「お年頃」って何だよと思われるかもしれないが、要は生殖年齢終了前後(40代〜50代)、まあ更年期のことで。わかっていてもズバリ「更年期」とか言われるとあらためてうぐぐぐと来たりするので、私はとりあえず「お年頃」と言っています。わかっちゃいるんだけどね、なかなかその現実を自分の事として受け入れがたかったりする。でもさー、有無を言わさず体の転換期にあるため色々支障が出て来るんですよ。私も体調はどうこう言う程の変化はなかった(気がつかなかった)んですが、今年は今までに経験した事がないレベルで鬱ゾーンに落ち込んでしまい、色々大変でした。今はかなり復活したのでこうしてネタにもしていますが。何せ今年の標語は「転んでもただでは起きない」だし(1月1日「あけましておめでとうございます。」)。

そんな訳でお年頃ネタのコミックエッセイを何冊か読んだのでご紹介。


50歳前からのココカラ手帖 (Sanctuary books)」(高橋陽子著、サンクチュアリ出版、2013年、182p、1,150円)
今年の春頃からあれ??と思って一番最初に手に取ったのがこの本。あるあるネタに納得しながらも、じゃあどうしたらいいんだ?と模索する著者の姿に、色々参考になります。なんか変だと思って心療内科に通った著者はそこでうつ病でも更年期障害でもないと言われる。じゃあ何なのか?

「今のタカハシさんの症状に病名はありません。それは「疲れ」だからです」。

お年頃な女性の体の不調って、トシだから仕方がないとか、仕事とか子どもの進路の問題とか親の介護とかで色々忙しいから仕方がないと思いがちで、これってもしかしたら更年期障害?と思っても、それもまたそういう年代だから仕方がないと思いがち。でも単純に(単純じゃないけど)、色んな事にすごく疲れているという現状を意識するというのは非常に重要な事らしい。また、体重が増える一方なのでジムに通ってトレーナーの男性と色々話しているうちに、ジムのトレーナーに「(心と体を休ませて、気持ちを「ごきげん」にするため)毎日いたずらがきをして下さい」と言われるとか。薄毛対策とか50代のメイクとか、「更年期障害」というよりはこの年頃だからこそのネタをあれこれを漫画で面白く読めた本でした。


今夜もホットフラッシュ 更年期 越えたら 人生パラダイス」(青沼貴子著、メディアファクトリー、2013年、126p、950円)
青沼貴子といえば数々の育児エッセイコミックの著作があり、私も「ママはぽよぽよザウルスがお好き」は何冊か読んだことがあります。その著者がこんなお年頃ネタなお話を描くようになっていたとは! しかし開き直ったこのタイトルがいいです。開き直りすぎて手に取るのが躊躇われる人もいるかもしれんが、お年頃ネタはもう誤摩化すか笑い飛ばすしかない。私はホットフラッシュ現象は経験ないのでよくわからないけど、でも40代で子宮全摘(&卵巣残留)をした経験は私にも共通しているので、他の子宮ありな皆様のように「お年頃」を徐々に実感できる事なくいきなり不調が来てアレレ??と思うところなんかも、そうなのそうなのとか思えちゃう訳です。また、疲れや無気力、ヒステリーなども面白おかしく描かれているので、自分だけじゃないんだとホッとしたり。

Amazonの書評では「内容が中途半端」とか書いている人もいましたが、エッセイコミックって著者の経験談がメインになるから自分が読みたいものや知らないけど知ってみたい世界からちょっとズレると、どうも他人事感の方が大きくなって中途半端な感じがするんじゃないのかなあ。まあ、もっとしっかりとお年頃な知識を探索したいという場合には不向きな本だとは思うけど、当事者な皆さんにとっては(爆笑はできないけど)読むと気楽になれる本。絵も一番読みやすくてとっつきやすいし。


だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調」(ほしばあやこ、松鳥むう著、主婦の友社、2009年、128p、1,200円)
この3冊の中では一番真面目で一番実用的。それぞれの細かい症状毎にフローチャートが載っていて、知りたいと思う事やどうしたらいいのかが探し出せるようになっている。その分文章がかなり多めになっているためコミックエッセイというよりも文章にコミックイラストが付いている感じの印象。でも、まず何をどうしたらいいのか、医者に行くにしても一体どこに行ったらいいのか、これってお年頃のせいなのかそうじゃないのかモヤモヤするけど何?な場合にかなり役に立つのではないかと思う。まだ読んでないけど続編(「続 だって更年期なんだもーん 治療編」もあるのでもしかするとその続編の方がもっと実用的なのかも。

そんな訳で、次回の新刊に向けて準備だけは余念がない私です(←自慢になってねーよ)。
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コメント
>ズバリ「更年期」とか言われるとあらためてうぐぐぐと来たりするので

へぇ、そうなんだ。わたしは全く平気。むしろ自分から「いやー、更年期なもんで。(てへぺろ)」と、あれこれ便利に言い訳として使ってます(笑)
老眼鏡という言い方もしないよね、最近。シニアグラスとか言うらしい。わたしがメガネ屋で「老眼鏡」と連呼するも、お店の人は律儀にシニアグラスって言うもんね(笑)

ホットフラッシュは一日に何度もあるよ。これは結構辛いかなー。冬でも汗かくし。同時に動機、息切れも発生するし。
まあ私の場合は、体の不調だけで、メンタル面ではあまり不調を感じずにすんでいるので、そこは助かったかも。
この年になって、「お年頃」なんて可愛い言い方をしてもらえるとは思ってもいなかったよ(笑)
tsumireさんのお年頃っぷりが激しく気になるわ。
新刊、楽しみにしております。
2014/01/03(Fri) 21:39 | URL | suika | 【編集
>へぇ、そうなんだ。わたしは全く平気。むしろ自分から「いやー、更年期なもんで。(てへぺろ)」と、あれこれ便利に言い訳として使ってます(笑)

これさー、多分私の場合、子宮全摘のあと色々すっきりして特に困る事もなにもなくて更年期の事なんかすっかり忘れていたのに、ここにきていきなり来たせいだと思うんだよね。子宮ありの皆さんなら色々徐々に実感していったと思うんだけど私の場合、それがなかったからねー。「更年期」との距離がとれてないっつーか。もちろん友達同士なら「こういうトシだしね」といくらでもネタにできるんだけど、私の場合はいきなり来たビッグウェーブが仕事に支障を来すレベルだったもんだから、まず上司(男性)に説明しなくちゃならなかったのがハードル高かったわー。

>メガネ屋で「老眼鏡」と連呼するも、お店の人は律儀にシニアグラスって言うもんね(笑)

そういや、わしら、毎日毎日着実に「老人力」が付いてきているんだったね。シニアグラスも補聴器(補聴器は何て言うんだろう?イヤーサポーター?デビルイヤーじゃないよね?)はわしらの必須武器?

>ホットフラッシュは一日に何度もあるよ。これは結構辛いかなー。冬でも汗かくし。

へぇー、そうなのか。暑がりではあるけどいきなりガッとくるようなのはないのでよくわからないけど、色々キツイというのは聞いています。動悸息切れは「お年頃」のせいなのかホンモノの年のせいなのかわからんよね。

>新刊、楽しみにしております。

ほほほ、夏までには必ず出しますので、もう少々お待ち下さい(←今年初の大言壮語か?)。
2014/01/04(Sat) 22:28 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
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