これを書き始めたのがこの年末年始だったというのにもう1月も終わり、今年の冬ドラマもあらかた始まっているというのに怠けすぎ、反省。去年(1月25日)よりは早めにアップしようと思ってたんだけどなー。
さて、今年も自分のボケ防止と記録を兼ねて2022年の連続ドラマを振り返ってみます。今までの記事はこちら。なお単発ドラマはほとんど見ていません。配信ドラマは全く見ていません。

2021年のテレビドラマ」(2022年1月25日)
2020年のテレビドラマ」(2021年1月6日)
2019年のテレビドラマ」(2020年1月5日)
2018年のテレビドラマ」(2019年1月3日)
2017年のテレビドラマ」(2018年1月6日)
2016年のテレビドラマ」(2017年1月3日)
2015年のテレビドラマ」(2016年1月3日)
2014年のテレビドラマ」(2015年1月4日)
2013年のテレビドラマ」(2014年1月5日)

ちょっと私、すごくない?(自画自賛)今回の記事で10年分ですよ(笑)。とは言え元々偏屈なのに歳をとってさらに偏屈ババァになっている自覚はあります。元々ホラーとかドロドロ系ドラマは見なかったんですが、もうねー、お若い役者さんしか出てないドラマとか、恋愛ドラマとか本当に見なくなってしまいました。もしかして面白そうかも?と思って第一回は結構録画しているんですが、土日でまとめて見ようとすると取りこぼすドラマ多数。もしかしたら仕事を引退したらもっと色々見られるのかなあ。でも朝から晩までテレビばかり見ている偏屈ババァ、やだな。

2022年のテレビドラマ
私的2022年テレビドラマは以下の通り。例によってランキングではなくグループ分けです。1、2回観たドラマは結構ありましたが、一応最終回まで全話見たもので。私は録画したドラマのうち、すごく面白かったものはその年の12月までレコーダーから削除せず全話残しておいて年が明けたら他の録画と一緒に整理するのですが、2022年のドラマで12月まで残しておいたドラマは以下の第1グループの4作品。第2グループ、第3グループの一部はメディアに落として保存してから随時削除したもの。第2グループまではリアルタイム視聴していることが多いですが、第3グループ以降は録画を休みの日に見るほうが多かったです。

<第1グループ>
1月、日曜20時、NHK総合「大河ドラマ 鎌倉殿の13人」
5月、土曜22時NHK総合「土曜ドラマ 17才の帝国」
7月、土曜22時日本テレビ「新土曜ドラマ 初恋の悪魔」
10月、月曜22時フジテレビ「エルピス―希望、あるいは災い―」

<第2グループ>
6月、日曜22:00NHK BSプレミアム「拾われた男 Lost Man Found」
7月、金曜22:00TBS「金曜ドラマ 石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」
8月、月~木22:45、NHK総合「夜ドラ あなたのブツが、ここに」
11月、月~木22:45、NHK総合「夜ドラ 作りたい女と食べたい女」

<第3グループ>
2021年11月、月~土曜8時NHK総合「連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ」
1月、木曜22時フジテレビ「木曜劇場 ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」
6月、土曜22時NHK総合「土曜ドラマ 空白を満たしなさい」
7月、月曜22:00フジテレビ「魔法のリノベ」
10月、土曜22:00NHK総合「土曜ドラマ 一橋桐子の犯罪日記」

<第4グループ>
1月(4夜連続放送)、19時30分、NHK BSプレミアム「旅屋おかえり」
1月、月曜22時5分、NHK総合「よるドラ 恋せぬふたり」
4月、月曜21時フジテレビ「元彼の遺言状」
6月、水曜24:30テレビ東京「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」
7月、月曜21:00フジテレビ「競争の番人」
9月、木曜24:30テレビ東京「木ドラ24 チェイサーゲーム」
10月、日曜22:30日本テレビ「新日曜ドラマ 霊媒探偵・城塚翡翠」

<第5グループ>
1月、月曜21時、フジテレビ「ミステリと言う勿れ」
1月、土曜21時、NHK総合「土曜ドラマ わげもん~長崎通訳異聞~」
4月、火曜22時NHK総合「ドラマ10 正直不動産」
4月、金曜22時TBS「金曜ドラマ インビジブル」
4月、土曜22時日本テレビ「パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜」
4月、日曜21時TBS「日曜劇場 マイファミリー」
7月、木曜23:59日本テレビ「オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜」
10月、土曜22:00日本テレビ「祈りのカルテ 研修医の謎解き観察記録」
10月、土曜23:30テレビ朝日「土曜ナイトドラマ ジャパニーズスタイル」
10月、木曜21:00テレビ朝日「木曜ドラマ ザ・トラベルナ-ス」
10月、日曜21:00TBS「日曜劇場 アトムの童」
10月、水曜22:00日本テレビ「新水曜ドラマ ファーストペンギン!」

<第6グループ>
1月、日曜21時、TBS「日曜劇場 DCU」
9月、火曜22:00NHK総合「ドラマ10 オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ シーズン2」

<他>
1月8日、土曜23時40分、フジテレビ「土ドラ おいハンサム!!」
4月13日、水曜22時フジテレビ「ナンバMG5」
7月8日、金曜24時12分テレビ東京「ドラマ24 雪女と蟹を食う」

「鎌倉殿の13人」
今更言うまでもないし、1年かけてじっくり描かれる物語(しかも途中CMなし)と他の1クールの民放ドラマとは比べられるものではないけど、やっぱり見応えがありました。見る前は鎌倉時代に興味がないし「草燃える」(1979年、NHK)のイメージしかないので殺伐とした時代で嫌だなとうっすら感じてましたが、想像以上に、いや想定外に殺伐としていた!でも見応えがあって納得できる殺伐。コメディ部分はそんなに笑えなかったけど、歴史の隙間を縫ってここをこう描くか!という物語の展開、そしてキャラクター描写が素晴らしかった。でも好きかと言われたらそんなに好きではない。

「17才の帝国」
若さゆえの揺らぎやまっすぐさが眩しい。長崎の美しい風景や象徴的な電波塔、昔ながらの生活をする地元の人々と最新鋭?の技術で「世界」を統べる若者たち。「総理」役の神尾楓珠もさることながら特に山田杏奈のピュアさが魅力的。このドラマの面白さのポイントをいまだにうまく言葉にできていないけど、美しい物語でした。

「初恋の悪魔」
このドラマタイトルからあのドラマ内容を想像できただろうか(笑)。例によって坂本裕二脚本のドラマの登場人物たちの頓珍漢なすれ違いや会話がすごくいいんだけど、同時に本当に色々と切ない(←非常に雑なまとめ)。特に最終回ラストの、目の前にいるのにいなくなる人との別れの場面ときたら。人を好きになるというのは一体どういうことなのか……。でもあの4人組の対策会議はまた見たい。というか坂本裕二脚本ドラマって、登場人物たちのその後をもっと見たくなるよなあ。「大豆田とわ子と3人の元夫」といい「カルテット」や「最高の離婚」といい。

「エルピス―希望、あるいは災い―」
最終回時点で全部がすっきり解決したわけではないこの物語のラストに、もしかするとモヤモヤするかもしれない。でもタイトルにあるように、ささやかな希望でもそれはその人を照らす光になるのだということ、信じることができるという事は希望なのだと、しみわたるように見せてくれたドラマでした。それにしてもPの佐野亜由美、脚本の渡辺あや、演出の大根仁、メインの長澤まさみ、音楽の大友良英という鉄板のメンバーがすごいというのはわかっていたけど、眞栄田郷敦があんなに力がある役者さんだなんて知らなかったよ。そして第1回ではただのセクハラ・パワハラ親父だった村井さん(岡部たかし)の存在感とラブリーさと言ったら。まさか鈴木亮平よりも村井さんの方がカッコいいと思えてくるとは(笑)。

第2グループ、「拾われた男」は、なんだかまるで映画を見ているみたいでした。NHKがディズニーと共同制作というのにもちょっと驚いたけど。「石子と羽男」は今の社会問題をすごくフラットに?ドラマの中で描いていて、それでいて面白いドラマになっていました(なんか変な言い方)。「あなたのブツが、ここに」はドラマそのものよりも、コロナの今を正面からしっかり描いたことが印象的でした。「作りたい女と食べたい女」は大人になってから新しい関係を始める二人の描写がとても丁寧に描かれていたし、その関係を枠にはめて決めつけたりせずに幸せで楽しい関係でいられる人たちを描いていてよかった。

第3グループ、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は「おかえりモネ」に続いて全部見ましたが、何せ3世代100年の物語なので展開が早くて、ちょっとハマれなかったです。でも結婚や出産をしなくても、そして特に功成り名をあげたわけでもないけど生き生きとしているヒロイン(川栄李奈)はよかったし、無職だけど今までの朝ドラのダメおやじ連中とは一線を画す父親(オダギリジョー)もよかったです。

