野ブタ。をプロデュース 第9話(12月3日放映)。

先週ついに正体を現したいじめっ子は、野ブタ(堀北真希)のただ一人の友達の蒼井かすみ(柊瑠美)だった。かすみは修二(亀梨和也)に、野ブタが自殺したくなるくらい絶望してもらうつもりだからと告げる。かすみが野ブタいじめを始めたのは、修二が野ブタのプロデュースを始めた時からということは、かすみは常に修二を見つめ続けていて、そして表向きの仮面をかぶって他人と深く関わろうとはしない修二に共感を寄せていたのかもしれない。にも関わらず、彰(山下智久)とともに野ブタに関わるようになり、そのことで修二が少しずつ変わりつつあるのが、彼女には許せなかったのかもしれない。

プロデュースの仲間に入れてくれれば(そのうち)野ブタには何も言わずに消えてあげるからというかすみに、これ以上野ブタを傷つけたくない修二は仕方なく従う。かすみは野ブタのプロデュースの指示をするが、修二からも彰からも賛同を得られず、クラスの皆からの評判もよくなく、更に野ブタ本人からも自分じゃないみたいだから元に戻したいといわれる。甘やかしちゃダメだ、我慢や辛抱も必要だというかすみに、修二は「我慢したり辛抱したりしてるから、人にやさしく出来ない嫌な人間が出来んじゃないの? 俺はやっぱり、人には優しくされたいし、だからこれから先は人には優しくしていこうと思ってるし」と今までにはなかった踏み込んだ言葉を投げかける。

かすみは今度は彰を揺さぶろうとまたもや何かを仕込んだ手紙を彰の下駄箱に入れるが、彰からは「毎日楽しいのが大事だから、自分にとっては修二と野ブタが1番で、自分は2番(だから嫌がらせの衝撃写真を見せられても気にしない)」、「人は試すもんじゃないよ。育てるもんだ」といわれてしまう。彰、第1回目のあのキャラからは想像も付かなかった成長振りだ。でも第1回目に普通のキャラだったとしたら結構修二のキャラクタとかぶってしまったり存在意義がなくなってしまっていたりしたかもしれない。

そして野ブタはかすみが忘れていったポーチから、いままでのいじめの犯人がかすみであった事に気が付く。「何で……」「嫌いだから。うっとおしいから。三人で仲良しですってそんなの嘘臭いから」。ショックを受けて泣き出す野ブタの前にまり子(戸田恵梨香)が登場、かすみはまり子には「野ブタと修二は出来ている」と揺さぶりをかけるがまり子は気にしない。苛立つかすみが去った後、「ずっと嘘をつかれたまま仲良くしていた方が良かった?」と聞くまり子に野ブタが首を振る。「私も。本当のことを知って良かった。嘘をつかれるの寂しいもんね」。野ブタは頷きながらも「でも、ずっと嘘ついているのも寂しいかも」と呟く。

何故、最初に宣言したように野ブタが自殺したくなるくらい絶望してしまう段階で自分の正体を明かさずに、今、この時に正体を明かしてしまったのか。他人を思うように動かすつもりが野ブタには拒否され、皆からの評判も悪く、そして揺さぶりをかけた修二も彰もまり子もまったく動じない。そして今までクールに高みの見物を決めながらいじめをプロデュースしていた自分こそが揺さぶりをかけられて、苛立ち始めている。かすみは自分で自分を追い詰めてしまった。

野ブタは翌日から家に引きこもってしまい学校に来なくなるが、修二と彰の呼びかけでクラスメイトから野ブタへの呼びかけのビデオメッセージを作って野ブタに送り届ける。この時の修二もまた、自分の言葉が本当にみんなに届くのかおびえながらも、野ブタのためにみんなから呼びかけて欲しいと訴える。野ブタが教室に復活し、3人で彰の部屋に集まっていると野ブタにかすみからの呼出状が。

