からナチスがやって来た!]
いやぁ、久しぶりに力が入った本物のお馬鹿映画を見たような気が。前に見た「宇宙人ポール」が思っていたよりもちゃんときちんと面白かった事を思えば、どちらかというと丁度一ヶ月前に見た「プロメテウス」の方が格段にお馬鹿指数が高かったよなー。

10月5日「鍵泥棒のメソッド」吉祥寺バウスシアター
[暗殺者と売れない役者のとりかえばや物語]
面白かった。筋立てだけ聞くとドタバタ喜劇だが物語の作りが緻密で台詞も面白く、そしてあの展開とあのオチは全く予想していなかった。脚本がすごくいい(エラソー?)。ここ数年香川照之を素直に見られなかったのだが(笑)、この作品の香川照之は本当によかった。

10月17日「へルタースケルター」新宿角川シネマ
[トップモデルのりりこは全身整形美女。やがて追いつめられて狂気と現実の狭間に落ちてゆく]
「今迄の作品の中で一番鷲津度が高い」「あれは確信犯」と言うのを散々聞いていたが確かにその通りだった。でも鷲津(大森南朋)もどきの皮を被った検事・麻田誠(大森南朋)がキザでキザで背筋がゾワゾワする。っつーか、鼻血ぶーーだよっ! 「やっと逢えたね、タイガー・リリィ」とか「いいね、朝のコーヒーは。カップの中に漆黒の闇が溶け込んでいるようだ」とか、まあ数々の台詞が気持ち悪くて気持ち悪くて。台詞自体は原作通りだそうだが(原作未読)だとしたら、多分原作ではこんな物語の説明役のただのキザ男ではなく、現実の事件を追う検事として、「現実」を生きているのかわからないりりこ(沢尻エリカ)と対になった存在だったりするんじゃないのかなあ。原作読んでないからわからないけど。でももしかしてこの検事のこの気持ち悪さもりりこを描写するために必要な気持ち悪さなのか??とか一瞬思ったけど、そこまでは織り込んでないような脚本(っつーか、あんまり色々深くない)だと思うしなー。ありとあらゆる意味で沢尻エリカでなければあり得ない作品だったかも。

10月19日「声をかくす人」東商ホール(試写会)
[リンカーン大統領暗殺犯としてアメリカ政府に処刑された初めての女性]
リンカーン暗殺容疑者のメアリーとその弁護士の法廷劇。暗殺場面以外は淡々と物語が進むが退屈しない。面白かった。このタイトルの意味はアメリカの「国家の正義」の前には真実など揉み消される事を指しているのかと思っていたが、同行者が入口のところにいたスタッフに聞いたところメアリーの事らしく、ちょっとガクッ。

11月7日 「のぼうの城」新宿ピカデリー
[のぼう様こと成田長親の軍500人vs石田三成軍2万人]
オープニングのCGがしょぼくてびっくりしたが面白かった。ちょっと他とは違う際立つ奇矯なキャラでなおかつあの謡と踊りができる俳優となると確かに野村萬斎しかいないのかもしれない。でも時たま入る現代的な台詞使いが浮いているのが残念。すごく大昔の時代劇みたいなナレーションが入ってて昭和感がただよったり(しかも一体誰だよこのナレーション!?と思ったら安住紳一郎だった)、他のキャラが漫画や劇画みたいだったりだけど、細かい所が色々面白いし白兵戦描写がすごい。そして衣装が素晴らしい。当時あんな衣装だったのかどうかはわからないけど非常に現代的でなおかつ当時あっても不思議ではない感じでちゃんと溶け込んでいる。

本当は昨年公開だったのが水攻め場面があるため311に考慮して延期になったと聞いた時はえー??と思ったけど、これは確かにそうなっても仕方なかったかも。しかもこれでも人が流されていく場面などはカットされているとのこと。

