2021年01月06日 (水)
今年も自分のボケ防止と記録を兼ねて2020年の連続ドラマを振り返ってみます。今までの記事はこちら。なお単発ドラマ、昼帯はほとんど見ていません。
「2019年のテレビドラマ」(2020年1月5日)
「2018年のテレビドラマ」(2019年1月3日)
「2017年のテレビドラマ」(2018年1月6日)
「2016年のテレビドラマ」(2017年1月3日)
「2015年のテレビドラマ」(2016年1月3日)
「2014年のテレビドラマ」(2015年1月4日)
「2013年のテレビドラマ」(2014年1月5日)
……2020年のドラマを振り返るって。見たドラマや話題になったドラマをチェックしていたんですが、1月期ドラマは当初の予定通り放送されていたと思いますが、4月以降がもう滅茶苦茶。もう随分と昔の出来事のような気もするけど、2月にクルーズ船でのコロナ感染拡大、3月にはオリンピック開催延期決定、そして4月に都市部で緊急事態宣言がありドラマ撮影が次々と中止されました。(「2020年夏期のTVドラマ」や「2020年秋期のTVドラマ」でも書きましたが)ざっくり、2020年に見たドラマや話題になったドラマを並べてみてもどれほど変則的な放映スケジュールになっていたかがわかります。
1月10日、金曜深夜テレビ東京「コタキ兄弟と四苦八苦」
1月11日、土曜22時日本テレビ「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」
1月12日、日曜22:30日本テレビ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」
1月14日、火曜22時TBS「恋はつづくよどこまでも」
1月17日、金曜22時TBS「病室で念仏を唱えないでください」
1月18日、土曜21時NHK総合「心の傷を癒すということ」
1月19日、日曜21時TBS「テセウスの船」
1月19日(当初1月5日放送開始を2週間延期して開始、6月7日第21回放送後休止、8月30日から放送再開、全44回)、日曜20時NHK総合「大河ドラマ 麒麟がくる」
1月24日、金曜22時NHK総合「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」
1月24日、金曜23:15テレビ朝日「女子高生の無駄づかい」
1月25日、土曜18:05NHK総合「螢草」
1月8日、水曜22時日本テレビ「知らなくていいコト」
2月1日、土曜23:15テレビ朝日「アリバイ崩し承ります」
2月1日、土曜23:30NHK総合「伝説のお母さん」
4月13日開始、2回まで放送後中断、7月27日第3回より再開、10月19日最終回(全15話)、月曜21時フジテレビ「SUITS/スーツ season2」
4月18日開始、中断あり、7月4日最終回(全7話)、土曜23時15分テレビ朝日「M 愛すべき人がいて」
4月24日開始、中断あり、6月19日より再開、7月24日最終回(全8話)、金曜23時15分テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」
4月4日、土曜23時30分NHK総合「いいね!光源氏くん」
4月8日開始(中断なし)、9月16日最終回、水曜深夜(0時52分?0時58分)テレビ東京「ミニドラマ きょうの猫村さん」
6月17日(4月15日開始予定春ドラマ)開始、8月5日最終回(全8話)、水曜22時日本テレビ「ハケンの品格」
6月18日開始(4月16日開始予定春ドラマ)、7月30日最終回(全7話)、木曜21時テレビ朝日「BG 身辺警護人」
6月26日(4月10日開始予定春ドラマ)、9月4日最終回(全11話)、金曜22時TBS「MIU404」
7月16日(4月9日開始予定春ドラマ)、9月24日最終回(全11話)、木曜22時フジテレビ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」