「魔法のリノベ」はお話は特にどうということもないけど、リノベ部分がすごくよかった。お客さん達の話から家をリノベするだけでなく生活や一緒に暮らす人との関係の見直しにに至る過程や、リノベ前とリノベ後の家を見せてくれるのも楽しみでした。「一橋桐子の犯罪日記」は松坂慶子のキャラがちょっとバカすぎ、もとい、妖精っぽすぎるとは思うし全体的に漫画みたいだったけど、まあラスト良ければすべてよし(なんだそりゃ)。

第4グループ、月9の「元彼の遺言状」と「競争の番人」、お話は普通に面白いしキャストもいいし物語も破綻していないんだけど、このキャストでこのお話なのになんか「普通」。なんかもったいない。

第6グループ、「日曜劇場 DCU」はなー。日曜劇場ってやっぱりドラマの基礎力があるというか、内容とか物語の部分以外でも安心して見られるところがあると思うんですが、その前の「日本沈没」といい、この「DCU」といい、なんなら今放送中の「Get Ready!」といい、物理的作り込みには予算をかけていると思われるのにドラマ部分がトンチキな展開でもったいないなーと思ったです(「日本沈没」は物理的な部分も駄目だったけど。小栗旬、「鎌倉殿の13人」で黒歴史を払しょくできてよかった)。「オリバーな犬!」はキャストが本当にすごいですよねぇ。でも同人誌みたいなドラマでした。

その他のグループ、全話は見てないドラマです。「雪女と蟹を食う」は第1回と第2回の最初の方を見てメインの重岡大毅に、この人こんなにすごい演技ができる人だったのね……とびっくりしたんですが、死ぬ前にせめて北海道の蟹を食べたいという物語がもっとすっとこどっこいな展開なら最後まで見たと思うんですが、ちょっと重すぎたです。

「ナンバMG5」、実は主演の間宮祥太朗は禿頭のCMを見てから割と気になる方だったし(←結局ハゲ専)正体を隠していて実は、、という物語も大好物なので見てみましたが、残念、漫画みたいだった。つか原作は漫画だから仕方ないのか?「おいハンサム!!」は割と面白かったんですが3話だか4話だか辺りで見逃してしまってそのままでフェードアウトしてしまいました。休みの日に溜めまくっていた録画を一気に見ようとするとこういう見逃しは結構しがち。とほほ。

さて、今年も面白いドラマに出会えますように。そして今年はもう少しブログ記事もこまめにアップするようにしたいところです。書きたいネタは山ほどあるしさー。
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コメント
今さらですが、昨年のドラマベストはなんといっても「鎌倉殿の13人」。あまりに面白くて、そのせいか今の「家康」は松潤だからなのか?CGのせいなのか?ノれないまま。とはいえ基本大河は速攻挫折するのが常なので、ここまで続いてるということは一応面白いのかも?

「拾われた男」「17才の帝国」「エルピス」どれもよかった。私は「空白を満たしなさい」もかなりよかった。「初恋の悪魔」は見てないといったらドラマ好きの友人に罵られ(笑)、hulu(姪のアカウント)で追っかけて見た。
今季は次々挫折。続いてるのは「大奥」と「罠の戦争」くらい(笑)


2023/02/17(Fri) 22:47 | URL | oha〜 | 【編集
「鎌倉殿の13人」は大好きとは言い難いんだけど(大好きなのは「いだてん」と「黄金の日日」だけど)心に刻まれた大河だったわ〜。「どうする家康」はねぇ…第1回をみる限りでは好きじゃないタイプのゲーム画面みたいでこれは無理かもって思ったんだけど、段々とこういうゲームソフトの実写がドラマだと思ってみるとすごく良くできているなあと思えてきたよ。面白いかというと私はそんなに面白くないけど。

「空白を満たしなさい」も地味だけどよかったね。やっぱりNHK土曜ドラマはいいよ〜。

今期ドラマはリアタイが「大奥」「ブラッシュアップライフ」「どうする家康」「100万回言えばよかった」、時々リアタイ「リバーサルオーケストラ」「女神の教室」「警視庁アウトサイダー」、録画で「リエゾン」辺りかな。「大奥」は原作のエピソードをあれだけすっ飛ばしていながら原作ファンも納得のドラマになっていてすごいね。
2023/02/19(Sun) 13:37 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
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