12月19日 「007スカイフォール」新宿ピカデリー
[007、故郷に帰る]
面白かった。感想は「映画「007スカイフォール」」でマッドサイエンティストチックなQ萌えとか書きましたが、この正月休みの間に自分の博士萌えのルーツを発見いたしました。私のキャラ萌えは漫画を除けば「日本沈没」の田所博士(小林桂樹)、次が「科学忍者隊ガッチャマン」の南部博士、そして「007」のQ、途中省略して「ハゲタカ」の鷲津(大森南朋)という流れだと思っていたが、違いました(非常にどうでもいい話だが)。正月休みの間にNHK Eテレで「ひょうっこりひょうたん島」の再放送があり、うっひょーーーっと思って録画しながら見てみたら……昭和40年代の「ひょっこりひょうたん島」じゃなくて、1990年代にリメイクしたものでした。そのときの私の心の叫びが「ハカセの声が中山千夏じゃない!こんなのハカセじゃない!」(←いいトシしたおばちゃんの言う台詞じゃないが、気にしない)というもので、今回私の博士萌えのルーツを発見した次第でございます。そして新Qをもう一回見るために今年の1月2日にはまた「007スカイフォール」を見に行ってきました。……すみません、半分嘘です。本当は最初に見たときに一番最後に表示された「字幕 戸田奈津子」に打ちのめされて、字幕ではなく吹き替え版を探してみた物の、時間的に合う映画館が近くになかったの。それにしてもストーリーを全部わかっているのに、見ている最中は余計な事を考えることなく集中できるってやっぱりすごいよな。

12月19日 「アルゴ」ヒューマントラストシネマ渋谷
[1979年、イランのアメリカ大使館占拠事件でCIAの人質救出作戦]
面白かった。ハリウッドを巻き込んでの映画制作詐欺(?)と聞いていたのでもっと荒唐無稽なホラ話かと思ったけど、すごく地道なサスペンス。映画全体の作りが事件のあった1970年代を髣髴とさせる作りでオープニングのロゴはもちろん、作品の色調がもう当時のドキュメンタリーっぽい色調になっている。歴史的事実なんだからどうせ皆最後は助かっちゃうんだろーなーとか、いくらなんでも事実ではここまで何もかもがギリギリでうまくいったって話じゃないんだろうなあと思いつつも目が離せなかった。

さて今年、見なくちゃならないのは「ガッチャマン」(←義務なのか?)、是非ヒットして欲しいのは大友D脱藩後第2作「プラチナデータ」、予告編を見て今のところ見てみたいと思っているのは「クラウド・アトラス」(今チェックしてみたら007で新Qを演じた子が出ているけど萌え度ゼロ)、「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(予告編でブルース・ウィリスが出て来てBGMに第九が流れた時はまさかと思ったけど)、「鈴木先生」(1/12公開、もう、始まっているよ!)、「舟を編む」、「LOOPER ルーパー」(これももう先週から始まっているので近日中に見たい)、「アルバート氏の人生」あたり。去年よりはもう少し色々見てみたいところ。
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テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画
コメント
>私は血も涙もない女なので映画やテレビドラマを見ても泣くと言うことがまずないのだが

わたしも冷血度においてはひけはとらないつもりだけど、涙はすぐに出る体質みたい。だからと言って感動しているわけじゃないので、泣きながらも腹の中じゃ「安っすい演出だな、おい!」とか、「設定がベタ過ぎ!」とかののしってます。心と体は別物なのさ。でもドライアイだから丁度いいかも(笑)

わたしから見ると結構の本数見てると思うんだけど、tsumireさん的にはこれでも少ない方なんだね。
昨年はtsumireさんのつぶやきを読んで見に行った映画も何本かありました。

「ミッションインポッシブル」もその内の一本。文句無しに面白かった。ありがとう。トム・クルーズ、頑張ってたねー。
>[スパイのイーサンがドバイの高いビルで色々大変]
ほんとほんと(笑)死ぬわけないと分かってても、こんな怖いことよくやるなーと、イーサンに心の中で拍手しちゃったよ。

「ロボジー」、予告編を見て面白そうだと思い、軽い気持ちで見に行ったけど、思わぬ拾い物という感じ。最初、じいちゃんがミッキー・カーチスとは気づかなかったよ。漫画化されたキャラがかわいくて、ついついクリアファイルを買っちまったぜ。

