この連休は、常に唐突な行動をとるうちの母とうちのガキ(8歳)と3人で奈良に一泊旅行に行ったのだが、翌日は京都にも行って来た。しかし京都なんて寺社仏閣といい景色といいその他の観光名所といい、8歳の子どもが喜ぶような場所なんて全然ないしなと思いつつ、「NintendoのDSで百人一首のゲームが出来る博物館に行ってみない?」と子どもに聞いてみた。「百人一首って?」と言うので「昔のカルタだよ」というと、Nintendoという単語にだけ敏感に反応したらしく行ってみたいというので、子どもと二人で京都の嵐山にある時雨殿に行って来た。本当は「京都国際マンガミュージアム」も見てみたかったのだが、何せ出来たばかりで開館が今月の25日なので絶対無理なのだ。で、うちの母はというとそんなものにはこれっぽっちも興味がないので「私は平安神宮の方を見てくるから別行動にして、お昼ご飯の時に合流しましょう」とさっさかどこかに消えてしまった。

しかし京都に行くとは全然考えていなかったのでガイドブックも見てなかったし、その時雨殿がどこらへんにあるのかも全く分からないので、まずは観光案内所に「今年できたばかりの百人一首博物館で時雨殿というのがあるらしいんですが、どこにあるんでしょうか」と行き当たりばったりに質問をしてみる。すると担当のおじさんはずごく親切に目印を付けた地図をくれて、京都嵐山駅で降りて徒歩15分くらい、天龍寺の裏側にあるけど、行けばわかるからと教えてくれる。なんでも出来たばかりなのでガイドブックにもあまり載っていないのだという。じゃ、なんで私が知っているかというと、もちろんゲーム系ニュースを見ていて京都に行くような事があったら見てみたいとちょっと思っていたのだ(ニンテンドーDSで百人一首を体験、京都嵐山の新名所「時雨殿」)。なんとここはあの太っ腹な組長が(参照:2月22日「ヒジョーに太っ腹。」)、総工費約21億円を自分のポケットからポンッと出した事でも有名な所ですよ。あとね、Nintendo Dreamとい雑誌記事のインタビューがここで行なわれる事も多いみたい(「宮本茂 時雨殿でWiiを語る」)。

さて季節柄嵯峨嵐山で下車した観光客のほとんどがトロッコ電車か天龍寺に向かう中、通り過ぎて時雨殿に向かうわしら親子。中に入り受付で入場料を払うと靴を脱いで荷物を預けるよう指示される。荷物を預けて(でも観光客らくしデジカメは首から下げて)最初のゲートを通ると入口で時雨殿ナビを渡される。これが館内ナビ用のNintendo DSなのだ。タッチペンはなんか筆っぽい形だけど大きさは今のDS Liteよりも使いやすい。時雨殿ナビを渡された時に「利き腕は右ですか?」と聞かれたので多分左利き用に調整されているナビもあるんだろうな。

最初の広間には床面にに巨大70面スクリーン、壁には百人一首が描かれた屏風が立っている。スクリーンには京都市内の上空写真が表示されていて、ナビ画面の「足元を探す」をタッチすると足元の写真が拡大されるし、「地名で探す」をタッチすると地名一覧が出て来て、そこに載っている地名をタッチすると足元に案内してくれる鳥のアイコンが出てくる。これが自分の動きに従って行き先を案内してくれ、目的の場所に着くとすーっと吸い込まれて消えてしまうのだ。これが単純ながらも結構面白い。子どもはすっかり夢中になって京都市内中を適当に何度も検索して歩き回っていた。

道案内してくれる鳥の形と色は持っているナビ(人)ごとに違っていた。

その後今度は「大きな札」というゲームが始まった。足元のスクリーンが百人一首の札になり、手元のナビに出てくる絵札と同じ絵札のスクリーンの上に立ち、ナビにタッチして正解だと得点になり最終的に何位だったかが出るのだ。これが思っていたよりも難しいのだがやりはじめると結構夢中になってしまう。文字と歌の内容で絵札を探していると全然見つからないので、緑色の着物で右向きのハゲ頭で琵琶をもっている、という風に絵の内容で探した方が結構早くみつかる。

何回かやったが最高位は2位止まり。ううう、この次までに(←この次が一体いつになるかはまったく不明)百人一首をちゃんと覚えたろかとも思う。もっともこのゲームの場合は百人一首を覚えているかどうかはまったく関係ないのだが。なお、この「大きな札」、「この猿丸大夫の絵札、前回は確かここら辺にあったはず」と前にあった場所に行ってみると全然違う札があるので、多分、絵札の種類と場所はやるたびにランダムに表示されるようになっているのだろう。

ここを出ると次の部屋には百人一首の歌人達との対戦ゲームや百人一首ネタの謎解きゲームがある。しかし、2階に行ってみるとなんとだだっ広い大広間にマネキンと昔の百人一首が並んでいるだけ。なんじゃーこりゃーな手抜きっぷりに驚く。予算が無くなったのかよっ!と思ったら、どうやらここは百人一首大会の会場にもなるらしい。

しかし子どもはすっかり気に入って(もちろん、私もだが)、出て来た時は「東京にも時雨殿、あればいいのにね」と言っていた。子どもの社会科と国語の勉強にもこれはなかなかいいですよ。大人にも東京の上空散歩バージョン、なかなか面白いと思うんだがなあ。任天堂さん、東京にも一つ、いかがですか?
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コメント
ほぉほぉ、雅な秋を楽しんでいらっしゃったのね。
でもまぁさすが任天堂がらみ。子供でも楽しめる百人一首に作り上げてるわけか。隣に別館で花札館を作ってもよいのでは?(マリオ花札、オークションでゲットしたよ!)
それにしても北海道に住む母と東京に住む娘と孫が久しぶりに(?)連れ立って京都にいるというのに「興味が無いから」とさっさと別行動してしまうあたり、さすが大物でございます、お母様。
お母様の辞書には、「はるばる」とか「せっかく」とか「わざわざ」とかいう言葉は無いんだろうなぁ。
2006/11/05(Sun) 16:08 | URL | suika | 【編集
あら。秋の京都で百人一首遊び、とだけ聞くと本当に雅ねぇ~、ほっほっほ、普段の優雅さがつい出ちゃうのかしら。でもこれが花札となるとなんかギャンブル色が濃くなってちょっと雅っぽくなくなるわね。私のイメージ的には花札は藤純子の「緋牡丹博徒」って感じ。でに藤純子が手にしている花札が実はマリオ柄というのもラブリーでいいかも。

>さっさと別行動してしまうあたり、さすが大物でございます、お母様。

ほら、「動物のお医者さん」の中でも何回も出て来たでしょ、「北海道人は合理的」、だから使う部屋しか掃除しないとか、一緒に住んでいてもメシはそれぞれが食べたい時に勝手に作って食べる、とかさ。つまりアレとおんなじなんじゃないのか。それに彼女的には奈良とか京都なんか東京から日帰り圏内だから「せっかく」感はないのかもね。
2006/11/05(Sun) 17:33 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
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