学校の屋上に行って見ると踏み台用の椅子の上に立ったかすみが「私のこと、許してくれないかな。許してくれないんだったら、私、ここから飛び降りる」と、野ブタに最後の揺さぶりをかける。しかし野ブタは「許せない……」。飛び降りようとするかすみに後からやってきた修二と彰が駆け寄る。「許せないけど、飛び降りないで」と言う野ブタ、そして修二が「お前さ、本当は許してほしいなんて思ってないんだろ? 本当は何がしたいんだ?」とかすみに問うと、かすみは「そうだよ。許して欲しくなんかない。(でも)覚えててほしい。嫌な思い出でもいいから私がいたこと覚えててほしい。それだけ。じゃあね」と言って飛び降りた。

ひゃーーーーっ、木皿泉の脚本でこんなダークな展開に!? ここでかすみが死んでしまったらこの後一体この話はどうなるの!? あと1話でちゃんと終わるんですかーーー!?

そこではっと目が覚めて、全く同じ夢を見ていたことを知る3人。慌てて学校に駆けつけると、誰もいない教室で一人、机に突っ伏して泣きながら眠っているかすみがいた。かすみもまた同じ夢を見ていたのだ。そして屋上に行ってみると、そこにはかすみが足を掛けた椅子が、そして屋上から下を覗き込むと植え込みには人型のへこみがあった……。かすみの手を握って「良かった……。生きてて、本当に良かった」と言う野ブタと、野ブタをじっと見つめるかすみ。

まあ普通、こういう夢オチは突拍子もない感じがするものだが、今までも願いが何でも3度までかなう猿の手とか、ホントおじさんとか、学校のOBたちの生霊とかのファンタジー要素が自然に盛り込んであったために、それほど変な感じはしなかった。見ているとやはり野ブタと同様に「生きててよかった」と素直に思ってしまう。しかも「許してくれないなら飛び降りるから」と言った時に「許す」という不自然な嘘をついたりしてかすみの飛び降りを思いとどませたりしないのもよかった。あの時あの屋上で言ったみんなの台詞は本物、でも誰も死ぬことなくそれぞれの気持ちがちゃんと伝わったのはよかった。

かすみは「仲間に入れてもらったけど思ったより面白くなかった。解放してあげる」と野ブタプロデュースの脱退を宣言して去って行った。かつてバンドー(水田芙美子)がそうだったように、これまたかすみらしい去り方だったのかもしれない。

「人を助けられるのは、人だけなのかもしれない」「誰かがいれば、取り返しのつかない場所からでも戻ってこれる」「ここにいる限り、俺は道に迷うことはないだろう」もう一度やり直してみようと思う修二。しかし来週・最終回には修二の父親の転勤が? 来週が楽しみなような、まだ来て欲しくないような、ちょっと複雑な心境。
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コメント
三本足のお守りのぶた、かわいかったですね。これがフジテレビだったら絶対お台場で売っちゃうんだろうけど、日テレさんの場合はどうなんざんしょ?確かに最終回とはちと寂しい。修二のお父さんや豆腐屋のおじちゃんが好きでした。tsumireさん、DVD間に合わなかったのでは?
2005/12/14(Wed) 00:32 | URL | suika | 【編集
そうなの、DVDデッキ間に合わなかったの。とほほ。仕方がないので帯広の妹に「逃亡者・木島丈一郎」の方の録画を頼んでおいたんだけど、見るのは正月になりそうです。もう、買う機種はソニーのスゴ録あたりにしようかなーと決めているんだけど、やっぱり設置する手間隙、マニュアルを読む手間隙、そして実際の録画に慣れるまでの手間隙を考えると、このクソ忙しい今、やってらんねーです。

ところで日テレもグッズ販売はやってるみたいですね。3本足のあのコブタちゃんはまだないみたいですが。
2005/12/14(Wed) 09:48 | URL | tsumire | 【編集
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『別れても友達』 修二(亀梨和也)は学校の屋上に信子(堀北真希)と彰(山下智久)を引っ張り、 母親から送られてきたチリのお土産、ブタの置物を少し照れくさそうに渡す。 「足3本しかないじゃん。」と彰。 「その土地のお守りらしいよ。」 「何の、お守り?」と信子。
2005/12/13(Tue) 19:43:51 |  どらま・のーと