今日の午前中は検査のため病院に行って来たので、会社は(またもや)1日休みにして午後は映画を見に行った。「ワールドトレードセンター」(ハゲのニコラス・ケイジ主演よ)にしようか「ゆれる」(オダギリジョーもちょっとやばくないか?)にしようかはたまた「フラガール」にしようか迷ったのだが、結局「フラガール」に決定。新宿駅のプレイガイドでチケットを買ってみてびっくり、今って前売り券でも1,500円だったとは知らなかったよ! この次から会社さぼって映画を見るなら水曜日にしなくてわ、と心にメモしておく。

何せ平日の真っ昼間でしかも邦画、すいているだろうと思って映画館の中に入ってこれまたびっくり、ずらっと並んでいた行列のおばちゃんおじちゃん率異常に高し。おばちゃんっつったって私のような中途半端なおばちゃんじゃなくて、50代60代以上の本格的な(?)皆様ですよ。そういえばチケット買う時も隣にいたおばちゃんが「フラガールも見たいんだけど」と隣のおばちゃんと話してたなぁ。昭和40年の物語だから「ALWAYS三丁目の夕日」気分で見に来ているのかなぁ。ホールのソファに腰掛けて休憩しているのもおばちゃんとおじちゃんが圧倒的で、なんだか老人ホームか地域の総合病院の待合室のようだ。

さて映画の方は、……いやあなかなかよかったですよ。物語も演出もめちゃくちゃベタなのだが(おまけにこれでもかこれでもかと泣かせの場面が入るのがケッなのだが)、昭和40年代の青春プロジェクトXというか、当時斜陽産業となっていた炭坑に生きる人々がハワイをイメージしたテーマパーク「常磐ハワイアンセンター」を作り上げるまでを、ハワイアンセンターの一番の出し物であったフラ(ダンス)のダンサー達の少女達を中心に描かれてゆく。顔を炭で黒くした男達や背景の色あせた感じの色調の中に、最初はポツンと描かれる東京から来たフラ教師の松雪泰子の60年代っぽいポップな服装と行動が浮き立っているが、炭鉱の町がハワイ化を進めてゆくに従って明るいビビッドな色合いが増えてゆき、少女達の顔が生き生きと輝いてゆく。

美しく気位の高いダンス教師の松雪泰子、フラガールのリーダとなる蒼井優、蒼井優の母親役の富司純子の3代の女優さん達がこれまたよかったですよ。松雪泰子が今の蒼井優くらいの年ぐらいの時って本当に可愛らしかったもんだけど(彼女は10代の頃メンズノンノ・ガールフレンドだったのだが、見とれるほど可愛かった)、それがこんなにしっかりした女優さんになったんだなぁとかしみじみしちゃいましたよ。蒼井優も清楚な田舎の女の子から後半フラガール達のリーダになってゆくまでの成長ぶりがまた見応えがあってよかった。そして炭坑の村を守る富司純子が力強く渋くてよかった。この人って本当に映画の中で輝く人だね。また南海キャンディーズのしずちゃんがこれまたハマリ役というか、実に個性的な脇役としてイケてましたよ。

前回見た「UDON」はTV的だなーと思ったけど(9月27日「映画「UDON」」)、これはしっかり映画していたな。似たような地方起こしの話でありながらこの違いは何だろうと思いながら映画館を出て気がついたのだが、映画館から外に出た時に「面白い夢を見さしてもらったな」と思うのと同時に、今地面を確かに踏みしめて歩いているこの現実が実は夢なんじゃないかとほんの一瞬思ってしまうのが映画なんだな(私にとっては)。今回のフラガール、白日夢度はそんなに高くはないのだが、でもなかなか楽しめました。
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コメント
ほれほれ~、やっぱり会社さぼって映画に行ってる~
この「フラガール」の宣伝で印象に残ってるのは、シズちゃんのぐしゃぐしゃの(言っちゃあ悪いが汚い)泣き顔。いかがでした?
それにしても50代60代の人が多いっていうのは、やっぱり当時の雰囲気を懐かしんでってことなのかねぇ。
ちなみに以前「エジプト展」を見に行ったときに異常に高齢者が多くて???状態だったんだけど、後でわかった事には、まず高齢者が市内のバスが無料で、その上に博物館関係の入場料が相当優遇されているらしい。
おかげで正規の料金を払って見に行っているにもかかわらず、ほとんどジジババ様の人影に隠れて見れんかった!(号泣)
それでもジジババ様が楽しんでおられるのならそれはそれでいいのだが、「なんか全然わからんかったわー」とか言っちゃってる日にはもう....
それにしてもフラダンスの激しい腰振りは腰痛に悪そうだな。
2006/10/10(Tue) 22:10 | URL | suika | 【編集
ま、まだ書きかけだったのに、suikaさんたら素早い……。

シズちゃんはよかったよー、ひときわ存在感があってちょっと見直したよ。
そうかジジババが多いのはシルバーパスとか無料パスがあるからなのかー。納得。ばあちゃんたちは映画館から出て来て「ほら、ふじじゅんこさんが出てたでしょ」とおしゃべりしてたけど、あれは富司純子じゃなくて藤純子の方を頭に置いてしゃべってたね。
2006/10/10(Tue) 22:59 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
フラガールの音に包まれて。
初めまして、達也です。

『フラガール』の映画を1日に観て以来、
涙腺が緩みっぱなしです。
ネットで買った「ジェイク・シマブクロ」の
オリジナルサウンドトラックCDが昨日届いたので、
聴きまくっています。家中に「フラガ」の世界が
満ちて、スクリーンの感動が蘇ってきます。
ホントに、いい映画でした。また観にいきます。
絶対! 早くDVDも欲しいです。メイキング映像を
観たいなぁ~。

P.S トラバさせてくださいね。


2006/10/11(Wed) 06:12 | URL | TATSUYA | 【編集
こんにちわ、はじめまして、コメントありがとうございます。面白くてしみじみするいい映画でしたね。私は音楽よりも(え?)映画の色調に感心して見ていました。全体が色あせた感じになったり時にはセピア調に近い感じになって昭和40年という時代へのタイムスリップ感を誘ったり、炭坑のすすけた黒とハワイアンのあざやかな色調の対比や、フラの衣装の美しさとか。私もこれはメイキングは見てみたいです。
2006/10/11(Wed) 06:39 | URL | tsumire→TATSUYAさん | 【編集
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