プラットフォームカフェ
ここはどこでしょう?

新宿御苑の白もくれん 新宿御苑年間パスポート
今日はいいお天気だったので例によって花見に新宿御苑と皇居東御苑に行ってきました。この公園はどちらも桜の木の多さもさることながら桜の木の種類が豊富な場所なので、先月末からすでに色々な桜が咲いている。でも新宿御苑には都内随一という白木蓮の木があり、今時分はそれが丁度満開のはず。なお、新宿御苑では先日ついに年間パスポートを作ってしまいましたよ。

思えば……毎年の私の行動は、花見の季節だけ蠢いていて他の季節はひっそりとすごしていたのに、それが去年は映画「ハゲタカ」のせいで夏も秋も不穏な動きをしていたのだった。なんだか去年は通常の年の10年分くらいまとめて動き回っていたような気がする(遠い目)。だから今年はまあ、ひっそりとすごそうと思っているのだが。

新宿御苑の桜(アメリカ) 新宿御苑の枝垂れ桜
さて桜の方は、先月半ばには川津桜が満開、先月末には寒桜が、そして今週は寒緋桜があちこちで満開で、さらにソメイヨシノも開花し始めたようだ。写真左は新塾御苑の枝垂れ桜(左・まだ満開じゃありません)と、「アメリカ」という名前の桜(写真右)。桜が好きなうちの北海道の母からも「今、桜どうなの?」という問合せが入り、「そろそろ開花し始めたから、ちょうどあなたが上京する予定だった4月2日はいい加減の満開と散り具合だったのに、この日程でこれなくなって残念だったねー」と無駄に悔しがらせてみる(笑)。

新宿御苑のボケ 新宿御苑の椿
桜や木蓮以外にも今時分は木瓜(ボケ・写真左)や馬酔木(アシビ)などが満開、椿も散り具合が無惨で結構いい感じ。来週あたりは雪柳も満開だろうし、もうすっかり花見三昧だぜよ。そんな訳で新宿御苑でだらだら歩き回っていたらもう午後1時。せっかくここまで来たんだから今まで行った事がない場所に行ってみよう!

プラットフォームカフェ(村田さん) プラットフォームカフェのランチ
と言う訳で、携帯電話のナビウォークに「プラットフォームカフェ」と入力し、行ってきましたよ。ええ、一番上の写真は、映画「ハゲタカ」ファンの皆様にはおなじみの、村田さんの隠密調査場所、神田錦町のプラットフォームカフェ。土曜日は午後3時までの営業なのでちと道を急ぐ。最寄り駅は地下鉄東西線の竹橋駅だが、神保町駅から歩いても10分かからないし乗り換えもないし(新宿三丁目駅から乗車)、天気もいいので神保町駅で降りて歩く。プラットフォームカフェの向かい側にあるのは映画の中では銀行っぽい感じになっていたけど、何の変哲もないビルでした。外からちょっとオープンデッキの様子を伺って(笑)、店内に。

なお、村田さんはオープンデッキでミルクちゅうちゅうでしたが(ミルクを注文しようと思っていたのにすっかり忘れてたよ……)、今日の昼の風の強さから行ってオープンデッキで飯を食うなんて絶対無理。だいたい店内にもそこそこしか客がいないのに、あの強風の中、扉も閉じてあって誰もいないオープンデッキにわざわざ行くなんざ、何者??って感じだ。なので一応ランチを食べ終わった後で、お店のスタッフの方にお願いしてオープンデッキの方を見せていただく。そしたらスタッフの方が親切に色々説明して下さるのだ。なんでも昨日までは寒いのでオープンデッキにはビニールカーテンのようなものをかけて、ストーブをつけて使っていたのだという。では今日たまたま来てみたら映画通りの景色を見られるなんてラッキーだったのね。他にもオープンデッキでは20名は座れるとか、他のスペースも使えば今まで120名でのパーティをやったことがあるとか。うーむ。パーティ会場を探している幹事に見られたのか?

そして次の花見ポイントへ。この神田錦町に一番近いのは皇居東御苑のはずで、歩いて5分くらいで竹橋口(という名だったかどうか覚えてないけど)から入苑するはずが、うっかり見過ごしてしまいかなりぐるっと回って大手町口から入苑。今日は歩き過ぎだ。東御苑内をぐるぐると歩き回り、花だけでなく昔懐かしい人面魚みたいな鯉を見たり、今の吹上御所のあたりにあったのをここに移築したという昔風の建物を見て「江戸時代のプチトリアノン」などとつぶやいてみたりして、まったり花見。

さて、次は大崎アートビレッジ(映画「ハゲタカ」内のBWPとスタンリーブラザーズ調印場所)か、丸の内仲通、通称ナンパストリート(ドラマ「ハゲタカ」第3話で鷲津(大森南朋)が銀行を辞めた芝野(柴田恭兵)に対して「うちに来ませんか?」とお誘いしていた場所)か迷うが、東京駅丸の内周辺なら東御苑から歩いても近そう……などと(後から思えば誤った判断だったのだが)地下鉄駅構内の地図を見てナンパストリートを目指すことにする。

実はプラットフォームカフェは思いつきで行ってみただけだが、大崎アートビレッジとナンパストリートの方は予習済みちゃんと地図を持って来たのだ。東京駅に近づいて来たのでその地図を出そうとして……。ない。あれ? ないですよ、プリントアウトしたGoogleマップにはっきりと「映画「ハゲタカ」ロケ地マップ」と印字してあるあの恥ずかしい地図が!(笑)。うがあ、一体どこで落としたんだか。ごく普通の人に拾われるなり捨てられるなりするならいいのだが、ハゲタカファンにだけは拾われたくないぜよ(泣)。

地図がないからはっきりとはわからないが、場所は確か三菱銀行とみずほ銀行の間の通りで丸ビルの近くだったような。前回のデューデリツアーの時に、ドラマDVDとGoogleストリートビューをガン見して何とか特定した場所なのだ(Googleストリートビュー、本当に便利。ただし前回作った遠足のしおりに載せたナンパストリートの位置が少し違ってた)。なので丸ビル近辺をうろうろしてみるがそれらしい通りが見当たらない。だいたいここは建物が色々建て替わってしまっているのでドラマの時の面影はあまりないのだという。じゃあドラマ「ハゲタカ」にはほとんど萌えない私には見つけるのは無理かも。

とりあえずドラマ未公開シーンロケ地の丸ビルの中にだけでも入ってみるかあ。ここの35階の展望場所で鷲津と芝野が握手していたのだが、このシーン自体、私は本編に入ってなくてよかったと思っている場面なので、チラ見するだけですぐに出てしまう。もうすっかり歩き疲れちゃったのであともう少しだけ通りを見て見つからなかったらもう帰ろうと思って歩いてみると、おや、このビルは!? もしかして!?

ドラマ「ハゲタカ」ロケ地1(A') ドラマ「ハゲタカ」ロケ地2(B')
実は携帯電話の中に↓下の写真を入れておいたので、鷲津と芝野が立っている横の建物ではなく、その後ろの建物をガン見する。ここですよ、ここ、ここだったのかあ。鷲津と芝野の後ろ姿の写真(A)の右側の建物が今工事中で、建物が全くない(ただしGoogleストリートビューではこの建物をまだ見ることができる)。

ドラマ「ハゲタカ」第3話(A) ドラマ「ハゲタカ」第3話(B)
やっぱりさー、鷲津のおでこ、この時点でもう(略

ドラマ「ハゲタカ」第3話ナンパストリート
ちなみに場所はここ↑。芝野が正面を向いている写真(B)の右側の茶色っぽいビルがみずほコーポレート銀行、その向かい側が三菱UFJ信託銀行(芝野が出て来た方のビル)。ふふふ、やったぜ、見つけたぜよとほくそ笑みながら写真を撮り(工事中の作業員とみずほ銀行のガードマンにじろじろ見られたような気がするが、気にしない)、帰路についた私だが、あれ? 今日の目的は花見でした、よね?
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映画「ハゲタカ」の映画賞関連で、通りすがりさんから色々情報をいただいたので、他の情報と併せてまとめてみました(3月14日更新)。