7月17日(4月17日開始予定春ドラマ)、9月18日最終回(全10話)、金曜22時NHK総合「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」
7月19日(4月19日開始予定春ドラマ)、コロナ対策で9月6日休止・9月27日最終回(全10話)、日曜21時TBS「半沢直樹」
7月28日(4月14日開始予定春ドラマ)、9月15日最終回(全8話、最終回は2時間)、火曜21時フジテレビ「竜の道 二つの顔の復讐者」
7月7日(4月14日開始予定春ドラマ)、9月1日最終回(全9話)、火曜22時TBS「私の家政夫ナギサさん」
8月12日開始、9月30日最終回(2時間、全8話)、水曜22時日本テレビ「私たちはどうかしている」
8月13日開始、9月10日最終回(全5話)、木曜深夜日本テレビ「おじさんはカワイイものがお好き。」
8月23日開始、9月20日最終回(全5話)、日曜22時NHKBSP「プレミアムドラマ すぐ死ぬんだから」
8月6日開始、9月17日最終回(全7話)、木曜21時テレビ朝日「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2」
9月11日、10月16日最終回(全6話)、金曜22時TBS「金曜ドラマ キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」
9月15日、10月6日最終回(全4話)、火曜22時TBS「火曜ドラマ おカネの切れ目が恋のはじまり」
9月19日(6月6日開始予定ドラマ)、10月17日最終回(全5話)、土曜21時NHK「天使にリクエストを~人生最後の願い~」
10月10日、土曜22時日本テレビ「35歳の少女」
10月11日、日曜21時TBS「危険なビーナス」
10月11日、日曜22時30分日本テレビ「極主夫道」
10月14日、水曜22時日本テレビ「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」
10月15日、12月10日最終回(全9話)、木曜22時フジテレビ「ルパンの娘」
10月20日、火曜22時TBS「この恋あたためますか」
10月22日、12月10日最終回(全8話)、木曜21時テレビ朝日「七人の秘書」
10月26日、12月7日最終回(全6話+特別編)、月曜22時テレビ東京「共演NG」
10月27日、火曜21時フジテレビ「姉ちゃんの恋人」
10月31日、土曜23時30分NHK「閻魔堂沙羅の推理奇譚」
10月31日、土曜23時テレビ朝日「先生を消す方程式。」
10月9日、金曜22時NHK総合「タリオ 復讐代行の2人」
10月9日、金曜23時15分テレビ朝日「24 Japan」
11月2日(2020年夏季開始予定)、月曜21時フジテレビ「監察医 朝顔2」
12月11日(5月15日開始予定春ドラマ)、金曜20時NHKBSP「明治開化 新十郎探偵帖」
特に変則的だったのは夏期に放映されたドラマ。元々東京オリンピック中継が予定されていたため短めだったり長めだったりの変則スケジュールだったらしいので、4月期ドラマが一旦中断して6月末ごろから順次再開してもオリンピックが無くなったのでちょうどいい具合に調節で来ているのでは?と思ったんですが、そう単純なものでもなかったらしい。全放送話数が短縮されたり(「MIU404」14話から11話へ)、超人気ドラマでもないのに(失礼?)最終回で2時間だったり(「私たちはどうかしている」「竜の道 二つの顔の復讐者」)、変則的に1話75分放送だったり(「半沢直樹」他)、通常1クールのドラマが終わると数々の特番があるのにそれもなくすぐ次のドラマが始まったり。そうでなくても出演者の逮捕で当初からスタートが遅れた「麒麟がくる」、出演者(主役)の死去で脚本を書き換えたものの当初の予定通りには終わらなかった「おカネの切れ目が恋のはじまり」、遅れてドラマが始まっても制作スタッフに感染者が出て放送が中断した「半沢直樹」、2020年春の段階で情報が出ていたのに今だに放送開始日が未定な「日曜劇場 ドラゴン桜2(仮)」とかカオス。

