正月休みの間に映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を母親と一緒に帯広で見た。母と映画を見るなんざ30年以上ぶりだ(ま、次はないだろうが)。映画が始まると隣でずっと笑うか泣くかどちらかなので、ちとうるさかったが。帯広も昔はもっと映画館が沢山あったのに、今はシネコンが1館あるだけで(あるだけましか)しかもこの映画のように大ヒットしている映画でも、1日に1回しか上映していない。この映画の舞台となっている昭和33年は、多分日本映画の黄金時代でもあったのだろうが、今地方では映画館のないところも多いだろう。

それはともかく。昭和33年というのは、昭和33年生まれの私にとって「懐かしい」時代ではない。私は昔の漫画作品昔のショウワノートをコレクションしているが、自分にとって懐かしいものを集めているだけなので収集物は主に昭和30年後半から昭和40年代のものがほとんどである。だからこの映画の舞台の昭和33年は、新しすぎる時代劇、あるいはファンタジーに近い。しかしすぐ身近かにある、手の届くファンタジー世界だ。

映画のほうは上映時間が2時間以上もある映画なのにダレて飽きることもなく、物語もキャラクタも、そしてこの物語世界も非常に楽しかった。出演者達も、大げさで漫画みたいな鈴木オートの社長(堤真一)、最初は一体誰??と思った集団就職の星野六子(あの「野ブタ。をプロデュース」の堀北真希)、達者な子役達、ひょっこり出てくる濃い脇キャラ達(氷屋のピエール瀧とか和菓子屋の石丸謙二郎とか電気屋の木村祐一とか色々沢山。神戸ちゃん、久しぶりに見たよ)とか、みんなよかった。

もちろん突っ込み始めたらきりがないが(ネタバレ防止のため文字色を白にしています。→例えば実の父親の車から逃げ出した淳之介はいったいどうやって車を止めたのかとか、あの父親なら告訴ぐらいしかねないんじゃないのかとか、大晦日の夕方に東京から当時の汽車に乗ったら六子が青森の自宅に着くのは翌日の元旦じゃないのか?とか、六子に帰りの東京行きの切符は持たせてやったのか?とか、ヒロミ(小雪)の父親の借金っていくらぐらいだったのよ、とか色々)でもそんなこと気にしなくても全然OK。

もしこの時代に戻ってみたいかと聞かれたら、即座に「結構です」とお断りするが、この映画をもう一度見たいかと聞かれたら「見たい」と答えるだろう。ま、見るヒマないけどな。
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コメント
ありがとうございます
こんばんわ
TBありがとうございました。
お母様といかれたなんていいですね。
喜んでいただけたのではないですか。
たぶん私の母とも同世代のお母様だと思います。
昭和33年。私も知っているようで実は知らない時代なんだなあと後から気づきました。
でも懐かしいですよね。
2006/01/12(Thu) 00:33 | URL | chikat | 【編集
こんにちわ、はじめまして。
いや、ホント、母は(私と一緒に行ったからではなく(笑))、この映画自体が気に入ったらしく、翌日渋る父を無理やり映画館に誘って2回見てました。映画自体は1月6日までだったので2回で終わったようですが、あの調子だとまだ上映が続いていたらきっと他の人にも布教していたかもしれません(笑)。
リアルタイムであの時代を知っている世代は、また別な思い入れがあるのでしょうね。
2006/01/13(Fri) 09:41 | URL | tsumire | 【編集
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