夏コミ参加記は別記事で書くとして、8月13日の大問題は前日開催予定のはずが突然の豪雨のため翌日に開催延期となった東京湾大華火祭を控えて、いつも以上に脱出困難となった有明の東京ビッグサイトで開催されているコミックマーケット会場からいかに脱出し、羽田6時発札幌行きの飛行機に乗るか、である(参照:8月14日「まるで人がゴミのようだ」)。

さて8月13日の朝7時30分、東京駅八重洲口からはいつもコミケのときに出ている臨時直行便バス乗り場に、いつも以上の長い行列が出ていてびっくりだ。いつもならせいぜい2、30m程度なのになんと200mくらいは行列が伸びていたのである。夏コミ参加前から「今日一番並んだ行列だよ」とか思いつつ、8時にはバスに乗ることが出来て8時25分にはなんとか東京ビッグサイトにつくことができた。しかし、問題は帰りである。

花火大会がある以上、いつも以上にバスもタクシーもゆりかもめも臨海線も水上バスも混雑するだろうが、それでも羽田行き直行バスかあるいはタクシーで羽田に直接向かえばなんとかなるのではないか、と思っていたのである。しかしスペースに立ち寄ってくださった北海道から来たEさんによれば、「花火大会で交通規制がかかりますから、車よりも電車です。少し歩きますが有明駅から臨海線に乗って天王洲アイルでモノレールに乗り換えたほうが確実です」とのことだった。しかしこのEさんのアドバイスを聞いていた時点では、まだバスやタクシーでも大丈夫なんじゃないかと言う気がしていたのだった。

それがかなりやばいのではという気がしてきたのは午後になってかかった館内アナウンスである。夕方4時から花火大会のための交通規制がかかるために、レインボーブリッジが通行止めになり、車で来ている人は別ルートを使うように、そしてビッグサイトからは4時以降バスはほとんど出ないということ、さらにタクシーも使用できないも同然であるという内容のアナウンスが流れたのである。な、なにーー!? じゃ、残りの交通手段はゆりかもめか臨海線か徒歩しかないじゃないか? 花火大会がある以上水上バスだってどうなるかわからない。その時点で有明には15万人前後の人がいたのに、これらが皆、ゆりかもめと臨海線に集中したら、とてもじゃないけど2時間や3時間では脱出なんかできるはずもない。

私は同人誌即売会は、わざわざスペースに来てくださる方のためにもできるだけ閉会時間(午後4時)まで店を出していたいと思っているのだが、何分にも毎回脱出に異常に時間がかかるため(バスもタクシーも行列で1時間待ちはザラである)、仕方なく閉会1時間前に店をたたんでている。3時以降にスペースに来てくださる方には本当に申し訳ないと思っているのだ。また、私がいつも腰を据えている創作少女漫画というジャンルは非常にのんびりとしていてまったりとしているせいか、他のサークルさんも店じまいが遅いのだ。しかし、この日はそんなこと言ってられない事態になってきたので、今回は午後2時半に撤収準備をはじめることにした。

前日も参加した新潟の教師S川によれば、前日の豪雨の後に花火大会が延期になったと言う館内アナウンスが流れたときには、会場内でやったーという大歓声があがったとのことだ。しかし2日目参加者は花火大会で交通事情が悪化することはあらかじめ予定されていたことで色々と準備が出来ていただろうが、3日目参加者にとっては寝耳に水である。今日は花火大会が憎い!

さて午後2時半、いつもにもましてスピードアップして撤収作業を行い、サークルの展示用品や在庫をつめた荷物を東ホールの外にある宅配便受付に出してくる。受付場所は遥か彼方だ。傾きかけた西日がジリジリと暑い。2時50分撤収完了、周囲のサークルさんに挨拶をして脱出する。お隣のサークルさんには「無事飛行機に間に合うといいですね」と励まされる。あ、ありがとーー、宮城の米さん(←サークル名だ)。見回すと周囲もさすがに今日はいつもより撤収準備が早いようだ。

ビッグサイトの会場内は、一般参加者といつもよりも多目のサークル参加者の帰宅の波であふれている。午後3時、東京ビッグサイトの西ホール側から外に出て、助っ人のM様と二人でずっと先に見えている臨海線の有明駅に向かう。しかし広い会場前の道幅一杯に広がった人並みが皆同じ方向を目指している。
「もしかして、これ、全部臨海線に乗る人たち?」
「そうでしょうね……」
それはそれは気が遠くなるほどの人の数だった。

3時10分、有明駅に到着するが、もはや駅の外にいると言う感じではない。朝の満員電車の中央線車内にいるような混雑振りだ。ここからまたチケット購入の行列に並んだ上に、さらに改札口に向かう行列に並ぶのかと思ったら気が遠くなる。
「今日一番の大手はここでしたね……」
「ほんとだね……」力なくつぶやく私たち。しかし「ここはSuikaが使えますよ!」というM様の一言が。おお、チケットを買わずにそのまま改札口まで向かえるなんて、Suika、ブラボー。今までSuikaにありがたみを感じたことなどほとんどないが、今日ばかりは持ってて本当によかったよ! 

有明駅の行列とひとごみはすさまじいものだったが、サクサク進むせいか、驚いたことに3時15分には改札を通過し、有明駅のホームに着くことができた。
「これは、もしかして6時の飛行機、間に合う?」
「もしかして羽田でお茶もできるかもしれませんよ」
「いやいや、油断は禁物。乗るまでは安心できん」

午後3時24分、大崎方向行きの電車がやってくる。前の駅から乗っている客は浴衣を着た、いかにもこれから花火を見に行きますよというカップルばかり。そこにどやどやと大量の荷物を抱えた大量のオタクが乗車してあっという間に車内の雰囲気は一変だ。すまんな、浴衣の君たち。
「の、乗れたよ!」
「無事脱出できてよかったですね!」
「いやー、でもさ、これあと30分遅かったら駄目だったろうね」
「そうですよ、あと30分遅かったら多分駅からあふれてストップしたままの行列が何百メートルも出来ているはずですよ」
「よ、よかった……」
とりあえずほっと、ない胸をなでおろすわしらだ。

午後3時30分、天王洲アイル駅でM様に別れを告げて下車し、モノレール駅の天王洲アイル駅に向かう。ちょっと乗り換え距離が長い。駅に着くと13日が最終日のポケモンスタンプラリーのスタンプ帳を持った親子連れが何組も降りてくる。ちょうど電車が出たばかりだったために少し待つこととなったが、46分には羽田行きの快速がやってきて、なんと羽田には4時に着いてしまいましたよ! オーマイガー!(←なんか使い方を間違えているような気もするが、気にしない)。なんだか緊張が解けたせいか、少しめまいまでしてくる。

そして空港内のJALのチェックイン機にマイレッジカードを差し込むと、なんと30分早い便(5時30分発)に変更することもできるがどうする?と聞いてくる。ますますびっくりだ。もちろん5時30分の便に変更し搭乗券を受け取る。なんだか昨日といい、今日といい、私ってもしかしてすごくラッキー? しかしこれまた緊張がとけたせいか、ものすごっくおなかがすいたのでそばを食べ、手荷物検査も通過して、無事飛行機に乗るといきなり熟睡してしまった私だ。

いやはや、今日はほんとーーーに疲れたよ……。次回はもっと余裕のあるスケジュールで移動しなくてはと思ったものの、この反省が次回に生かされるのかどうかは全くもって不明だ。とにかく今はすっかり疲れてて、もうしばらくは何も考えたくない……と思った午後だった。
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