*第64回日本放送映画藝術大賞映画部門(2010年1月7日発表、優秀賞の一般投票は3月10日まで、優秀賞の発表は3月14日午後12時~午後2時、その後同日(3月14日)午後3時より午後7時まで最優秀賞の一般投票受付、同日午後20時~午後22時に最優秀賞発表予定)
 優秀主演男優賞……大森南朋「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)
 優秀助演男優賞……玉山鉄二「ハゲタカ」
 優秀新人賞……高良健吾「ハゲタカ」
 優秀撮影賞……清久素延「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)
 優秀美術賞……花谷秀文「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)
 最優秀照明賞……川辺隆之「劔岳 点の記」「ハゲタカ」
 優秀録音賞……湯脇房雄「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)
 優秀編集賞……大庭弘之「ハゲタカ」
 最優秀音響効果賞……柴崎憲治「沈まぬ太陽」「ハゲタカ」
 
*2009年度TAMA映画賞(2009年11月28日発表)
 最優秀新進男優賞……高良健吾「南極料理人」「ハゲタカ」「フィッシュストーリー」「蟹工船」

*第34回報知映画賞(2009年12月22日発表)
 作品賞・邦画部門……「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)
 主演男優賞……大森南朋「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)
 助演男優賞……高良健吾「南極料理人」「ハゲタカ」ノミネート(受賞なし)

*第22回日刊スポーツ映画賞ファン大賞(2009年12月29日発表)
 ファン大賞・日本映画部門ベスト10のうち第7位

*2010年第34回エランドール賞新人賞(2010年1月22日発表予定)
 新人賞 男性……松田龍平「誰も守ってくれない」「ハゲタカ」他
 新人賞 男性……玉山鉄二「ハゲタカ」他ノミネート(受賞なし)

*第34回日本アカデミー賞優秀賞(2009年12月22日発表、最優秀賞発表は2010年3月5日)
 優秀主演男優賞……大森南朋「ハゲタカ」(最優秀賞受賞なし)
 優秀助演男優賞……玉山鉄二「ハゲタカ」(最優秀賞受賞なし)

*第52回ブルーリボン賞(2010年1月6日発表、各賞発表は2月16日)
 新人賞……高良健吾「南極料理人」「ハゲタカ」「蟹工船」他ノミネート(受賞なし)

*東京スポーツ映画大賞(1月20日発表)
 新人賞……高良健吾「フィッシュストーリー」「ハゲタカ」他ノミネート(受賞なし)

*第83回 キネマ旬報ベスト・テン(1月12日発表、表彰式は2010年2月7日)
 ベスト・テン……該当なし
 ・1位は「ディア・ドクター」と「グラン・トリノ」 09年キネマ旬報ベスト10(Yahoo!ニュース)

*第24回高崎映画祭(1月12日、映画祭開催は3月27日~4月11日まで)
 各賞該当なし

*第64回 毎日映画コンクール(1月20日発表、表彰式は2月8日)
 各賞該当なし

*第19回日本映画批評家大賞(未発表、3月31日頃発表?)

……こんなことばっかり書いてるから、ハゲタカファンサイトとか言われちゃうんだな(笑)。
(1月6日22時・記)
テーマ:映画
ジャンル:映画
*しつこいようだがとりあえず書いておきます。以下、映画「ハゲタカ」のネタバレがあります。ご注意。「ハゲタカ廃人的大人の遠足前編」の続きだが、収まりきれずに中編、後編になっちゃったよ……。

さて、三井記念美術館の「三井家のおひなさま展」会場(三井本館7F)からマンダリンオリエンタル東京ホテル37階のフレンチレストラン・シグネチャーに向かったのだが、当然、劉一華(玉山鉄二)が「彼、友達なのでいつでも通してあげて下さい」と言って入ってきた1Fエントランスをわざわざ通ってエレベータに向かう私達(私、nanakoさん、廃人某嬢)。うわっ、今日は大安なのか!? あちこちに本物の花嫁だらけだ。廃人某嬢が「明日ここでブライダルフェアがあって結婚式場が使えないから、今日に集中しているのでは」とトリビアを披露し、「へぇーー」と感心ひとしきり。

そしてエレベータに乗り込むものの、私はうすらぼんやりとしていたのでシグネチャは37階だったよなあとあやうくそのまま37階で降りるところでしたよ。しかし今回の"大人の遠足"の学級委員長であるnanakoさんがすかさず「もちろん38階ですよね」と宣言。そうだよ、あのシグネチャに行くのにまっすぐ37階で降りちゃ廃人じゃなかったよ。もちろん38階で降りて、守山(高良健吾)を連れて階段を降りた劉一華のように階段を降り、鷲津(大森南朋)が仁王立ちしていたウェイティングバーの前を通って、今度は正々堂々と(笑)、シグネチャの受付スタッフに名前を告げる。なお、nanakoさんと廃人某嬢がなかなか素晴らしいらしいという評判のトイレに行ってしまったので、私はこれまた正々堂々と、鷲津が仁王立ちしていたウェイティングバー(←しつこい)のソファに座って、二人を待つふりしながらしばし映画シーンに浸っておりました。しみじみ。

鷲津テーブル2
さて今回シグネチャに予約を入れるに当たっては色々非常に迷った。あの鷲津政彦と劉一華が座ったテーブルを予約をするにはどうしたらいいのか(←人生、他に考えることはないのか!?)。映画本編と特典映像を見る限りでは、場所は奥から2番目か3番目の窓際である。しかしシグネチャのテーブル構成がどうなっているのかさっぱりわからないため、もし奥のテーブル席が横に広がっていたら、「奥から3番目」なんて指定したら他のテーブルになってしまう場合もある。特典映像を見ると、配膳テーブルのような台と調理場窓口がある場所のすぐそばである。あの場所をなんと言って指定すればいいのか。うーん、わからん。結局シグネチャには「入って割りとすぐ左手側に配膳テーブルのような場所がありますよね? あの場所のすぐ近くの窓際のテーブルをお願いします」と、非常に意味不明なテーブル指定のお願いをしたのだった。ああ、小心者の自分が憎い……。

鷲津テーブル3 シグネチャ店内
そんな訳で当日私たちが通されたテーブルは一体どこになったのか!? ……テーブル指定を失敗してしまったよ、ママン……。確かに店の中に入って3番目くらいテーブルのそばに小さめのスタッフテーブルのような場所があったためにそこの横の窓際に通されたのだが、そこはもちろん鷲津テーブルじゃなかった……。鷲津テーブルはもっともっと奥だったよ……(写真参照)。「ま、今回は次にディナーで来る時のための下見ということで」とお茶を濁す私に、nanakoさんが「この席、絶妙なポジションにありますよ」と言う。「ここ、劉君の部屋のほぼ真上ですよ」「えーーーっ!?」と驚く私と廃人某嬢に今朝の予習の成果を見せてくれる。

劉一華の部屋1 劉一華の部屋2
そこにあったのは劉が部屋で祈りを捧げている場面の写真だったが、確かにその写真と同じ風景が私達の目の前に広がっていた。私たちの席から撮った写真と、映画場面の写真を並べてみたが、かすかにもう少し入口寄りの方がもっと正確に映画場面の風景と重なるが、建物の角度等がほぼ一致していて確かにここは劉一華の部屋の真上かも。

マンダリンからの俯瞰
さらに「ここから全部見下ろせるんです。日本銀行から、とうりゃんせ信号から、常磐橋門跡公園から、劉君が倒れた橋まで全部見られるんです。これは素晴らしい席ですよ」と感激のnanakoさん。なるほど、現在の鷲津テーブルだと映画と違って実は窓際にもうひとつ2人掛けのテーブルがあるために、この景色は楽しめないし多分そもそも気がつかない。また、ディナーでここに来た場合も真下のこの景色には暗すぎてきっと気がつかないだろう。私達、もしかしてラッキー?(笑)

さてここで頂いた非常に満足なランチとそのサービス、そして前日の日本アカデミー賞授賞式に出席してハゲタカメンバーをじかに目撃した廃人某嬢の話についてはnanakoさんのお宅でみていただいて(さっくり省略)、肝心の鷲津テーブルだよ。

シグネチャのランチのラストオーダーは午後2時30分、私たちが予約したのは午後1時、ランチメニューをゆっくりくつろぎながら(ま、他のお客様とは別なくつろぎ方だったかもしれんが)いただいていたらあっという間に3時になっていたのだが、なんと他のお客様が全然退けない。今まで散々傍若無人の限りをつくした私だが、さすがにごく普通にお客様がいるシグネチャ店内の写真を写すなどという暴挙はできない。これくらいの時間になれば客はいなくなるだろうと踏んでいたのに大誤算だ。しかしまあデザートやコーヒーなどもゆったりとサーブされるので私たちも図に乗っておしゃべりに話がはずみ……気がついたら周囲にほとんど客がいなくなってて、スタッフの皆さんはディナーの準備をし始めていたyo!

鷲津テーブル1
そんな訳で私達も退却準備に入ったが、他の客がほとんどいないのでスタッフの方にお断りして店内の写真を撮らせていただく(写真手前の4人席が鷲津テーブル)。また、店内のテーブル配置についてもお話を伺う。奥の壁の向こう側はセミプライベートルームになっていて(完全個室ではない)4人掛けテーブルが直列に三つ並んでいたので、プチ同窓会とか(ま、そんな同窓会に私が参加するようなことはないが)、大勢でのハゲタカ廃人宴会の時に利用するのもいいかも。

そして鷲津ポジションはこのセミプライベートルームの仕切り壁から2番目だったか3番目だったかのテーブル(鷲津テーブルばかり見ていたために今一つ自信がない……)。上に書いたように映画では窓際の2人掛けテーブルがない。思い切って「このテーブルを予約のときに指定したい時はどうお伝えすればいいでしょうか?」と聞いてみる。
「ここは……何かあるんですか?」
「ええ……っと(冷や汗)、去年の映画のときに使われた場所で……」
「それでしたら、ハゲタカの席で、と言っていただければ通じますので」
「あー……、なるほど」
それを言わずに済めば越したことはないんだよう(泣)。
「今までもそうおっしゃって予約されたお客様が何名もいらっしゃいます」
「あ、そうなんですか……。色々とご丁寧にありがとうございました」
拍子抜け。つまり、予約するときは、正々堂々と「ハゲタカ席、プリーズ」ですよ、皆さん! ……しかし、なんとか映画名を出さずに予約したいんだよう(泣)。ま、こんな中途半端な場所を指定している時点でミエミエだが。

非常に楽しくランチをすごしていたら、もう4時! おっと肝心の劉一華追悼祭りができなくなっちゃうじゃないか。と言うわけでその話は完結編(ハゲタカ廃人的大人の遠足 後編)に続く(笑)。
テーマ:日記
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三井家のおひなさま
*今更だがとりあえず書いておきます。以下、映画「ハゲタカ」のネタバレがあります。ご注意。

非常にアクティブな廃人であるnanakoさんのブログで、「三井家のおひなさま展」や「NHKハート展」の記事を読んだのは先月中旬の事だった。それぞれのイベントは前々からあるのはわかっていたのだが、何分にも片っ端からありとあらゆるものを忘れるもので、nanakoさんの記事を見て「そうそう、行っておかなきゃ」と思ってコメントさせていただき……そのまま忘れちゃってたよ……。このボケっぷり、本当になんとかしたいところだ。それが先週の月曜日、nanakoさんから「ご一緒にどうですか?」とお誘いがあって、じゃあこの際だから美術展鑑賞と一緒にシグネチャでのランチにチャレンジ! そしてもちろんこの時期なんだから劉一華追悼! ということで、私、nanakoさん、廃人某嬢という昨年11月の映画「ハゲタカ」デューデリメンバーで"怪しい廃人探検隊再び"、ですよ(笑)。

今回のコースは、大森南朋画伯の作品も展示される「NHKハート展」、三井美術館で開催されている「三井家のおひなさま展」、鷲津(大森南朋)と劉一華(玉山鉄二)が「ご一緒」なマンダリンオリエンタル東京ホテルのフレンチレストラン・シグネチャー、ちょうど今時分だった(まあ、撮影は2月下旬だが)劉一華in常盤橋門跡公園、そして近場の他の「ハゲタカ」ロケ地にも行ってみよー、である。

大森南朋個人には全く興味がなく、役者・大森南朋には多少の興味があるだけの私がなんで「NHKハート展」を見てみたいかとというと、実は大森南朋のイラストが結構好きだからだ。非常に味わいのある描きなれた漫画絵で、もっとこの絵を見てみたいという気になる絵なのである。そして三井家のおひなさま展は開催場所が三井本館の7Fにある三井記念美術館だが、もちろん映画「ハゲタカ」のロケ地であった三井本館3Fの会議室「オーク」(鷲津ファンド/TOB記者発表会場)や「サンクチュアリ」(BWP/TOB記者発表会場)を探検しに行くわけではない。これは純粋に私の「お人形趣味」の一環で見てみたかったものだ。

さらに本命・シグネチャのランチは税抜きサービス料抜きで5,000円から、ドレスコードも「スマートビジネス」と比較的敷居が低めなので(ディナーのドレスコードは「スマートエレガント」だよ)、いつの日かディナーで訪問する時のための下見も兼ねてのチャレンジである(シグネチャーでディナーって……もう、一体、どこまで行くのであろうか(遠い目))。

後はこの季節なので、常磐橋門跡公園で劉一華追悼祭り! 追悼なのにすでにお祭り気分なのは非常に間違っているような気がするが、そこは気にしない。

本当は映画「ハゲタカ」未公開シーンロケ地の「BAR MARBLE」(鷲津の背中がとんでもなかった場面)も行ってみたかったのだが、土曜日が休みなので断念。同じく未公開シーンロケ地の旧横浜地方裁判所陪審法廷(ライオンソース場面・法廷内)の一般公開は金曜土曜だが何分にも場所が神奈川の青葉台なので断念。未公開シーン東京国立博物館本館(裁判で敗訴した鷲津に記者が詰め寄り、キレた鷲津が「この国は腐っている!」と叫ぶ場面)は上野なので、まあデューデリ候補地にとりあえず入れておく(映画版ロケ地は mixi映画「ハゲタカ」コミュのロケ地情報を参照させていただいています。ありがとうございます)。

廃人某嬢からは他にも"ナンパストリート" (ドラマ第3話で銀行を辞めた芝野に対して、鷲津が「うちにきませんか」とお誘いしていた場所)はどう?とい提案があったので、地図をチェックする。ドラマDVDとGoogleストリートビューで、大体の場所を特定してみるが、残念ながらここはドラマ放映時から建物などが大きく変わっている場所らしく、背景のビルの形でなんとか目星をつけてみた。他にもドラマ版未公開シーン"いいディールだったなビル"(ラスト、鷲津と芝野の握手シーン)とか銀座水響亭(ドラマ第6話で鷲津が飯島に全財産の小切手を渡した店)など色々提案いただいて、いちいちチェック。だいたい「ハゲタカ」はドラマも映画も丸の内近辺のロケ地が多いのだが、それが軒並み土曜日休みだ。じゃあ他にどこを見にいくべか、とGoogle Mapと全国ロケ地ガイドをみながらチェック。そんな訳で今回の遠足のしおりを結局6日の朝3時まで作っていた相変わらずおバカな私だ。

そして3月6日(土)当日、天気は曇りのち雨。劉一華日和である。日本橋三越の「NHKハート展」会場内でうすらぼんやりと絵を見ていた私に、ひっそりと影の様に忍び寄る廃人某嬢、そして"遠足"なのでいつもよりも早く目が覚めてしまい予習のために映画DVDを見ていたらついつい色々見てしまって集合時間に遅刻してしまったと言う素晴らしい廃人ぶりを早くも発揮しているnanakoさんと合流して、今回のプチハゲタカツアー開始である。

「NHKハート展」を鑑賞後、三井本館の「三井家のおひなさま展」へ。三井家所蔵の美術品の数々、そしてこんまいところまで丁寧に作りこんであるお雛様を鑑賞し、格調高い所蔵品の数々に感心していたはずの私たち……。

「中延さんみたいですよね……」
ジジィの人形を見ながらつぶやくnanakoさん。
「え? じゃあお内裏様とお雛様は誰と誰になるわけ?」
「んーーー、まあ、鷲津と、由香ちゃんってことになるんでしょうねぇ……」
nanakoさんの答えに異議ありそうな廃人某嬢。
「あーー、お内裏様は鷲津と芝野って、言いたいのね?」
勝手に決め付ける私。
「私、そんな事、言ってません!」
「ま、「ハゲタカ」は女手が不足しているからな」
「まあまあ。鷲津と芝野さんそれぞれで並び立つってことで」
「そうですよ、そういうことですよ!」
「……あれ? 私たち、格調高くお雛様を見てたんじゃなかったっけ? なんでいつの間にハゲタカキャラでこんな会話に!?」

ま、廃人の業ってやつでしょうか(笑)。

(「ハゲタカ」で濁った目で(笑))夢中になってお雛様を見ていたらいつの間にやらシグネチャの予約を入れていた13時まであと15分と言うことに。(ハゲタカ妄想込みで?)思いのほか楽しく過ごせたために「もっと時間をとっておけばよかった」と後ろ髪を引かれつつ、いよいよマンダリンオリエンタル東京のシグネチャーへ。鷲津と劉一華の久しぶりの逢瀬(え?)の舞台だったシグネチャでのランチでさらにハゲタカトークに話が弾んだ私たちだが、その話は「ハゲタカ廃人的大人の遠足 中編」で。
テーマ:日記
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劉一華の梅1 劉一華の梅2
*もしかして日本アカデミー賞の授賞式とかを見て、これから映画「ハゲタカ」を見てみようかと思う方もいるかもしれないので、今更だが書いておきます。以下、映画「ハゲタカ」のネタバレがあります。ご注意。

先週の金曜日、とてもきれいに晴れていたので午後は会社をサボって梅を見に行ってきた。都内の梅の名所といえば宮内庁東御苑や小石川後楽園などであるが、仕事中に梅の名所のチェックをしている私に、同僚のY岡さんが言ったのだった。

「私も若い頃は花にしか目がいかなくて、花でも梅みたいな花には目が行かなかったものですけど、最近は梅もいいなあって思うようになってきたんですよ」
ちなみにY岡さんは先月42歳になったばかりだ。
「私も若い頃は桜ばっかり追いかけてきたけど、最近はしみじみ梅もいいなあって思うようになってきたのよ。やっぱトシのせいなの?」
「よく、トシをとるにつれて花から木に、木から石に目が行くっていいますよね」
「えーーーーーっ、私、最近花だけでなく樹木の木肌に目が行っちゃって、ついつい渋い木肌の写真を撮っちゃたりしているんだよね。もう、石に目が行く寸前かも!」

そのうち、このブログのトップ画像も石の写真ばかりになるかも(笑)。

さて会社を出て、東御苑は金曜日休みのため小石川後楽園で梅を堪能して、そのまま新宿御苑に行こうと思ったのだが、ふと、常盤橋門跡公園の梅を見るなら今日がラストチャンスかも、と思って東京駅のほうに向かったのだった。あの茨城県湖南省に行ってきた前日、まさか翌日そんなことになるとは全く思わずにただ常盤橋門跡に咲いていたのは何の花だったんだろうとチェックしに行き、(映画「ハゲタカ」の)劉一華が倒れたあの公園の花が梅であるのを確認していたのだ。

雨男である劉一華が倒れた日も土砂降りの雨だった。劉が初めてアカマGTを見た時の空のような晴れた空の方が、劉の追悼にはふさわしいような気がして、それで青空の下の劉一華の梅(←勝手に命名)を見たくなったのだ……(ここで引いちゃダメ!(笑))。

劉一華の梅3
劉一華の梅は八重の梅だったせいか、薔薇のようにも見える花だった。まあ、梅も桜もバラ科の植物なので、薔薇の親戚ちゃあ親戚なんだろうけど。でも梅なのにひっそり感があまりなくてでも芯が強い感じも漂わせていて、表面上はきらびやかで、でも寂しん坊で(笑)、小さい頃からの夢を持ち続けていた劉一華にはふさわしい花だったかも。

常盤橋門跡公園 常盤橋
そんな訳で常磐橋門跡公園で劉一華の梅を堪能し、明るい陽の下、相変わらずホームレスさんたちもいらっさる常磐橋を渡って地下鉄駅に向かい、じゃ新宿御苑に行こうかしらねと電車に乗ったら……ぼんやりしていたせいか乗る方向を間違ってしまったよ、ママン……。反対方向終点駅手前の新大塚駅で気がついたら3時半、新宿御苑は午後4時半閉園なのでいまから引き返しても間に合いません(泣)。じゃあしかたがない、井の頭公園の梅を見ることにしようと吉祥寺を目指したら子どもから「鍵を忘れたから家に入れない!」というおバカな電話が来て自宅戻りですよ。とほほ。

ま、とりあえず劉一華の梅をしみじみ堪能したので今回はよしとしておこう。ちなみにこの翌日にマンダリンオリエンタル東京のあのシグネチャで廃人の皆様とランチをしながらさんざんハゲタカトークをして、日本アカデミー賞授賞式に参加された廃人某嬢の話を聞いた後、あの常盤橋門跡公園で劉一華追悼祭りをした話はまた別記事で。
テーマ:日記
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近所のTSUTAYA
一昨日は小学校の保護者会があったので午後休を取って行って来た後、子どもに頼まれていたDVDを借りに近所のTSUTAYAに行ってきた。もちろん、DVDコーナーのハゲタカポジションをチェック。先々週の土曜日には新作ベスト30のうちの10位だったが、今週も10位をキープ。悪くない数字です(か?)。

なお、今回は「龍馬伝」ですさまじい存在感をアピールしている田中泯(吉田東洋役)が、ゲイの役をやっているらしいという「メゾン・ド・ヒミコ」を、まだ見てなかったので借りてみようと思って棚を見てみたら。……6、7本在庫があるのに全部貸し出し中! もしかして吉田東洋効果か? みんなやっぱり恐いもの見たさで見てみたいのか? 見れないとなるとますます見てみたくなるなあ。ちなみに近所のTSUTAYAのベスト30は以下の通り(カッコ内は先々週の順位)。でも、なんかこう、色々ビミョーな順位のような気も(笑)。

1.カムイ外伝(ごくせん)
2.南極料理人(カムイ外伝)
3.20世紀少年最終章(同)
4.ごくせん(南極料理人)
5.TAJOMARU(同)
6.しんぼる(同)
7.クローンは故郷をめざす(同)
8.山形アイスクリーム(同)
9.ディア・ドクター(同)
10.ハゲタカ(同)
11.戦慄迷宮(色即ぜねれいしょん)
12.いちごゼミナール(同)
13.守護天使(同)
14.東京少女(同)
15.カマチョップ(同)
16.ロス:タイム:ライフ ロックスター編(同)
17.のんちゃんののり弁(同)
18.神児遊助のげんきのでる恋(同)
19.ROOKIES 卒業(同)
20.アマルフィ(同)
21.色即ぜねれいしょん(ガマの油)
22.蟹工船(佐賀のがばいばあちゃん)
23.女の子ものがたり(ハルフウェイ)
24.ガマの油(蟹工船)
25.ハルフウェイ(ハイキック・ガール)
26.ぼくとママの黄色い自転車(インスタント沼)
27.引き出しの中のラブレター(大洗にも星はふるなり)
28.おとな り(同)
29.土俵際のアリア(同)
30.剣岳(同)  
テーマ:邦画
ジャンル:映画
茨城県湖南省5
茨城県湖南省に行く、というのは私的にはずっとネタ以外の何ものでもなかったのだが、昨日ついに行ってきてしまいましたよ。しみじみバカだなあと思いつつ、いや、まだ台湾(鷲津がやさぐれて隠居していた南の島)には行ってないから大丈夫、なんてつぶやいてみたりして(←重症)。

まあ当初はマンダリンオリエンタル東京ですらまったく興味がなかった私だが、それでもマンダリンは映画本編の中で鷲津が本当にいた場所(←ここ、突っ込まない)だったわけで、ロケ地デューデリもそれなりに納得できる場所であったと言えるわけですよ。しかし茨城県湖南省は、映画の中の湖南省を騙っている真っ赤なニセモノ(笑)。行ってみたところで茨城県龍ヶ崎市の田んぼでしかないんだしね。さすがの私もそこまで暴走はできねーなーと思っていたのだが。

ところが今年1月某日、幣ブログにコメントをくださるBOOKOさんが茨城県湖南省に行かれたときに撮影した写真を見て、この風景を自分で見てみたいと思ったのである。それは本当に何もない風景だった。まっすぐに伸びたあの道と晴れた青い空。アカマの車を見てそこに夢と希望を抱き続けたかつての少年が見た、そして鷲津が見たあの地平とあの空を、見てみたいと思ったわけですよ。実際には湖南省ではないけれど、鷲津が見つめたのはあの道だった……(ここで引いちゃダメよ(笑))。

まあ色々あって茨城県湖南省行きのプチツアーに便乗させていただくことになったのだが、天候不順で順延になったり(あのラストシーンは晴れでなくてはね)、雪が降って順延になったり(背景が雪景色ではね……)、私がいきなり五十肩になったため参加を取りやめにさせていただいたり(本当は五十肩じゃなくて肩石灰沈着性腱板炎というやつだが面倒なので五十肩っつーことで)とあって今年の湖南省行きはねーなと思っていた昨日の朝、詳細はさっくり省略させていただくが、いきなりこのプチツアーに参加させていただくことになったのである。何分にも本当にいきなりなのでまだ寝ている家族に何も言わず、「ちょっと旅に出ます。夜8時くらいまでには帰ります」という書置きだけを残して家を飛び出した不良(←死語)な私だ。

早速、電車の中で映画「ハゲタカ」の音声を聞き、携帯電話に落としておいた映画のラストシーンの写真を見て復習する。超・人見知りで超・出不精な私が、今日もまた、お会いしたことがほとんどない廃人の皆様と一緒に、ハゲタカごっこをするためについに茨城くんだりまで来てしまいましたよ(あー、茨城の皆さん、すまん)。

この日、常磐線佐貫駅に集合したハゲタカ廃人は、今回のとりまとめをしていただいたHさん始め、皆さん映画鑑賞回数も、ハゲタカ歴も、日本経済への貢献度(つまりどんくらい買い叩いてきたか)も私なんかは目じゃない濃~い面々である。ここからHさんのハゲタカシャトルバス(笑)に乗せていただいて湖南省にGO! BGMはもちろん映画「ハゲタカ」のサントラ盤ですよ。いやー、何を話してもハゲタカ台詞で成立するって……本当におバカだが、本当に楽しい。みんないい大人なのに!

そしていよいよ湖南省到着。あの小さな劉が、あの鷲津が眺めた、あの風景が目の前に広がる。何もかもがここから始まり、そして次の一歩もここから始まるのだ……。

…… とまあ、しみじみしたわけですが、後ろや前後を見渡したら倉庫みたいな建物や用水路みたいな川が流れているし、もっと後ろには普通の住宅街があって非常に日本の農村な風景だし、前方には龍ヶ崎飛行場があるために結構飛行機が去来していていたりするのだが、それはこの際目に入れない。心の目で見ろ!  Don't think,feel! ここでもハゲタカごっこに興じるいい大人の私たち。でもいいの、本当に幸せな湖南省のひと時だったから。もちろん、周囲に近隣の住民の方々がいなかったからこそできることで、もし誰かいたらさすがの私たちも道に迷った旅行者のフリか、あるいは不動産買収にかかわる関係者のフリでもしていたことだろう。ま、どっちも非常に不自然すぎというのはこの際置いておく(笑)。そしてあの一本道以外の場所(田んぼ)は私有地なのでもちろん足を踏み入れるのもNGですよ。

茨城県湖南省4
さてハゲタカごっこに興じた後は湖南省なので昼食は中華で(といってもあたりに店がなーんにもない場所なので他に選びようがないのだが)。そして次回バスで来た時のために最寄りのバス停の時刻表をチェック(次回っていつだよぉ!)。ここは1時間に1本あればまだましな方という陸の孤島化している場所だ。一人でここに来たら遭難しちゃうかも。その後はつくばみらい市のワープステーション江戸で「龍馬伝」のロケでも使われているお江戸セットを見学し(さっそく昨日の夜の「龍馬伝」で見てきたばかりの日本橋がでてきたぜよ)、JR駅前のファミレスでご休憩だ。ここで繰り広げられた会話の濃さには私もくらくらしてしまいましたよ。「ハゲタカ」の話だけであんなにも盛り上がれるなんてほかにはないよなあ。ああ、愛がありすぎる人たちってなんておバカでラブリーなんだ。

暗くなってきたところで「ROAD TO REBIRTH~a Chainless Soul~」と「His Wings」がBGMで流れるHさんの車で最寄り駅まで送っていただき、本日のプチツアーは終了。Hさん、本当にお世話になりました。そして特濃廃人の皆様、赤い車のU様、楽しい一日をありがとうございました。いやー、私なんか、全然まだまだだな(笑)。

p.s.汝ら狭き門より入れ、廃人に至る門狭く、その路も細くして、これを見出す人少なきかな。
テーマ:映画
ジャンル:映画
お台場シネマメディアージュ「ハゲタカ」
もう何回目の映画「ハゲタカ」鑑賞かなんて、すぐには出てこなくなっちゃったよ。えっとー、去年の暮に「ハゲタカ廃人日記」を出した時点で28回目(「ハゲタカ映画祭」を入れて29回目)と言っていてー、その後NHKのBS HiVisionでドラマ「ハゲタカ」の再放送があった翌日(1月10日)に三軒茶屋シネマで見て(「映画「ハゲタカ」29回目鑑賞(やっぱり無我の境地からはほど遠く)」)、それから1月15日の映画「ハゲタカ」DVD発売日の翌日に二日酔い状態でまた三軒茶屋で見て(「映画「ハゲタカ」30回目鑑賞(コメンタリーは罪なヤツ)」)、いまだかつてない雑念入りまくり状態にこれはまずいと思って次の週の水曜日にまた見たから、28+3+1で32回目(「ハゲタカ映画祭」入れて33回目)か? ……んー、なんだろう、自分でも呆れかえるこの数字は。ものには限度と言うもんがあるんじゃないのか?

まあ、そんな訳で32回目ですよ。日本アカデミー協会から優秀賞受賞映画上映のアナウンスがあった時に、やったー!と思ったのと同時に、一般人がこの上映を見ることは出来るのか?とか、一般人が座席を占拠してアカデミー会員が見ることが出来なくなったりしたら映画「ハゲタカ」の最優秀賞受賞の目がなくなったりするんじゃないか?などと思ったもんですが、まあ最優秀賞はハナからないから別にいいよね、とばかりにチケットをとりましたよ(廃人某嬢にとっていただいたのだが)。そして昨日会社を午後3時に早退してお台場シネマメディアージュに行ったわけですが。いやー、一般人が座席を占拠して……なんて杞憂だったよ。受付窓口のモニタにはまだ席があるとの表示が。おおおお? 午後16時20分(上映開始は16時30分)の時点で一体どのくらいの席が埋まっているんだ?と受付に聞いてみた。

「あの、「ハゲタカ」ってあとどれくらい席が残っているんでしょうか?」
「「ハゲタカ」でしたらまだ十分にありますから、お席は自由に指定できますよ」
「えっとー、具体的に、あとどれくらい席が残っているんですか?」
「70席くらいはあります」

オーマイガー! 座席数120足らずのスクリーンで70以上余っているですと!? 「ハゲタカ」、なんて不人気なんだ……。でもまあ、昨日のお台場シネマメディアージュのロビーはとんでもなく閑散としていたので、今回のこの上映企画自体お寂しいものなのかも(ふっ……)。みんな、折角2009年の名作映画が見られる機会なんだから、もっと映画を見ようよー。しかし上映スクリーンの座席に着いたらもっとお寂しい感じだった。多分30人はいなかったと思う。これじゃあキネ旬に無視されるのも仕方ないかあ(遠い目)。

そしていよいよ1ヶ月ぶりの映画「ハゲタカ」。1月は何分にも余計な情報(映画未公開シーンとかDVDの面白すぎるコメンタリとか)が多すぎて見ている最中もそこら辺が頭の中でグルグルしていて、純粋に映画を楽しむなどという観点からは程遠かったわけです。しかしこの1ヶ月通勤時にずっとあのDVDコメンタリを聞き続けていたらもうすっかり慣れたのか、今回はなんとほとんど余計なことを考えずに見ることが出来ました。おお、やっと無我の境地に近い気分で見ることが出来るようになったのか? 32回目(「ハゲタカ映画祭」を入れて33回目)にしてやっと!? ……すみません、今回は3箇所ばかりチェックを入れながらみてしまいましたーー。無我の境地へ至る道は遠く険しい……。

チェックポイント1箇所目は東洋テレビで三島由香(栗山千明)が「TOBです!」と叫ぶ場面、その後ろの壁にスケジュールボードが掛かっていてそこに日付が書いてあるのである。これが1/23なのか1/28なのかDVDではよくわからない。後に出てくる週刊誌の日付や、第4回の株主応募状況調査の日付(2008年2月11日)からいって1/23の可能性が高いのだがよくわからないので今回はガン見しました。……わかりませんでした(無念)。なおこの件についてはKさんより情報をいただいて、1/21だということが判明しました。何もかもが、この日から始まったんですね(しみじみ)。Kさん、どうもありがとう! やっぱブルーレイだぜ。

2箇所目は鷲津(大森南朋)が劉一華(玉山鉄二)からの伝言メッセージを受けとった後の、鷲津ルームで一人たたずんで折り返し電話をかける場面。ここの扉に「M.Washizu」という文字が入っているそうなのだが……何かあるのはわかりましたがはっきりとはわかりませんでしたーー(無念)。

3箇所目は劉一華絶命の地、常磐橋門跡公園前の樹に咲いている花が何か。桃か、梅か、杏か、花蘇芳か、花桃か(手前の黄色い花はまさかマンサク?)。……やっぱりわかりませんでしたが、多分ちょうど今時分なので近日中に公園に実際に行って見てみようと思いました。そろそろお花見日和だしね。

……と、この世で一番どうでもいい事はこの際置いておいて、久しぶりの大きな鷲津を堪能したぜよ。あーーー、やっぱりいいわーー。ここんとこ「ブラッディマンディ」(TBS、土8)を見ると非常に気分がささくれ立つのだが(だって毎週必ず誰かが死んでて必ず誰かが裏切っているんだもんっっ!)、「ハゲタカ」を見ると本当にホッとして癒されるわ~。「龍馬伝」(NHK、日8)の武市半平太みたいにキャラの行動の痛さや脚本の詰めの甘さに胸を痛めることもないし~。きっちりと職人さんが作り上げた作品を心行くまで堪能致しましたよ……。なんか今回初めて、劉の死を心から悼む事が出来たような気がするし、資本主義の荒野に旅立とうとする鷲津が背負ったものの重さに息苦しくなってきたような気がしたんですよ(もしかして本格的にヤバイ方向に来ているだけなのか?(笑))。だからあともう1回、あともう1回スクリーンの鷲津を見せてくれーーーー!

さて見終わった後、私、Mackyさん、廃人某嬢の3人で新橋に向かう。なんと今回のメンバーが映画「ハゲタカ」を見た回数は、某嬢12回、Mackyさん18回、そして私が33回である。Mackyさんが「大バカ、中バカ、小バカですね」と言っていたが、普通の人からしてみたら3人とも開いた口が塞がらないバカなのには変わりがない。そしてこの3バカトリオは「じゃ、せっかくなので」と映画「ハゲタカ」のロケ地「第一ホテル東京」で少ししみじみした後、「ここから近いし」とドラマ「ハゲタカ」ロケ地の「とん太」で(少し早いけど)、某嬢とMackyさんは大森南朋の、そして私は鷲津の誕生日を祝って乾杯したのだった。いやー、今さら言うまでもないけど……バカですね(笑)。
テーマ:映画感想
ジャンル:映画
京都の祇園会館での上映も昨日で終ってしまいましたね。今月は今のところ2月17日(水)16時30分からお台場シネマメディアージュでの上映だけのようです。(2月6日現在)。平日の昼間だよっ!

 ・日本アカデミー賞優秀賞受賞記念上映会 優秀賞受賞作品「ハゲタカ」(チケットぴあ)
 ・第33回日本アカデミー賞・優秀賞受賞作品上映会につきまして(日本アカデミー賞協会)
 ・お台場シネマメディアージュ スクリーン12(お台場シネマメディアージュ)

まあね、一般人ばかりが席を占有して、投票権を持っているアカデミー会員が「ハゲタカ」を見られなくなったりしたら大森南朋や玉鉄の最優秀賞受賞の目がなくなる可能性が高くなるからやめたほうがいいかな? と一瞬思いましたが、最優秀賞はきっと、「ゼロの焦点」(作品賞以下、11部門受賞)、「沈まぬ太陽」(作品賞以下、12部門受賞)、「ディアドクター」(作品賞以下、10部門受賞)、「劔岳 点の記」(作品賞以下、11部門受賞)が鉄板だよね(遠い目)。

チケぴはすでに2月17日分の受付を開始してますが、まだ楽勝で購入出来るようです。しかも入場料金は1,000円とお得(チケぴは1,200円)、さらにお台場シネマメディアージュは鑑賞設備も非常に充実しています。先月の三軒茶屋シネマのような目にあうことはないものと思われます(笑)。
テーマ:映画
ジャンル:映画
映画「ハゲタカ」のキャストだなんて、今更言うまでもない訳ですが。まあ、自分の覚え書きとして。なお、不明の所でわかるところや追加などがありましたら、タレコミよろしくお願い致します。ところで毎朝、映画「ハゲタカ」か、映画「ハゲタカ」コメンタリのどちらかを聞きながら通勤しているのだが、今更ながらこの映画って声がいい人が多いよね。
(2010年2月11日更新)
鷲津政彦
鷲津ファンド代表・鷲津政彦(大森南朋)
*大森南朋所属事務所ブログ:《apa blo.》

村田丈志
鷲津ファンド社員・村田丈志(嶋田久作)
*嶋田久作ブログ:猫可愛がり。だからダメなんだ
村田さんの成田行きは2009年2月2日、台湾ロケは3月3日~3月7日まで、そして映画「ハゲタカ」の打ち上げが2009年3月20日だったというのもわかります(笑)。

中延五郎
鷲津ファンド社員・中延五郎(志賀廣太郎)
*所属事務所プロフィール:レトル letre

アンナ
鷲津ファンド社員・アンナ(Emma Howard)
*紹介会社プロフィール:Emma Howard
Emma Howardさんはナレーションの仕事も多いようですね。

若槻猛
鷲津ファンド社員・若槻猛(野村修一)
*所属事務所ブログ:ZACCO

ブランク(100×100)
鷲津ファンド社員・リンダ(Maria Theresa Gow)
*Gowオフィシャルウェブサイト:Maria Theresa Gow Official web site!
「ハゲタカ」撮影関連記事(おはよーSUN♪


劉一華
ブルー・ウォール・パートナーズ代表・劉一華(玉山鉄二)
*玉山鉄二公式サイト:TETSUJI TAMAYAMA official website

李克仁
ブルー・ウォール・パートナーズ社員・李克仁(貴島功一朗)
*貴島功一朗ブログ:KOU's Blog

孫
ブルー・ウォール・パートナーズ社員・孫(明日嘉)
*明日嘉ブログ:Asuka's blog

張健祥
ブルー・ウォール・パートナーズ社員・張健祥(中村譲)
*中村譲オフィシャルブログ:Joe Nakamura Official Blog

ジム・ブラウン
ブルー・ウォール・パートナーズ社員・Jim Brown(Christopher Pellegrini)
俳優データベース:IMDb

宋青雲
CLIC社長兼最高経営責任者・宋青雲(不明)

李家鴨
CLIC副社長・李家鴨(不明)


芝野健夫
アカマ自動車執行役員・芝野健夫(柴田恭兵)
*柴田恭兵ファンサイト:We love Kyohei

古谷隆史
アカマ自動車代表取締役社長・古谷隆史(遠藤憲一)
*遠藤憲一公式ウェブサイト:遠藤憲一

青木取締役
アカマ自動車役員・青木(浜田晃)

デイビッド・ブラックマン(スタンリーブラザース証券)
アカマ自動車ファイナンシャルアドバイザー・David Blackman(Gregory Pekar)
*俳優データベース:IMDb

ウォールームメンバー島津
アカマ自動車ウォールーム戦略策定チームリーダー・島津明弘(大迫一平?)

ウォールームメンバー佐藤
アカマ自動車ウォールーム事実調査チームリーダー・佐藤卓(不明)

ウォールームメンバー赤井
アカマ自動車ウォールーム株価分析チームリーダー・赤井美佐子(藤本喜久子?)

ウォールームメンバー
アカマ自動車ウォールーム情報統括チームリーダー・不明(不明)

守山翔
アカマ自動車派遣労働者・守山翔(高良健吾)
*高良健吾公式ページ:KENGO KORA OFFICIAL WEBPAGE


三島由香 
東洋テレビニュースキャスター・三島由香(栗山千明)
*栗山千明オフィシャルウェブサイト:CHIAKI KURIYAMA OFFICIAL WEBSITE

野中裕二(東洋テレビプロデューサー) 
東洋テレビプロデューサー・野中裕二(小市慢太郎)
*小市慢太郎ブログ:思い立ったが吉日

柴崎大輔(東洋テレビディレクター)
東洋テレビディレクター・柴崎大輔(脇崎智史)
*脇崎智史オフィシャルブログ:Tomと脇あぃあぃ


西野治 
西乃屋旅館社長・西野治(松田龍平)
*松田龍平offical website:Ryuhei Matsuda

西乃屋の猫
西乃屋の猫

飯島亮介(MGS銀行頭取)
MGS銀行頭取・飯島亮介(中尾彬)
*所属事務所プロフィール:中尾彬

通り魔
通り魔(滝藤賢一)
*所属グループ?ブログ:太田真博とガノンフィルムズ

スタンリー坂本
スタンリー・ブラザース証券日本支社社員・坂本(津田健次郎)
*津田健次郎公式ページ:TSUDAKEN.COM
*津田健次郎ブログ:TSUDAKEN BLOG

ドバイの王子
ドバイの王子(Essam Saad)
*所属事務所プロフィール:Essam Saad

ドバイの王子の通訳
ドバイの王子の通訳(Machael McAteer)
*オフィシャルウェブサイト:Machael McAteer Official website

クラリス
ホライズン・インベストメントワークス代表・Albert Claris(Ian Moore)
*紹介会社プロフィール:Ian Moore

チビ劉一華
子ども時代の劉一華(湯山敦紀?)

謎の銀行員
村田さんの協力者(不明)

ブランク(100×100)
記者・安田(大塚ヒロタ)
*大塚ヒロタブログ:All for Your Smaile


リアル劉一華
中国湖南省在住の劉一華(不明)

横分け
中国湖南省の現地ガイド(不明・通称・横分け)


裁判長
裁判長(石丸謙二郎)
*石丸謙二郎オフィシャルウェブサイト:石丸謙二郎オフィシャルウェブサイト
*石丸謙二郎オフィシャルブログ:ハゲタカ関連の記事(「裁判所」)
テーマ:映画
ジャンル:映画
映画「ハゲタカ」オーディオコメンタリー
見に行きますよ、「ハゲタカ」を……三軒茶屋までね……。

さて前回1月10日の29回目鑑賞では雑念だらけで無我の境地とは程遠かったと書いたが(参照:1月11日「映画「ハゲタカ」29回目鑑賞(やっぱり無我の境地からはほど遠く)」)、今回はどうだったのか。ちなみに見に行ったのは1月16日(土)で、実は前日に某所で発売されたばかりの映画「ハゲタカ」のDVD鑑賞会があり、オーディオコメンタリーを90%がた見たところで終っていた。なぜ全部じゃなくて90%なんだというと、まあ大人の事情だ。そんな訳で、まあ、見る前から前回よりもさらにパワーアップして雑念だらけなのはわかっていたのよ……。

いや、この日は雑念だらけで見られないとかなんとかいう以前に午前中から二日酔いだった(←ダメ社会人)。前日のDVD鑑賞会の時にワインをちょっと飲んだだけだったのだが、何せ人見知りが激しいため(これが本当なのよ。ここに書いている失礼極まりない文章からは想像できないと思うが)、初めてお会いする方々ばかりの場所で緊張していたのか、DVD鑑賞時は特にそんなには酔っ払ってなかったのに、翌日は完全に二日酔いで青息吐息ですよ……。くーーー、ワインたった6杯で二日酔いか……弱くなったもんよのう。若い頃にスポーツをやっていた人が年をとってから同じような気分でスポーツやったら怪我をする、ってやつか? しかたなく二日酔い対策で味噌汁をがぶ飲みする。

そして二日酔い症状も大分緩和されたので三軒茶屋に向かうが、家を出るときに子ども(11歳)に「どこに行くの?」と聞かれたので「渋谷と三軒茶屋」と答えた所、「えーーーー、渋谷って若い人が行くところでしょ!」って言われちまったよ……。ごめんよ、気は若いんだよ。そういえば前回のイベントの時は「誰と会うの?」と聞かれて「インターネットのお友達」と答えたら、「お母さん、殺されちゃう!!」と言われたんだったな……(2009年11月26日「映画「ハゲタカ」25回目鑑賞(聖地・池袋を目指せ)」)。

そんな訳で三軒茶屋シネマに到着し、昭和感を目一杯満喫出来るレトロなシートに腰を下ろす。さて私は映画を見る時は、体調がなるべくいい時にトイレ等もちゃんと済ませて、おなかも腹八分目、空腹でも満腹でもないという万全の体制で望んでいるのだが、この日は何分にも二日酔い明けである。万全とは言いがたく一抹の不安があったのだが、だが映画「ハゲタカ」にはかえられない。そして例によって東宝のロゴとnepのロゴが映し出されて映画が始まったのだが。

……うわーーーっ、なんてこったい、頭の中で昨日聞いたコメンタリーが場面場面でリピートしちゃっているよっ! 南の島でやさぐれている鷲津(大森南朋)のところに芝野(柴田恭兵)がやってきた場面も「ビーチでスーツという芝野のダンディズムが」とか「近っ、近っ」と大森南朋のコメントが響いているし、マンダリンで劉(玉山鉄二)を待ち伏せしている鷲津の場面でも「愛想、悪っ」という玉鉄のコメントが、NYホライズンシーンでも「この拍手、アドリブなんですよ、よかったです」という大友Dのコメントがいちいち思い出されて、無我の境地どころか雑念煩悩だらけの鑑賞に!(泣)。

さらに、そうこうしているうちにおなかの調子がどうも良くない状況に。たまに二日酔いの時に下痢気味になることがあるのだが、まさか「ハゲタカ」を見ている時にこんなことになろうとは。映画「ハゲタカ」に関しては、鷲津政彦甘党疑惑を追求してみたり、TOBに応募してみたらどんな感じになるかとか妄想してみたり、劉一華の眼鏡について考察してみたり、酔っぱらって見て寝ちゃうとか、超満員で椅子に座れなくて床に座って見たり、色々あったけど、見ている途中でトイレに行きたくなったのは初めてだ。うーむ、新機軸?(←バカ過ぎ)。

さて場面はドバイ、ステーキ8皿の「誰かになるんだ」場面、「いいからまわせ」の玉鉄ドS場面と流れてゆく。仕方がない、トイレに行くなら今がチャンス! と言う訳で守山(高良健吾)のデモシーンでシアターを抜け出してトイレに駆け込んだ私を許してくれ。しかも古い設備のトイレなので映画の音がガンガン聞こえてくるし、反対にトイレで水を流す音ももしかしてシアター内に聞こえているかしらと多少気が引けたものの流さない訳にもいかないので、守山のデモシーンだからいいっかあとやっちまった私だ。いつもごめんよ、守山くん。

何度もトイレに駆け込むことになったらさすがに嫌なのでしばらく席につかずにおなかの状況をうかがいながら立ち見をする。どうやらもう大丈夫のようなので席について鑑賞続行。しかし、頭の中ではまたもやコメンタリが……。あのコメンタリを聞いて、無心に見ようだなんて不可能だったよ、ママン……(泣)。でも幸いな事に(?)この時点でコメンタリは劉からの電話を受ける鷲津場面までしか聞いていなかったために、この場面以降はやや普通に見ることができました。いかんよなあ、こんなことじゃ(遠い目)。

とかいいつつこの日はこのあと、某所で特定少人数による映画「ハゲタカ」DVDコメンタリ鑑賞会をやった私だ。反省ナッシング。
テーマ:最近見た映画
ジャンル:映画
映画「ハゲタカ」DVD用01
相変わらず本編はまだ見ていません、映画「ハゲタカ」DVD。見る事、できんのかなー(遠い目)。まあ正確には通して普通のスピードでは見ていない(笑)。マンダリンナイトの翌日の新聞スタンドの新聞の日付をチェックしたり(2月14日だった。つまりマンダリンナイトは2月13日っつーことだな)、鷲津ファンドルームにおいてある卓上カレンダーの日付を何度も止めてみてチェックしたり(話の内容からいって3月のはずなのにどう見てもカレンダーは2月っぽかった)、鷲津ファンドルームのホワイトボードに書いてあったアカマ自動車の最初の株価が1,000円だった(通常株価?1,000円、30%のプレミアムで1,300円)のを確認したりして、本編をちゃんと見てない私を許してくれ。そしてブルーレイだったらここらへんの文字がすっごいはっきり見えるだろうな、いいなあぁやっぱりブルーレイは、と相変わらずの本末転倒ぶりです(泣)。

そんな訳でDVD特典映像のうち未公開シーン編ですよ。ネタバレなので折り畳みます。それにしても公表されているスチール写真、未公開シーンのものが結構多いぜよ。
テーマ:映画DVD
ジャンル:映画
映画「ハゲタカ」DVD
実はまだ本編は見てないのだが、コメンタリはDVDコメンタリ鑑賞会に2回参加、および自宅で2回再生して聞いて(見て)いる。その時に本編の音が小さいので字幕をつけてみているのだが、今回この字幕には著しく不満だ。「ハゲタカ」は映画上映時につけられていた字幕が本当に優秀なのだ。

・2009年07月08日「映画「ハゲタカ(字幕版)」5回目鑑賞
・2009年09月22日「映画「ハゲタカ」21回目鑑賞(深谷シネマは遠かった編)

上記記事でも書いたが、映画上映時の字幕もまた、「ハゲタカ」という作品の一部といってもいいくらい素晴らしいものだった。画面に表示される単語や文字の一つ一つが選び抜かれたもので、しかも作品世界を本当に投影しているものだった。例としては(上記記事でも書いたが)、一番最初に表示される「(風の音)」という文字と、一番最後に表示される「(風が鳴る音)」という文字である。どちらも同じ背景映像で表示され、背後に流れる効果音は(多分)同じである。しかし違って表記されるのは何故なのか。その違いはそこに、風の音を意識して聞いている人物がいるかいないかの違いである(つまりそこで風が鳴る音を聞いているのは、鷲津なのだ)。この違いは大きい。そしてこの言葉選びのセンスの鋭さには脱帽なのである。

しかし、今回このDVDについている字幕はごく普通の、外国語映画についている日本語字幕とほとんど同じで、台詞しか載ってないのである。しかも、たまに実際に言っている台詞と違っているし。最初、喋っているスピードと、表記されている文字を読むのではスピードが違うから省略して短縮表記するのもしかたがないか、と思ったのだが、よくよく考えてみたら、映画上映時についていた字幕はほとんど喋っていた台詞と同じ台詞が表示されていたのである。そしてそれは特に長過ぎるということもなく、自然に目に入って来ていた。さらに映画上映時の字幕では効果音、音楽、説明文字表記等が追加されていて、普通の外国語映画についてくる日本語字幕よりは格段に情報量が多かったのである。でも文字が多すぎて読み切れないということは全くなかった。

今回本編に字幕がつくという情報はかなり楽しみして待っていたのに、こんな字幕だったとは!! 映画上映時についていた字幕をどうしてつけてくれてないんだーーー。普通の人にはあんな字幕は必要ないというのなら、字幕を2種類つけて選べるようにしてくれたらよかったのに。あんな秀逸な字幕はないのに、もう見る事はできないのか。くーーーー、残念。
テーマ:邦画
ジャンル:映画
映画「ハゲタカ」オーディオコメンタリー
さんざん大騒ぎして、台詞集を載っけたり、デューデリしたり、宴会やったり(関係ないか)、同人誌作ったりカウントダウンしたりして待ち続けていた映画「ハゲタカ」のDVDが14日に届いた。映画は映画館で観る主義である私は、あまりDVDを見たり買ったりということはしないのだが、やはり映画「ハゲタカ」は別である。また、手元に届いてもじっくりと見る時間がないためにほとんど見られない可能性の方が高いのだが(実際に今日の時点でまだ本編をみていない)、やはり映画「ハゲタカ」は別である(←しつこい)。

さて、映画「ハゲタカ」のDVDにオーディオコメンタリーがつくと判明した時の、当方の狼狽振り(笑)を覚えてらっしゃる方もいると思うが、あの時は本当にびっくりしたのである(2009年10月2日「映画「ハゲタカ」DVD特典情報その1」)。「ハゲタカ」は常に説明不足の作品である。じっくりよーーーーく見ていれば行間に盛り込まれているものや暗喩などに気がついて多少の解釈はつくが、それでもはっきりとわかるわけではない。しかも後から作品のそれぞれの場面に対してのいい訳がほとんどないために(出演者が病気で撮影延期になったとか、社会状況激変のために台本を大幅に書き直した、などというような製作背景の説明はあるが)、これまたわからないことが色々ある作品である。

その背景や説明や撮影秘話、エピソードはもちろん聞きたい。しかしヘタなコメンタリで「ハゲタカ」世界やキャラを破壊されたくはない。もちろんあれだけの作品を作ったスタッフなのだから、わざわざ自分たちの作品世界を壊すようなことはないとは思うが、どんなものになるのか全く見えてなかったのでオタオタしまくりだったよなー。まあ、ドラマ版の出演者インタビューを見てたら、特に大森南朋などは鷲津の衣装を着ていても「鷲津」の魂が入ってなければ本当にただのコスプレにしか見えないというのがわかったので、徐々に「コメンタリ、楽しみかも」になってきたのだが。

さてそのコメンタリだが、聞き終えての一番の感想は、「この世で最強のハゲタカ廃人は、大友監督である」に尽きる(笑)。以下、ネタバレになるので、一応折り畳みます。
テーマ:日本映画
ジャンル:映画
カウントダウン0

8 7 6 5 4 3 2 1 0

テーマ:邦画
ジャンル:映画