「図書の家」さんで「「夏休み」と言えば あの漫画!」という企画をやっている(ここのサイトは知っている人は当然知っているだろうけど、非常に美しくなおかつデータも豊富なそして愛あふれる萩尾望都ファンサイトだ)。ここの企画でピックアップされている作品は。

「ミーア」萩尾望都
「湖畔にて―エーリク 十四と半分の年の夏」萩尾望都
「究極超人あ~る」ゆうきまさみ
「ここはグリーンウッド」那須雪絵
「天然コケッコー」くらもちふさこ
「BECK」ハロルド作石
「らいち夏休み日記帳(ぼくだけが知っている)第11話・12話」吉野朔実
「よつばと!」あずまきよひこ
「玄関」高野文子
「Daddy long Legs」原作:J.ウェブスター「あしながおじさん」、勝田文
「トゥ・リップルくん」竹宮恵子
「夏の空色」高橋亮子

おお、なるほど。でも「BECK」とか「らいち夏休み日記帳」とか読んだことが無い。実は「天然コケッコー」も読んでいない。そして去年買ったのに「よつばと!」もまだ読んでねー。だめだ、今日帰って早速読まなきゃ。

高野文子の「玄関」(1981年、プチフラワー)はまさに夏休みの遠い記憶を思い出す作品だ。白黒作品なのに、寄せ来る海の大波、夏の暑い陽射しの中でとぼとぼ歩く主人公、ソーダの中の炭酸の泡、どれもこれも色鮮やかによみがえるだけでなく、夏休みのあの独特な倦怠感も表現した作品だ。でも高野文子は「アネサとオジ」シリーズでも夏休み物がなかったっけか? 「田辺のつる」(1980年、漫金超)のあのボケっぷりも頭が夏休み~といわれればそんな感じもしたりして(春休みでも実はOKかもしれんが)。

私は萩尾望都作品で夏休み物といったら、「ミーア」(確か男の子みたいな女の子が好きな子に男の子と間違われて、という話だっけ?)もそうかもしれないけど、「小夜の縫うゆかた」が一番夏休み感があるかなあ。でも夏に読んだ作品はどれも自分の夏休みの記憶と結びついている。「モードリン」とか「ランプトンは語る」とか「グレンスミスの日記」とか。

私が夏休みということで思い出す作品は(どれもこれも古い作品ばかりになってしまうが)「ギャングとお嬢さん」(西谷祥子、1967年)が結構印象的だった。ジュニアハイスクールだかハイスクールだかを卒業して(学年が終了してだったっけ?)、夏休みに遠く離れた実家に戻る予定の主人公は殺人現場を目撃してしまい、その殺し屋にまだ若くてきれいなのに可哀想だからせめて夏休みの間は生かしておいてやると言われるのだ。そしてこれのラストがまたいいのよ。

あと「魔法使いの夏」(山田ミネコ、1971年、デラマ)なんぞは確か夏休みに遊びに行った従姉が住んでいる街の本屋で立ち読みして、面白かったから掲載雑誌のデラマを買った記憶があるのだが、話自体はすっかり忘れてしまい、もう覚えているのはラストシーンだけだ。

あと、夏と言えば恐怖漫画ですよ。楳図かずおなんかは1年中オールマイティなホラー漫画家という(私の勝手な)イメージがあるが、夏季限定だと結構古賀新一のイメージがある。「ヒルが吸いつく!」(1968年、週マ)とか「のろいの顔がチチチとまた呼ぶ」(1967年、週マ)とか。でも実際に夏に連載していたのかどうかは不明。なお、恐怖漫画ではないけど、大島弓子も私には夏とか春休みのイメージが結構ある。「なごりの夏の…」(1972年、別コミ)とか「七月七日に」(1976年、別コミ)とか。

……ほんとにもう、古い漫画ばかりだよっ!と思ったけれど、夏休み(会社の4日間とか5日間の夏休みではなく学校の1ヶ月以上ある夏休み)なんて自分にはもう20年以上前に縁がなくなったんだからしょうがないのか。
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コメント
夏の間、研修に行ってる人の穴埋めにフル勤務したら、きついきつい。4時までで、通勤時間15分でもこうなのに、Kさんほんとによくやるなぁ~。
バテて帰って、冷たい麦茶と甘いものを食べながら君のブログを見るのが、この夏の私のささやかな楽しみよ♪

で、「ギャングとお嬢さん」!涙出そうになつかし~。これ大好きだったよ。
あの殺し屋がよかったなぁ~。
萩尾望都だと「アロイス」は?
夏休みにネムだかライラックだか咲いてる家に帰省する話じゃなかったっけ?
マイナー所ではつげ義春の「李さん一家」
いわゆる昔のシミ-ズ姿の女性が出てくる辺が夏っぽいよ。
古賀新一!!!懐かしさと当時の恐怖が蘇り、言葉がありまへん!
2006/08/09(Wed) 16:57 | URL | oha-ran | 【編集
いやあ、お疲れ様でした。ま、私は会社に行ったらとことん気を抜いているので結構楽なもんだよ(え?)。

「アロイス」も確かに夏休みの話だったかもねぇ(あんまり覚えてないけど)。そういえば「花岡ちゃんの夏休み」(清原なつの)とか「ひぐらしの森」(内田善美)なんかも夏休みの話だったっけ。
2006/08/09(Wed) 17:29 | URL | tsumire | 【編集
>「湖畔にて―エーリク 十四と半分の年の夏」萩尾望都

この話、時期的に読んでいるはずなのに記憶にございません。探さなくては

ところでtsumireさん、コミケは出勤は、何日のどの辺りに出店されていますか?

2006/08/10(Thu) 09:07 | URL |  | 【編集
きゃー名前入れわすれました。
ごめんなさい
2006/08/10(Thu) 09:08 | URL | P子 | 【編集
>この話、時期的に読んでいるはずなのに記憶にございません

私も読んでいるはずなのにないんですよ、記憶に。絵本みたいな本の『ストロベリーフィールズ』(新書館、1976年11月)で書き下ろしだったようなので、立ち読みだけはしているはずだし、読んでいればほとんど大抵覚えているはずなのになぁ。

>コミケは出勤は、何日のどの辺りに出店されていますか?

その記事は本日これから書く予定ですが、3日目(日曜)東5ホール、ぺ08aでございます。でも、新刊がなーーーーーーい!!!(号泣)。
2006/08/10(Thu) 09:42 | URL | tsumire→P子さん | 【編集
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