最近は本を読むのが本当に遅いのに読みたい本が次々と目について買ってしまい積ん読本が増える一方だ。先週「メモリー」をやっと読み終えて(9月26日「メモリー」)積ん読本を少し減らせたと思ったのに、また新しい本に手を出してしまった。「イン・ザ・プール」(奥田英朗、文藝春秋、269p)。「トンデモ精神科医伊良部登場! 深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説」(出版社内容紹介より)。

とんでもない精神科医が出てくるというのだけは知っていたし、映画化されたときのキャストが松尾スズキだったのも知っているし、テレビドラマ化された時のキャストが阿部寛だったのも知っているけど、とにかく見てなかったので内容はまったく知らなかった。しかしこの内容でしかも「伊良部」というこのちょっと珍しい名前からしたら、どうしたってあの野球選手の伊良部を想像しちゃうし、作者もきっとあっちの方を想定して書いているよなあ。少なくとも阿部ちゃんは違うだろ。いや変人ぷりは大丈夫だろうけど。読んでいると野球選手の伊良部が、悩める患者に対して幼稚園児みたいな対応をする様が浮かんでしまってどうしようもないのだが。

しかし読み終えると、もしかして伊良部って名医なんじゃね? と思えてくるから不思議だ。言っている事は我が儘で迷惑な事ばかりだけど、理不尽じゃないし納得できるような事も多いし、しかも患者は皆、伊良部に振り回されて疲れ果てたあげくちゃんと直ったり、それなりに病気とつきあっていけるようになってしまっているのである。

別に「爆笑」はしなかったが楽しめた1冊だ。続きの「空中ブランコ」も読んでみたいが、その前に積ん読本をなんとかしなくては。
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コメント
おおっ!Kさんの病院ネタにもからむけど 私、この本、持病の定期検診で病院の待ち時間に読んだわよ。
けっこう笑えるよね。私も阿部寛じゃないよなぁ~と思ったよ。そうか~!野球の伊良部か!確かにそうだわ。
私はフィリップ・シーモア・ホフマンっていう(今「カポーティ」に主演してる)俳優が白くてぷよぷよしてて、読んでる最中、頭の中で勝手に伊良部役を演じてくれました。
外人である事に目をつぶれば、かなり適役よ。
2006/10/04(Wed) 21:37 | URL | oha-ran | 【編集
この作品、もう、このキャラを作った時点で成功しているのかもね(もちろん作品自体も面白いけど)。積ん読を片付けずに次の本に手を出してしまいそうだわー。
2006/10/05(Thu) 06:42 | URL | tsumire→oha-ranさん | 【編集
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