今回は年間視聴率のランキングをチェックしてませんが、多分1位は「半沢直樹」、その後にフジ月21時「監察医朝顔」、TBS火22時「恋はつづくよどこまでも」「この恋あたためますか」もしかすると「私の家政夫ナギサさん」も?あとはTBS日曜劇場「テセウスの船」「危険なビーナス」あたりも入ってそうだし、私は見ないですがテレ朝の長期シリーズ刑事ドラマ群は入ってそう。もしかするとTBS金22時「MIU404」も入っているかも。
さて、いつもはランキングつけたりグループ分けしたりしてますが、今回はいつも以上にざっくりとだけ。というのも、緊急事態宣言期間中、医療関係やエッセンシャルワーカー以外の皆さんはかなり自粛状態だったと思いますが、私は仕事の都合でほとんど毎日出社してました。でもテレビでは新番組がなくなり再放送や総集編ばかりだったせいかテレビを見なくなってしまったんですよ。子供の頃からずっとテレビを何十年も見続けてきたのに。そうかといってネットドラマやYouTubeのようにいつでも見られる映像配信系にもそそられず。しかもテレビだけでなく映画館も休館しているし、花見しようにもあちこちの公園、庭園は閉鎖しているし、図書館美術館博物館みんな閉まっているし、買い物しようにも昼間は仕事しているから帰る頃にはスーパーと薬局と病院以外は時短営業で閉まっているし。あの時期、多くの人が物理的にも精神的にも停滞していったと思いますが、毎日都内を移動していた私でも色々停滞してしまっていたようでした。まあ、新しい番組が始まるとようやく少しずつテレビも見るようになったんですが、それでもかつてほどの気力がないのは、コロナのせいだけだけなく、もしかしたらトシのせいもあるのか?だったらそれはそれでちょっと嫌だな(笑)。
そんなわけで2020年一番面白かったのはやはり「MIU404」、ドラマとして面白いだけでなくこれほどまでに日本の「今」を描いたエンタメドラマもなかったです。外国人技能実習生やワーキングプア、違法ドラッグ、フェイクニュース・デマの拡散、過激な映像配信、というような目につく社会問題だけでなく、リアルタイムで見ている視聴者を巻き込む形でのSNSの利用や、第3話にいきなり登場したシークレットキャストなど話題にことかきませんでした。しかも幻覚とはいえマルチエンディング的描写があり、最後にコロナの今を描いて、「0」からまた始まるというラストもよかったです。
大河ドラマ「麒麟がくる」はやはり見応えがあります。2019年の「いだてん」の時のような毎週ワクワクドキドキするような、センスオブワンダーは私には感じられませんが、物語の説得力というか物語の力がすごい。大河ドラマにありがちな根拠のない主人公絶賛も、「麒麟がくる」では必要な描写がさりげなくそこかしこにあるので納得できるのです。また画面の様式美が素晴らしい。紅葉で赤く染まった庭での大立ち回り、剣の達人・足利13代将軍の最期、正親町天皇(坂東玉三郎)の見せ方等々、そして次回は超派手に松永久秀(吉田鋼太郎)が炎上するようですが、正月特報ではBGMに第九が流れていて最高じゃないですか(笑)。色々あって開始が遅れたり中断したりしましたが、無事全44話完走できそうでよかったです。
まったく期待してなかったんですが「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」は予想外の面白さがありました。同じ会社の同僚(?)とは知らないままSNSで知り合った2人が、お互いの正体を探ったり誤解したり別の相手が騙ったり、SNSのキャラと現実の相手との齟齬に戸惑ったりと局面が毎回パタリパタリと変わるのも面白いし、コロナの今を「MIU404」とは別の方向で描いていて、ディスタンスを取らざるを得ない人間関係描写も面白く、何よりもメインの2人が初々しいのもよかったです。
「ルパンの娘」は話がどうこうではなく、もう、こういうやりすぎにもほどがあるドラマを正面から見せてくれるだけで満足です(褒めてます)。舞台セットもバカバカしくて大げさでいいし、衣装デザインは前回と同じ柘植さん(柘植伊佐夫、大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」の人物デザイン監修)でこれまたナイスだし。深キョンの変身シーンなんかいつも楽しみでした。最終回は映画化でもするのか?っつう中途半端な終わり方だったけど、イっちゃてるミュージカル調+パチモンの007みたいでよかったです(褒めてます)。
「半沢直樹」は全部見ましたが、過剰なアドリブや顔芸の方ばかり話題になるのはどうなんでしょうか。「ハケンの品格」はなんか昭和感が漂うというか、古いというか。一応大企業なんだし以前のシリーズと同じようなことを今やったら、いくら相手が派遣社員でも(という言い方も何だけど)パワハラセクハラコンプラ違反で問題だと思うんですが。
「私の家政夫ナギサさん」も全部見ましたが、お仕事ドラマかと思ったらそれほどでもなく(年末に再放送していた「義母と娘のブルース」の方がホームコメディとしてだけでなく、お仕事ドラマとしても面白かったです)、ラブコメにしてはその場限りのコメディっぽくて、なおかつあのラストはどうもいただけませんでした。もしかすると原作の縛りがあるのかもしれませんが、恋愛感情がある2人が結婚さえすりゃいいっつうもんじゃないだろとか、特に家事労働を仕事にしているナギサさん(大森南朋)と家事が全くできないけど仕事はできるメイ(多部未華子)が結婚するというのは「逃げるは恥だが役にたつ」の男女逆転版のように見えて、その実何も詰めてないので、すげー都合がいいドラマになっているように思えました。
NHK土曜ドラマは2020年も鉄板ですね。「心の傷を癒すということ」も「天使にリクエストを~人生最後の願い~」もよかったです。TBS日曜劇場はなんだかんだいってもつい全部見てしまいます。
さて、2021年の1月期ドラマはもう始まっているものもありますが、とりあえず今月末までに新ドラマネタを描いてみる予定(←おせーよ!)。でもこれから緊急事態宣言も出るようだし、また撮影中止になったりするんでしょうか。各番組出演者の皆さんの感染公表もあったりして、色々心配な2021年です。どうか春までには、せめて夏までは、いや今年いっぱいかかってもいいので、今年こそは穏やかな日々でありますように。
「2019年のテレビドラマ」(2020年1月5日)
「2018年のテレビドラマ」(2019年1月3日)
「2017年のテレビドラマ」(2018年1月6日)
「2016年のテレビドラマ」(2017年1月3日)
「2015年のテレビドラマ」(2016年1月3日)
「2014年のテレビドラマ」(2015年1月4日)
「2013年のテレビドラマ」(2014年1月5日)
……2020年のドラマを振り返るって。見たドラマや話題になったドラマをチェックしていたんですが、1月期ドラマは当初の予定通り放送されていたと思いますが、4月以降がもう滅茶苦茶。もう随分と昔の出来事のような気もするけど、2月にクルーズ船でのコロナ感染拡大、3月にはオリンピック開催延期決定、そして4月に都市部で緊急事態宣言がありドラマ撮影が次々と中止されました。(「2020年夏期のTVドラマ」や「2020年秋期のTVドラマ」でも書きましたが)ざっくり、2020年に見たドラマや話題になったドラマを並べてみてもどれほど変則的な放映スケジュールになっていたかがわかります。
1月10日、金曜深夜テレビ東京「コタキ兄弟と四苦八苦」
1月11日、土曜22時日本テレビ「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」
1月12日、日曜22:30日本テレビ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」
1月14日、火曜22時TBS「恋はつづくよどこまでも」
1月17日、金曜22時TBS「病室で念仏を唱えないでください」
1月18日、土曜21時NHK総合「心の傷を癒すということ」
1月19日、日曜21時TBS「テセウスの船」
1月19日(当初1月5日放送開始を2週間延期して開始、6月7日第21回放送後休止、8月30日から放送再開、全44回)、日曜20時NHK総合「大河ドラマ 麒麟がくる」