「テルマエ・ロマエ」は、前半は幸せな気持ちで見ていたのに、後半はあまりの失速ぶりに、違和感どころか居眠りしてしまう体たらく。なんだかなーの一本だったな。


「るろうに剣心」、大友さんの応援の意味で見に行ったけど、これも素直に面白かった。人気コミックが原作で時代劇。一体どんな作品になるのかと思ったけど、大友さんってすごいなーと、改めて感心しちゃった。

「鍵泥棒のメソッド」、ほんと香川照之が良かったね。目が離せなかったもん。まあ堺雅人の役のカジュアルな服が、香川照之に似合わないこと!(笑)わざとそういう衣裳を選んでるんだろうけど、そういう所も入れ替わった状態を上手に表現してるなぁと思った。ラストまで満足のいく作品だったよ。もしかしたら、アクの強くない香川照之の方が好きかも。

「舟を編む」はもう映画化なんだね。知らなかったわ。予告編を見る限りでは、学者先生は加藤剛みたいだけど、イメージではもうちょっとふんわりした感じかな。(橋爪功あたり。小日向さんでは若過ぎかと)
奥様、「ガッチャマン」はやっぱり見るんだね。南部博士はまだ誰がやるのか分からないの?竹中直人だったらどーする?(笑)

おまけで「へルタースケルター」。「今迄の作品の中で一番鷲津度が高い」という言葉にふらっと映画館に行きそうになったけど、tsumireさんが鳥肌ものだと言ったのでやめといた。でもこの記事を読んだら、その気持ち悪さにちょっと悶絶してみたくなったよ(笑)

今年はもっとたくさんの面白い映画が見られるといいね。(そしてつぶやいてね~)
2013/01/16(Wed) 19:28 | URL | suika | 【編集
へぇ〜けっこう不思議なラインナップだ。

「宇宙人ポール」って何だよ、と思ってたら、ちょうど昨日TVでやってたんで録ったわ。
このブログ読んでなきゃ絶対目もくれなかったが、正しいオタク映画みたいね(笑)

「ドラゴン・タトゥーの女」とか「ドライヴ」とか「ダークナイトライジング」とか私が見逃した映画、ちゃんと見てるなあ。

特にバットマンシリーズは全部映画館で見てるのに、今回まさかの見逃し…。お姉さんは「ダークナイト」は見てないのね。これ見た後、しばらくヒース・レジャーの怖さにうなされた記憶が…おすすめです。

「アイアン・スカイ」
こういうオバカ映画をしっかり見てる辺り、さすがオタク愛あふれるTsumire。

私も「へルタースケルター」の大森南朋、チェックしたくなったよ。
しかしこのセリフ、「鷲津度が高い」というより、伝説の迷作「笑う警官」を思い出してしもた。

ちなみに私の今年のベスト1は「ファーストポジション」です。こういうなんのひねりもないドキュメンタリーに感動するとは、年かね?
2013/01/21(Mon) 23:45 | URL | oha~ | 【編集
>涙はすぐに出る体質みたい。

まあ、それはなんて健康的な。私なんざ冷血なので普通に涙が出ないけど物理的にも涙が出にくい体質とか言われて、昔は貧血でなおかつ血が薄かったので文字通り「血も涙もない」女だったよ。

>でもドライアイだから丁度いいかも(笑)

出すもんや出るもんはどんどん出した方が体にいいしね。

>tsumireさん的にはこれでも少ない方なんだね。

できれば1ヶ月3本〜4本は見たいかなー。でもさー、suikaさんも他の皆さんもテレビで映画を見るでしょ?私はテレビでは映画は見ないので、「映画」を見ている回数自体は私もsuikaさんも変わんないんじゃないかなー。

