さて早くも4日が過ぎてしまったが、日曜日(8月13日)は例によって有明の東の海で同人誌売りをしていた。当日朝、夜6時の飛行機で札幌に向かうので旅行グッズを抱え、当然即売会用のグッズを抱えて自宅を出発し、途中のコンビニで食料品を買い込んでカートに乗せて道を急ぐ。7時20分に東京駅に着くと、この時間だと言うのに帰省客やら同人者やらバカンス客やらで駅構内はごった返している。ぱっと見た目では帰省客も同人者もバカンス客も見分けがつかない。しかし八重洲口改札を出る頃にははっきりと50%以上は同人者だというのがわかる。昔と違って今の同人者はオサレさんが多いが、やはり漂うオタクオーラは消せないのだ。

8時35分、ビッグサイト東ホールのスペースに到着。いつもと同じように一緒にサークルで売り子をしたのは同僚のMさま、そして午前中うちのスペースに駐留していたのはこれまたいつもと同じ、N県で中学教師をしているS川だ(参照:1月4日「コミックマーケット69に行ってきました1」、2005年8月15日「コミックマーケット68に行ってきました1」)。さて今回は、何分にも新刊がないので私はひっそりとスペースに来てくださったお客様に言い訳三昧、腐女子のM様は西の腐海への買出しに、そしてS川は後輩や教え子のスペースを訪ね歩くという、普通だったら年老いた教師がかつての教え子を訪ねて思い出を語り合うというシチュエーションを髣髴させる(ような、そうでないような)行動をそれぞれとっていた。ちなみにS川は今回のコミケに3連荘で参加しているが、1週間前ににはこの暑いさなかインドに行ってきたという、相変わらずぶりだ(2005年8月15日「昨日から北海道に来ています。」)

開場前に次回71回コミケの申込書を購入し、配置ジャンルの確認をする。なんと次回は12月29日、30日、31日の3日間開催で、M様のジャンルの創作JUNEは2日目の30日、私がいつも居座っている創作少女漫画は31日の配置になっていて、M様と二人で「大晦日は絶対無理!」と言っていたのだ。それで念のためにスタッフの人に聞いてみたのだが、やはり配置ジャンルには変更はないと言う。がっかり。その後北海道から来たEさんから、有明脱出のノウハウを聞く(8月14日「有明からの大脱出」)。新刊がないときはいつもはのんびりまったりと1日をすごすのだか、本日のこの地からの脱出のとんでもない困難さを思うと、今回はしょっぱなからかなりの緊張感に満ち満ちている。

10時、第70回コミックマーケット開場。うちのサークルにいの一番で来る人はほとんどいないのでのんびりとして猛牛の集団のごとく駆け抜けていくオタクの波(←目的の大手サークルへ向かって大量の客が通路をものすごいスピードで駆け抜けてゆくのだ)を見ていたら、いきなり「あの、新刊は?」と声をかけられてびっくりしたが、開場から10分しか経ってないのにその人が20冊以上の本を抱えていたのにもびっくりだ。いったいどういう買い方をしているんだか。

スペースに来てくれるお客さんの中には、今まで買った同人誌の総リストらしきものを持参していちいち在庫の山をチェックしている人がいてこれまたびっくりだ。お隣のサークルさんと「そういう人って、きっと家の中もきちんと片付いているんでしょうね」とため息をつく。他には携帯電話にデータを入れて携帯を見ながらサークルをチェックしている人とか、英単語帳みたいなカードにデータを書き込んでいてチェックしている人、パスケースにすべての情報を入れてある人など様々だったが、一番驚いたのはM様が目撃したピンキーさんだ。

M様「さっき、上下ピンクハウスの服を着て、ロングのかつらをかぶった男の人がいたんですけど」
私「ピンクハウスは今日みたいな日は暑くてたまらんよな」
M様「またかつらが毛ですから暑いんですよね」
私「コスプレも夏場のピンクハウスと冬場の水着(←ラムちゃんとか)は本当にどうかと思うね」
M様「夏場の着ぐるみも地獄ですよ。それでさっきのピンクハウスの人ですけど、扇子をもっていたんですけど」
私「ジュリ扇みたいな羽つきのすごい扇子だったとか?」
M様「いえ、扇子を広げてあおいでいたんですけど、その扇子に(スペース)配置図が描いてあったんですよ!」
私「えーーーーー!!」
M様「自分で作ったんでしょうけど、あんなのはじめて見ましたよ」
私「私も初めて聞いたよ。ユザワヤには手作りうちわや扇子用のグッズは売っているけどねぇ」
M様「やるなぁと思いましたよ」
皆様色々と工夫しているようだ。