1月24日、金曜22時NHK総合「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」
1月24日、金曜23:15テレビ朝日「女子高生の無駄づかい」
1月25日、土曜18:05NHK総合「螢草」
1月8日、水曜22時日本テレビ「知らなくていいコト」
2月1日、土曜23:15テレビ朝日「アリバイ崩し承ります」
2月1日、土曜23:30NHK総合「伝説のお母さん」
4月13日開始、2回まで放送後中断、7月27日第3回より再開、10月19日最終回(全15話)、月曜21時フジテレビ「SUITS/スーツ season2」
4月18日開始、中断あり、7月4日最終回(全7話)、土曜23時15分テレビ朝日「M 愛すべき人がいて」
4月24日開始、中断あり、6月19日より再開、7月24日最終回(全8話)、金曜23時15分テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」
4月4日、土曜23時30分NHK総合「いいね!光源氏くん」
4月8日開始(中断なし)、9月16日最終回、水曜深夜(0時52分?0時58分)テレビ東京「ミニドラマ きょうの猫村さん」
6月17日(4月15日開始予定春ドラマ)開始、8月5日最終回(全8話)、水曜22時日本テレビ「ハケンの品格」
6月18日開始(4月16日開始予定春ドラマ)、7月30日最終回(全7話)、木曜21時テレビ朝日「BG 身辺警護人」
6月26日(4月10日開始予定春ドラマ)、9月4日最終回(全11話)、金曜22時TBS「MIU404」
7月16日(4月9日開始予定春ドラマ)、9月24日最終回(全11話)、木曜22時フジテレビ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」
7月17日(4月17日開始予定春ドラマ)、9月18日最終回(全10話)、金曜22時NHK総合「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」
7月19日(4月19日開始予定春ドラマ)、コロナ対策で9月6日休止・9月27日最終回(全10話)、日曜21時TBS「半沢直樹」
7月28日(4月14日開始予定春ドラマ)、9月15日最終回(全8話、最終回は2時間)、火曜21時フジテレビ「竜の道 二つの顔の復讐者」
7月7日(4月14日開始予定春ドラマ)、9月1日最終回(全9話)、火曜22時TBS「私の家政夫ナギサさん」
8月12日開始、9月30日最終回(2時間、全8話)、水曜22時日本テレビ「私たちはどうかしている」
8月13日開始、9月10日最終回(全5話)、木曜深夜日本テレビ「おじさんはカワイイものがお好き。」
8月23日開始、9月20日最終回(全5話)、日曜22時NHKBSP「プレミアムドラマ すぐ死ぬんだから」
8月6日開始、9月17日最終回(全7話)、木曜21時テレビ朝日「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2」
9月11日、10月16日最終回(全6話)、金曜22時TBS「金曜ドラマ キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」
9月15日、10月6日最終回(全4話)、火曜22時TBS「火曜ドラマ おカネの切れ目が恋のはじまり」
9月19日(6月6日開始予定ドラマ)、10月17日最終回(全5話)、土曜21時NHK「天使にリクエストを~人生最後の願い~」
10月10日、土曜22時日本テレビ「35歳の少女」
10月11日、日曜21時TBS「危険なビーナス」
10月11日、日曜22時30分日本テレビ「極主夫道」
10月14日、水曜22時日本テレビ「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」
10月15日、12月10日最終回(全9話)、木曜22時フジテレビ「ルパンの娘」
10月20日、火曜22時TBS「この恋あたためますか」
10月22日、12月10日最終回(全8話)、木曜21時テレビ朝日「七人の秘書」
10月26日、12月7日最終回(全6話+特別編)、月曜22時テレビ東京「共演NG」
10月27日、火曜21時フジテレビ「姉ちゃんの恋人」
10月31日、土曜23時30分NHK「閻魔堂沙羅の推理奇譚」
10月31日、土曜23時テレビ朝日「先生を消す方程式。」
10月9日、金曜22時NHK総合「タリオ 復讐代行の2人」
10月9日、金曜23時15分テレビ朝日「24 Japan」
11月2日(2020年夏季開始予定)、月曜21時フジテレビ「監察医 朝顔2」
12月11日(5月15日開始予定春ドラマ)、金曜20時NHKBSP「明治開化 新十郎探偵帖」
特に変則的だったのは夏期に放映されたドラマ。元々東京オリンピック中継が予定されていたため短めだったり長めだったりの変則スケジュールだったらしいので、4月期ドラマが一旦中断して6月末ごろから順次再開してもオリンピックが無くなったのでちょうどいい具合に調節で来ているのでは?と思ったんですが、そう単純なものでもなかったらしい。全放送話数が短縮されたり(「MIU404」14話から11話へ)、超人気ドラマでもないのに(失礼?)最終回で2時間だったり(「私たちはどうかしている」「竜の道 二つの顔の復讐者」)、変則的に1話75分放送だったり(「半沢直樹」他)、通常1クールのドラマが終わると数々の特番があるのにそれもなくすぐ次のドラマが始まったり。そうでなくても出演者の逮捕で当初からスタートが遅れた「麒麟がくる」、出演者(主役)の死去で脚本を書き換えたものの当初の予定通りには終わらなかった「おカネの切れ目が恋のはじまり」、遅れてドラマが始まっても制作スタッフに感染者が出て放送が中断した「半沢直樹」、2020年春の段階で情報が出ていたのに今だに放送開始日が未定な「日曜劇場 ドラゴン桜2(仮)」とかカオス。

今回は年間視聴率のランキングをチェックしてませんが、多分1位は「半沢直樹」、その後にフジ月21時「監察医朝顔」、TBS火22時「恋はつづくよどこまでも」「この恋あたためますか」もしかすると「私の家政夫ナギサさん」も?あとはTBS日曜劇場「テセウスの船」「危険なビーナス」あたりも入ってそうだし、私は見ないですがテレ朝の長期シリーズ刑事ドラマ群は入ってそう。もしかするとTBS金22時「MIU404」も入っているかも。
さて、いつもはランキングつけたりグループ分けしたりしてますが、今回はいつも以上にざっくりとだけ。というのも、緊急事態宣言期間中、医療関係やエッセンシャルワーカー以外の皆さんはかなり自粛状態だったと思いますが、私は仕事の都合でほとんど毎日出社してました。でもテレビでは新番組がなくなり再放送や総集編ばかりだったせいかテレビを見なくなってしまったんですよ。子供の頃からずっとテレビを何十年も見続けてきたのに。そうかといってネットドラマやYouTubeのようにいつでも見られる映像配信系にもそそられず。しかもテレビだけでなく映画館も休館しているし、花見しようにもあちこちの公園、庭園は閉鎖しているし、図書館美術館博物館みんな閉まっているし、買い物しようにも昼間は仕事しているから帰る頃にはスーパーと薬局と病院以外は時短営業で閉まっているし。あの時期、多くの人が物理的にも精神的にも停滞していったと思いますが、毎日都内を移動していた私でも色々停滞してしまっていたようでした。まあ、新しい番組が始まるとようやく少しずつテレビも見るようになったんですが、それでもかつてほどの気力がないのは、コロナのせいだけだけなく、もしかしたらトシのせいもあるのか?だったらそれはそれでちょっと嫌だな(笑)。
そんなわけで2020年一番面白かったのはやはり「MIU404」、ドラマとして面白いだけでなくこれほどまでに日本の「今」を描いたエンタメドラマもなかったです。外国人技能実習生やワーキングプア、違法ドラッグ、フェイクニュース・デマの拡散、過激な映像配信、というような目につく社会問題だけでなく、リアルタイムで見ている視聴者を巻き込む形でのSNSの利用や、第3話にいきなり登場したシークレットキャストなど話題にことかきませんでした。しかも幻覚とはいえマルチエンディング的描写があり、最後にコロナの今を描いて、「0」からまた始まるというラストもよかったです。
大河ドラマ「麒麟がくる」はやはり見応えがあります。2019年の「いだてん」の時のような毎週ワクワクドキドキするような、センスオブワンダーは私には感じられませんが、物語の説得力というか物語の力がすごい。大河ドラマにありがちな根拠のない主人公絶賛も、「麒麟がくる」では必要な描写がさりげなくそこかしこにあるので納得できるのです。また画面の様式美が素晴らしい。紅葉で赤く染まった庭での大立ち回り、剣の達人・足利13代将軍の最期、正親町天皇(坂東玉三郎)の見せ方等々、そして次回は超派手に松永久秀(吉田鋼太郎)が炎上するようですが、正月特報ではBGMに第九が流れていて最高じゃないですか(笑)。色々あって開始が遅れたり中断したりしましたが、無事全44話完走できそうでよかったです。
まったく期待してなかったんですが「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」は予想外の面白さがありました。同じ会社の同僚(?)とは知らないままSNSで知り合った2人が、お互いの正体を探ったり誤解したり別の相手が騙ったり、SNSのキャラと現実の相手との齟齬に戸惑ったりと局面が毎回パタリパタリと変わるのも面白いし、コロナの今を「MIU404」とは別の方向で描いていて、ディスタンスを取らざるを得ない人間関係描写も面白く、何よりもメインの2人が初々しいのもよかったです。
「ルパンの娘」は話がどうこうではなく、もう、こういうやりすぎにもほどがあるドラマを正面から見せてくれるだけで満足です(褒めてます)。舞台セットもバカバカしくて大げさでいいし、衣装デザインは前回と同じ柘植さん(柘植伊佐夫、大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」の人物デザイン監修)でこれまたナイスだし。深キョンの変身シーンなんかいつも楽しみでした。最終回は映画化でもするのか?っつう中途半端な終わり方だったけど、イっちゃてるミュージカル調+パチモンの007みたいでよかったです(褒めてます)。
「半沢直樹」は全部見ましたが、過剰なアドリブや顔芸の方ばかり話題になるのはどうなんでしょうか。「ハケンの品格」はなんか昭和感が漂うというか、古いというか。一応大企業なんだし以前のシリーズと同じようなことを今やったら、いくら相手が派遣社員でも(という言い方も何だけど)パワハラセクハラコンプラ違反で問題だと思うんですが。
「私の家政夫ナギサさん」も全部見ましたが、お仕事ドラマかと思ったらそれほどでもなく(年末に再放送していた「義母と娘のブルース」の方がホームコメディとしてだけでなく、お仕事ドラマとしても面白かったです)、ラブコメにしてはその場限りのコメディっぽくて、なおかつあのラストはどうもいただけませんでした。もしかすると原作の縛りがあるのかもしれませんが、恋愛感情がある2人が結婚さえすりゃいいっつうもんじゃないだろとか、特に家事労働を仕事にしているナギサさん(大森南朋)と家事が全くできないけど仕事はできるメイ(多部未華子)が結婚するというのは「逃げるは恥だが役にたつ」の男女逆転版のように見えて、その実何も詰めてないので、すげー都合がいいドラマになっているように思えました。
NHK土曜ドラマは2020年も鉄板ですね。「心の傷を癒すということ」も「天使にリクエストを~人生最後の願い~」もよかったです。TBS日曜劇場はなんだかんだいってもつい全部見てしまいます。
さて、2021年の1月期ドラマはもう始まっているものもありますが、とりあえず今月末までに新ドラマネタを描いてみる予定(←おせーよ!)。でもこれから緊急事態宣言も出るようだし、また撮影中止になったりするんでしょうか。各番組出演者の皆さんの感染公表もあったりして、色々心配な2021年です。どうか春までには、せめて夏までは、いや今年いっぱいかかってもいいので、今年こそは穏やかな日々でありますように。
この記事へのトラックバック
| ホーム |