>「ミッションインポッシブル」もその内の一本。文句無しに面白かった。

昔ながらの話が本当に今の時代風になっていて面白かったね。

>「ロボジー」、予告編を見て面白そうだと思い、軽い気持ちで見に行ったけど、思わぬ拾い物という感じ。

全然気負わない映画で(笑)よかったね。

>「テルマエ・ロマエ」は、前半は幸せな気持ちで見ていたのに、後半はあまりの失速ぶり

上戸彩が古代ローマで浮きまくりで。前半のいい感じが全部台無し。

>「るろうに剣心」、大友さんの応援の意味で見に行ったけど、これも素直に面白かった。

とにかくちゃんと「見せて」くれる映画だよね。アクションは特に麻薬的な魅力があるし。まー、ドラマ部分はねー、どうしたって期待しすぎてしまったところがあるので、最初に見たときはちょっとガッカリだったけどさ。

>「鍵泥棒のメソッド」、ほんと香川照之が良かったね。もしかしたら、アクの強くない香川照之の方が好きかも。

そういえば大友さんが池袋のセミナーの時に、わざわざ作り込んでいる役の時の香川照之を皆は役作りしてああなっていると思っているかもしれないけど、あれが香川照之そのものなんだ、みたいな事を言っていたような気が。

>「舟を編む」はもう映画化なんだね。知らなかったわ。

原作を読んでないので誰が誰だかさっぱりわからなけど、なんとなく面白そうな気がするので楽しみにしています。

>奥様、「ガッチャマン」はやっぱり見るんだね。南部博士はまだ誰がやるのか分からないの?竹中直人だったらどーする?(笑)

ううううむ、まあ、夏にならないとわからないけどさー、ケンとジョーが実力派の松坂桃李と綾野剛だからやや期待だけど(ジュンが剛力あやめなのはサイテーだけど)、南部博士はなー、多分当たり障りがないっつーか、毒にも薬にもならないキャストなんじゃないのかな。もうね、この際一徳でもいいよ。あ、一徳はベルクカッツェ候補だったっけか(笑)。

>でもこの記事を読んだら、その気持ち悪さにちょっと悶絶してみたくなったよ(笑)

ほほほ、じゃTSUTAYAにGO!

>今年はもっとたくさんの面白い映画が見られるといいね。

今年は一昨年の暮れや去年よりも時間が自由になるはず、だからもっと見られるはずなので頑張りたいところです(頑張るものか??)。
2013/01/31(Thu) 22:22 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
>「宇宙人ポール」って何だよ、と思ってたら、ちょうど昨日TVでやってたんで録ったわ。
>このブログ読んでなきゃ絶対目もくれなかったが、正しいオタク映画みたいね(笑)

だいたいさー、タイトルがナイスでしょ、この映画(笑)。普通つけないでしょ、こんなベタすぎるタイトル。と言って媚びている訳でもなくて微妙にいい塩梅で。

>「ドラゴン・タトゥーの女」とか「ドライヴ」とか「ダークナイトライジング」とか私が見逃した映画、ちゃんと見てるなあ。

予告編すら見てなくてなんとなく勘で入ってみたんだけどさ、どれもすごい作品だったけど、それを好きになるかどうかはまた全然別だね。

>お姉さんは「ダークナイト」は見てないのね。これ見た後、しばらくヒース・レジャーの怖さにうなされた記憶が…おすすめです。

映画館でみたいからなかなか見られないのよ。

>「アイアン・スカイ」
>こういうオバカ映画をしっかり見てる辺り、さすがオタク愛あふれるTsumire。

ああ、これは本当におバカ映画だった。最後のグダグダな感じがまた、正しいおバカ映画だったわ。

>私も「へルタースケルター」の大森南朋、チェックしたくなったよ。
>しかしこのセリフ、「鷲津度が高い」というより、伝説の迷作「笑う警官」を思い出してしもた。

「笑う警官」は映画としてほんんんんんとおおおおおにダメダメだったから、大森南朋の鷲津度なんかもう吹っ飛んじゃったけどねー。

>ちなみに私の今年のベスト1は「ファーストポジション」です。

あら、見てないわ〜。

>こういうなんのひねりもないドキュメンタリーに感動するとは、年かね?

まあ年取って、今まで色んな作り物を見てきたから、ストレートな物の方がぐっとくるのかもね。
2013/01/31(Thu) 23:07 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
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