←これはS川が買った東京ビッグサイト限定「有明お茶」。S川はボトルだけ持ち帰って生徒に見せびらかすそうだ。先月電話がかかってきたときに「東京でカタログ2冊買ってN県に送って。生徒がサークルチェックするから」と言ってただけあるよ。

さて午後に入って撤収準備を考えながら次回申込書を眺めていると、M様の腐女子仲間の高校教師のMさんがやってきて、「この次の冬コミ、どうします?」と聞いてくる。彼女も創作少女漫画ジャンルで店を出しているらしい(そして主催しているサークルはやおいではないそうだ)。
私「創作少女漫画ジャンルが大晦日の12月31日だっていうのが痛いよね」
Mさん「そうなんですよー。創作少女は特に主婦やっている子多いですし、いくらなんでも12月31日はやはり、色々家の中のことやらなきゃならないし帰省する子も多いですしね」
私「創作少女漫画はコミケが始まったときから存在している由緒正しいジャンルなのにさ、今じゃ人気ジャンルの緩衝材だもんね(←人気ジャンル同士を隣接させておくと混雑がひどくなるので、人気がないジャンルを間に挟んで緩衝材にするという配置が行われている)。もう少し敬意をもって扱ってほしいもんだよ」
Mさん「で、31日、やっぱり参加されます?」
私「うーん、それがねぇ、どうしようかと思って。12月30日の旅行ジャンルに鞍替えしようかとも思っているんだけど。だって、12月31日に出たら、(北海道)帰省が12月31日の夜6時とか7時になっちゃうもんね、それはやっぱりやだし」
Mさん「私も知り合い皆に聞いてみたんですけど、半分は12月31日は無理だから出ないって言ってて、残り半分はそれでも出るって言ってましたね」
私「創作少女漫画はババァが多いんだからもう少し考えて欲しいもんだよね」
Mさん「ほんとですよ」

まあ、そんなわけで結局、昨日「創作少女漫画」から「旅行」へジャンル替えして次回申込書を送ってしまいましたよ。ジャンル替えすると落選の確率が高くなるのだが、S川には「だって、由緒正しい創作少女漫画なんかもう全然描いてないじゃん。旅行記のほうが多いんだから実情にあっているでしょ」と言われてしまったのだった。当選したら当選したで、このとことずっと旅行ジャンルでスペースを取っているS川のご近所になるような予感もするが、でも今度の新刊は旅行記じゃないんだよ。とほほ。なんだか(抽選に)受かって欲しいようなそうでないような、複雑な夏コミの一日がこうして終わったのだった。なお、有明脱出記はこちら(8月14日「有明からの大脱出」)。
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コメント
S川ってあの美研のS川さん?
大学卒業して20数年の時が流れたのを忘れてしまいそうな熱気と若さ!!
なんかすごいなぁ。20年もマンガと疎遠だった私には眩しすぎるぞ!
冬コミには絶対いくよー!・・・と決意を固めたとこだが、えっ!?12月31日!?・・そりゃないよ。・・でもいくかも。
2006/08/17(Thu) 22:18 | URL | oha-ran | 【編集
さよう、あの美研のS川よ。このトシになっても毎年コミケで再会しているわけよ。でも創作少女漫画なんか年寄りが多いから20年経っても雰囲気は結構昔ながらの感じだよ。

年末はねぇ、とにかく12月31日には北海道に帰省したいからもし当選したら12月30日になると思うわ。まあ、来て見てちょーだいよ。
2006/08/18(Fri) 13:41 | URL | tsumire→oha-ranさん | 【編集
ううっっ、tsumireさん、わしの代わりにガオリンとブタコをコミケに連れて行ってくれてありがとう。(←勝手に思いつきで今名づけました)それにしても、読んでみたいのぉ、tsumire先生の由緒正しい少女漫画。ついでに、大急ぎで作ったちらしも。
んで、冬のコミケは12月30日かぁ。その時は印刷屋さんで肩身の狭い思いをしている表紙を解放してやって頂きたい(願)
でもさぁ、コミケの日程ってなんでそんなぎりぎりなの?仕事が休みのときにってのは分かるけど、そこまでぎりぎりにするのには何か由緒正しい理由でも?
2006/08/19(Sat) 12:03 | URL | suika | 【編集
あなたのガオリンとブタコは今、お仕事を終えて来年の夏に備えてダンボール箱の底で眠っています。いやあ、お疲れ様でした。

>コミケの日程ってなんでそんなぎりぎりなの?

他の日程はもっと由緒正しいイベント(もっと世間的に顔向けできるとか、偉そうな感じのイベントとか?)が既に押さえちゃっているからでわ。
2006/08/20(Sun) 17:15 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
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