今日は子ども(8歳)の叔母・K子ちゃんが子どもを映画「おいでよ どうぶつの森」に連れて行ってくれることになったので、私はその合間に映画館の隣にあるショッピングセンターで買い物でもしようかと思ったら、なんと休み! 何で12月31日のかきいれどきに休みなのだ。そんなわけで私は別の映画「鉄コン筋クリート」を見てきた。

「義理と人情と"地獄"の町<宝町>。自由に飛び回る<ネコ>=二人の少年、クロとシロのたった一つの住処。しかしそこに開発という名の地上げヤクザ、暴力、実態の分からぬ"子どもの城"建設プロジェクト、不気味な三人組の殺し屋の影、そして<ヘビ>と呼ばれる男が現れ、町は不穏な空気に包まれる。宝町が大きく動くとき、二人の運命も大きく揺り動かされる」(公式ホームページストーリー紹介より)

原作も読んだことがないしとりあえず評判はいいらしいという噂だけは知っていたものの、ほとんど予備知識ゼロで見たのだが。いやーーー、すごい映画でしたよ。もちろん原作の世界観と設定の独創性のすごさがあってこそのこの映画なのだろうが、原作はまったく知らないながらもよくぞここまでアニメ化したものだと思うし、CGの使い方が本当に見事だ。これを見ると「千と千尋の神隠し」や「ブレイブストーリー」のCGの使い方なんざ見え見えすぎて作品世界を壊しかねない出来にも思えるくらいだ。それに大昔の東京の下町なんだかちょい昔の香港か台湾みたいな雑多でごちゃごちゃしたノスタルジックな背景世界が実に魅力的。色彩の豊かさ、美しさ、舞台となる宝町を俯瞰する視線と下から上を見る視線、横に広がる視線の交錯、どれもがすごくてこれまたひきこまれる。

その中で縦横無尽に動き回る登場人物シロとクロから目が離せなくなる。声の吹き替えがクロが二宮和也、シロが蒼井優というのは知っていたが、そんなのはまったく忘れてしまうくらいハマリ役だった。また、最後のスタッフロールの所で声のキャストを見て沢田役が宮藤官九郎、蛇役が本木雅弘だったというのには驚いたが。

物語自体は、荒廃した暴力的な世界という設定が元々私は嫌いなのでのめりこめはしなかったし、話自体(私には)そんなに面白いものでもなかったし、ましてや子どもにはまったくお勧めできないものだが、それ以外の部分、この作品世界、キャラクター、ビジュアルのすごさだけでも一見の価値はありだ。物語の暴力性が気にならないのならもっと楽しめるのではないだろうか。
関連記事
テーマ:日記
ジャンル:日記
コメント
うっっ、わたしも暴力的な映画は絶対だめなんだけど、「ちょい昔の香港か台湾みたいな雑多でごちゃごちゃしたノスタルジックな背景世界」ってやつがまずいじゃないの。うずうずしちゃうじゃないのさ、「クーロンズ」ファンには。あーー、どうしようーー!?
それにしても一年の最後の最後まで映画三昧とはさすがでございます。(これだったらいつものジャンルでコミケ行っててもよかったんじゃない?)
2007/01/01(Mon) 00:08 | URL | suika | 【編集
>うずうずしちゃうじゃないのさ、「クーロンズ」ファンには。

ふふふ。あれはなかなかようございましたよ。特に描線が手書きタッチなので非常に有機的で。

>これだったらいつものジャンルでコミケ行っててもよかったんじゃない?

いつものジャンルだと12月31日になるので、帰省するのが12月31日の夜になっちゃうんだよお。ま、その方が年末も押し迫った感が出てよかったかもしれないけど。
2007/01/01(Mon) 09:51 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック